フォルダとディレクトリは何が違う?
Linuxではフォルダのことをディレクトリと呼ぶことが多いです。
👉 世界の呼び方が違うだけ、ということを納得して進めるようになるのが今回のゴールです。
📖 結論:呼び方が違うだけ、中身は同じ
WindowsやMacで「フォルダ(folder)」と呼んでいるものを、Linuxの世界では「ディレクトリ(directory)」と呼びます。
これは、Linuxの方が古くからあるOSで、「フォルダ」という言葉が生まれる前から「ディレクトリ」と呼んでいたからです。あとからWindowsが「フォルダ」というやさしい言い方を作りました。
🗂 言葉の使い分け
- マウスで操作する画面の話 → 「フォルダ」と言うことが多い
- ターミナルで操作する話、命令を書く話 → 「ディレクトリ」と言う
- この教材ではこれから 「ディレクトリ」でそろえます。
フォルダもディレクトリも「箱」のこと、と覚えておけば混乱しません。
🔬 ターミナルで「箱」の名前を確認
pwd を打つと、いま自分が入っている「箱」(ディレクトリ)の名前が表示されます。これが Linux の流儀です。
🧠 できるようになること
- GUIで見える「フォルダ」と、ターミナルで見える「ディレクトリ」が同じものだと知っている
pwdの役割を、結果の例から確かめられる- 練習用ディレクトリの中で安全に試せる
🧰 用意するもの
- このページの「🖥 れんしゅうターミナル」(練習用ディレクトリ
linux-tanken入り) - キーボードで英数字と記号を入力できること
🖼 ターミナルの見本
このコマンドを実行すると、こんな結果になります(環境によって少し違うことがあります)。
📺 実行例
$ pwd /home/tanken/linux-tanken
⌨️ 今日のコマンド
Terminalれんしゅうターミナル
pwd🚀 やってみよう
- 下の「🖥 れんしゅうターミナル」をクリックします。
cd ~でホームに戻り、pwdでホームの絶対パスを確認します。pwdと入力してEnterキーを押します。- 結果の中で「ディレクトリらしいもの」「ファイルらしいもの」を1つずつ口に出して挙げます。
💡 探検ポイント
ls -l の行頭の d はdirectory、- は普通のファイル。1文字で見分けられる。
🎮 チャレンジ
ls -lで、ディレクトリ(d)とファイル(-)の数を数えよう。- 今いる場所にディレクトリを1つ追加して、もう一度
ls -lで見てみよう。
📝 ふりかえり
- ファイルとディレクトリの違いを、絵で描けるとしたらどう描く?
ls -lの最初の文字 d と - はどっちがディレクトリ?- 今いるディレクトリの中で、ファイルとディレクトリはどちらが多かった?
❓ うまくいかないとき
- command not found → コマンド名のスペル確認。Tab補完で打ち間違いを防げる
- No such file or directory →
lsでファイル名・パスを見直す - 画面が固まった →
Ctrl + Cでコマンドを止める - 画面が乱れた →
clearまたはCtrl + Lで整理する
👨👩👧 おうちの人・先生へ
この回はLinux初級の安全な操作範囲です。困ったときの対処として「直前のコマンド」「画面に出たメッセージ」をメモしておくと、次回の質問がスムーズになります。
