そもそもGoogle Cloudとは
Google Cloudは2008年に始まり、Googleが自社の検索エンジン・YouTube・Gmail・Mapを運営するために作った巨大インフラを、外部企業にも開放したサービスです。
クラウド市場ではAWSやAzureと並ぶ主要サービスの一つで、特にAI、データ分析、コンテナ技術の分野で強みがあります。Googleは検索、YouTube、Gmailのような巨大サービスを長年運用してきたため、大量データを高速に扱う技術に強い会社です。企業の採用事例は変わることがあるため、最新情報は各社の公式事例で確認するのが確実です。
GCPの代表的なサービス
特にBigQueryは「数億行のデータを数秒で集計できる」と評判で、データ分析を行う企業にとってはGCP最大の魅力。Vertex AIはGoogle製のAIモデルGeminiを呼び出すための基盤で、ChatGPTのGoogle版を使うイメージです。
GCPが使われている場面
身近なサービスではメルカリ・PayPay・任天堂アカウント・Spotifyあたりが代表例。日本のIT系スタートアップで、特に「データを大量に扱うサービス」が選ぶ傾向があります。
中高生におすすめの使い方
GCPには無料枠や新規アカウント向けのクレジットが用意されることがあります。内容は変更されるため、始める前に公式ページで期間、金額、課金条件を確認しましょう。クレジットカード登録が必要な場合は、必ず保護者と相談し、予算アラートを設定してから触るのが安全です。
初心者におすすめなのは「Cloud Shell」を触ってみること。ブラウザを開くだけでLinuxの黒い画面が立ち上がり、無料でPythonやコマンドを試せます。「Linuxを触ったことがない」という人の最初の一歩として、これ以上手軽な方法はありません。
もう一つのおすすめは、BigQueryの公開データセットを眺めることです。自分でサーバーを立てなくても、サンプルデータにSQLを投げて「クラウド上でデータを調べる」体験ができます。AIに興味がある人は、Vertex AIやGemini APIのドキュメントを読むだけでも、AIアプリがどのようにクラウドとつながるかが見えてきます。
気をつけたい落とし穴
- 無料トライアルは期間やクレジット上限がある。有料アカウントへアップグレードした場合は課金対象になるので、公式条件を必ず確認する
- BigQueryは「クエリ1回でGB単位」の料金が発生することがある。試すときはサンプルデータで
- サービス名や画面が頻繁に変わる。古いチュートリアルが使えないことがある
将来どう役立つ?
GCPはAIとデータ分析が強いため、データサイエンティスト・機械学習エンジニアを目指す人にとっては特に重要なクラウドです。Geminiが搭載されたAIアプリ開発はVertex AIから始まるので、AI開発者を目指すなら早めに触れておくと有利になります。
データサイエンティスト、機械学習エンジニア、Webエンジニア、クラウドエンジニアのどの道でも、クラウド上でデータを保存し、処理し、AIへ渡す考え方が役立ちます。最初はCloud Shellや公開データセットから入り、課金が発生する大きな実験は後回しで十分です。
今日からできること
- 保護者と相談し、Google Cloudの無料トライアル条件を確認してアカウントを作る
- Cloud Shellを起動して、ブラウザ上のLinuxを触ってみる
- Vertex AIでGemini APIを呼び出し、簡単なAIプログラムを動かす