PC初心者が覚える設定5選

新品のPCを箱から出して電源を入れると、たくさんの設定項目があって戸惑います。とはいえ全部を覚える必要はなく、最初に押さえたい設定は限られます。この記事では、初心者が最初に確認したい5つの初期設定を紹介します。

まず押さえる5つの設定

新品PCで最初に開きたい設定画面(Windows / Mac別) 優先度=設定しないと困る度合いの目安 設定項目 Windowsでの場所 Macでの場所 優先度 OSアップデート セキュリティ修正を入れる 設定 → Windows Update → 更新プログラムのチェック システム設定 → 一般 → ソフトウェアアップデート ★★★ サインイン認証 PIN・指紋・パスワード 設定 → アカウント → サインイン オプション システム設定 → Touch ID + プライバシーとセキュリティ ★★★ バックアップ クラウド同期 or Time Machine OneDrive アプリ → デスクトップ・書類を同期 システム設定 → Apple ID → iCloud Drive ★★ 電源・スリープ 画面オフ/スリープ時間 設定 → システム → 電源とバッテリー システム設定 → バッテリー + ロック画面 ★★ スタートアップ整理 起動が重い時に見直し タスクマネージャー Ctrl+Shift+Esc → スタートアップ システム設定 → 一般 → ログイン項目と機能拡張 ★
図1:最初に見直したい5つの設定とOS別の場所。★★★は初日に必ず、★★は1週間以内、★は気になったら

① 電源管理

ノートPCならバッテリーを長持ちさせるため、画面の明るさとスリープのタイミングを見直します。Windowsは「設定→システム→電源とバッテリー」、Macは「システム設定→バッテリー」。たとえば、しばらく使わなければ画面オフ、さらに時間が経ったらスリープ、という流れにします。電源接続時とバッテリー使用時で設定を分けると使いやすくなります。

② OSアップデートの確認

新品でも工場出荷から時間が経っていることがあり、最初に更新が必要な場合があります。Windowsなら「設定→Windows Update→更新プログラムのチェック」、Macは「システム設定→一般→ソフトウェアアップデート」。セキュリティ修正や不具合修正が含まれるため、初日に一度確認してから本格的に使い始めるのが安全です。

③ バックアップの設定

Windowsなら OneDrive、Macなら iCloud Drive、または Time Machine が使えます。デスクトップとドキュメントフォルダだけでも自動でクラウドへ同期する設定にしておくと、PCが壊れた時にデータを戻しやすくなります。学校のChromebookも、Googleアカウントに保存されるデータと本体だけに残るデータを分けて理解しておきましょう。

④ セキュリティ設定

パスワードまたはPINを設定します。指紋認証や顔認証のセンサーがあれば登録しておくと便利です。さらにWindowsなら「Windowsセキュリティ」アプリでウイルス対策が有効になっているか確認、Macなら「システム設定→プライバシーとセキュリティ→FileVault」でディスク暗号化を確認します。家族と共用するPCなら、ユーザーアカウントを分けることも大切です。

⑤ スタートアップの整理

タスクマネージャーのスタートアップを開いた時の判断ガイド アプリ名で検索しても分からない時の目安 残しておく(無効にしない) セキュリティ系 Windows Defender、ウイルス対策ソフト 入力・操作系 Microsoft IME、トラックパッドドライバ クラウド同期(使う1つ) OneDrive または iCloud(同期したい方) 音響・電源管理 Realtek Audio、Intel Graphics、電源管理 名前が分からないもの 触らない(先に検索して意味を確認) ▶ 迷ったら止めない側に倒すのが安全 無効にして良い 通信ソフト Discord、Slack、Teams(使う時に起動) ゲームランチャー Steam、Epic Games、Battle.net クラウド同期(使わない方) 使っていない Dropbox、Google ドライブ プリンタ・周辺機器ユーティリティ HP、Canon の常駐ソフト(印刷時のみで可) ボイスアシスタント Cortana、Alexa(使っていない場合) ▶ 必要な時はアプリを開けば自動で立ち上がる
図2:スタートアップを止めて良いものと残すべきものの分け方。判断に迷うものは無効にせず残す

Windowsはタスクマネージャー(Ctrl+Shift+Esc)の「スタートアップ」タブで、PC起動時に自動で立ち上がるアプリの一覧が見られます。普段使わないものは「無効」にすると、起動時の待ち時間やメモリ使用量を減らせることがあります。ただし、セキュリティ、バックアップ、入力補助など、止めると困るものもあるため、名前を調べてから判断しましょう。

気をつけたい落とし穴

初期設定で失敗しやすい3つ
  • パスワードを「1234」など簡単なものにしない。長めで推測されにくいものにする
  • 「セキュリティ警告を無効にする」設定は触らない。意味が分からないなら触らない
  • 「PCを高速化」「不要ファイル削除」と称する怪しいアプリは入れない

将来どう役立つ?

初期設定の作法は、職場でPCを支給された時にも役立ちます。会社や学校では、更新、暗号化、バックアップ、アカウント管理を決められた手順で行います。自分のPCで一通り意味を理解しておくと、トラブルが起きた時にも落ち着いて説明できます。

今日からできること

3ステップで始めよう
  1. 「設定→Windows Update」を開いて、最新の状態か確認する
  2. OneDrive または iCloud Drive でデスクトップとドキュメントの自動同期をオンにする
  3. タスクマネージャーのスタートアップを開いて、心当たりのないアプリを無効にする

まとめ

新品PCで最初に確認したいのは、電源管理・OS更新・バックアップ・セキュリティ・スタートアップ整理の5つです。最初のうちに設定しておくと、その後の使いやすさと安全性が上がります。特にバックアップと更新は、トラブルが起きてからでは遅いことがあります。設定の意味を理解しながら、一つずつ確認していきましょう。

確認 新品で最初に見る設定は?