そもそもウイルス(マルウェア)とは
コンピュータウイルスとは、悪意のある動作をするプログラムの総称で、専門用語では「マルウェア(malicious software)」と呼びます。風邪のウイルスと違って、感染しても見た目には何も変わらないことが多く、本人が気づかない間にバックグラウンドで悪さを続けるタイプもあります。IPAは毎年「情報セキュリティ10大脅威」を公表していて、ランサムウェアやフィッシングなどの脅威が継続的に注意されています。
マルウェアの主な4種類
厳密には「ウイルス」はマルウェアの1種類ですが、日常会話では総称として使われることが多いです。子どもが遭遇しやすいのは、トロイの木馬・スパイウェア・アドウェアあたり。「無料の画像加工アプリ」「ゲームの裏ワザツール」を装って侵入してくることが多く、便利そうに見えるからこそ感染しやすいのです。
感染するとどうなるか
怖いのは「自分が被害者であると同時に加害者側に回ることがある」点です。乗っ取られた自分のメールから家族や友達に不審なメールが送られたり、自分のPCが他人への攻撃の踏み台にされたりします。本人に悪意がなくても、周りに迷惑をかける可能性があります。
感染したときの対処法
感染が疑われたら、まずインターネットから切り離します。Wi-Fiを切り、LANケーブルを抜きます。次に保護者や学校の先生に伝え、Windowsなら「Microsoft Defender」、スマホならOSの再起動と不審なアプリ削除、状況によっては初期化を検討します。「お金を払えば解除します」というメッセージには応じないこと。支払っても戻る保証はなく、追加被害につながる可能性があります。
相談するときに残す情報
感染が疑われるときは、画面の写真、出たメッセージ、開いたファイル名、ダウンロード元、発生した時刻を残します。ただし、怪しいリンクをもう一度開く必要はありません。スクリーンショットを撮ったら、ネットを切って大人に見せましょう。学校端末なら勝手に初期化せず、先生や管理担当に相談します。個人端末でも、家族の写真や課題ファイルがある場合は、削除や初期化の前にバックアップの有無を確認します。
気をつけたい落とし穴
- 怪しいフリーソフト・ゲームの裏ワザツール・違法アップロードサイトからのダウンロード
- 「あなたのPCはウイルスに感染しています!今すぐクリック」という偽警告広告に従ってしまう
- 知人を装った添付ファイル(請求書.exe など)を開く。実は知人のメールが乗っ取られていた
将来どう役立つ?
マルウェアの仕組みを理解していると、社会人になってから会社や家庭でトラブルが起きたときに落ち着いて動きやすくなります。さらに、セキュリティエンジニアやインシデント対応の専門家を目指す場合、マルウェア解析は重要な分野です。今のうちに、種類と症状の違いを覚えておくと進路選択の材料になります。
今日からできること
- 使っているPC・スマホのOSとアプリを最新にアップデート
- Windowsなら「Windows Security」、Macなら「XProtect」、スマホはOS純正の保護を有効化
- 怪しいアプリやファイルをダウンロードしないルールを家族で共有
まとめ
確認 感染したとき最初にすることは?