そもそもネット犯罪とは
ネット犯罪(サイバー犯罪)とは、インターネットやコンピュータを使った詐欺・嫌がらせ・不正アクセスなどの犯罪です。大きく分けて、お金を騙し取る詐欺型、情報を盗む不正アクセス型、嫌がらせを行う誹謗中傷型の3種類があります。日本では「不正アクセス禁止法」「電子計算機使用詐欺罪」など複数の法律で取り締まられており、中学生が逮捕された例も少なくありません。
中高生が遭遇しやすい6つの手口
サポート詐欺の手口
サポート詐欺は、Webサイトを見ているときに突然「あなたのPCはウイルスに感染しています!マイクロソフトサポートに今すぐ電話を」と大音量の警告音と共に表示が出る手口。電話すると「日本語が話せる偽オペレーター」が遠隔操作ソフトをインストールさせ、修理費用としてコンビニで電子マネーを買わせる、という流れです。落ち着いてブラウザを閉じれば、多くの場合は画面表示が止まります。電話番号に連絡したり、相手に言われたアプリを入れたりする必要はありません。
中高生におすすめの守り方
大原則は「うますぎる話には乗らない」「焦らせる相手は疑う」の2つです。「かなり儲かる投資」「特別にあなただけ」「24時間以内に手続きを」のフレーズが出たら、詐欺の可能性を強く疑ってください。SNSで知り合った人に金銭関連の話をされたら、保護者か学校の先生にすぐ相談しましょう。誹謗中傷については、自分が書く側にも回らないこと。匿名のつもりでも、発信者情報開示などで投稿者が特定される場合があり、未成年でも大きな問題になります。
証拠を残して相談する
怪しいDMや警告画面を見つけたときは、慌てて全部消す前に、スクリーンショットを残しておくと相談しやすくなります。相手のアカウント名、URL、送られてきた日時、要求された内容をメモして、家族や先生に見せましょう。ただし、相手に返信したり、リンクを開き直したりする必要はありません。ログイン情報を入れてしまった場合は、同じパスワードを使っているサービスも含めて変更し、二段階認証を有効にします。
気をつけたい落とし穴
- SNSで「日給5万円・受け取り役募集」のDM。これは闇バイトで強盗・詐欺の実行犯になる入口
- 「アカウントが乗っ取られた友達」からのDMでURLを踏む。乗っ取られた本人は気づいていない
- 暗号資産系の「大きく儲かる」とうたうグループに招待される。最初だけ利益が出たように見せ、あとで出金できなくなることがある
将来どう役立つ?
ネット犯罪の手口を知っておくと、被害者にならないだけでなく、将来子どもや高齢の家族を守る役にも立ちます。年金で暮らす祖父母世代がサポート詐欺に遭うケースは増え続けており、若い家族が手口を知っているかどうかが被害の大きさを決めます。仕事面でも、企業の情報セキュリティ部門ではこうした手口の知識が求められます。
今日からできること
- 警察庁・国民生活センターのサイトで、最新の詐欺手口を月1回チェック
- 自分のSNSの友達の中に、最近DMで急に投資・URLを送ってくる人がいないか確認
- 家族に最新の詐欺手口を共有し、おかしな電話やメールが来たら相談する習慣をつくる