ファイルを削除しよう:rm
rmは元に戻しにくいので、練習用ファイルだけ削除します。
👉 note.txt 1つだけを、対象を確認してから安全に削除するのが今回のゴールです。
📖 rm = 取り消せない削除
WindowsやMacの「ゴミ箱」のように、後から戻せる場所はLinuxの rm にはありません。Enterキーを押した瞬間、ファイルは消えます。
だからこそ、rm は3つのルールを守って使います。
- 消す前に
ls:いま消そうとしている名前を、必ず一度lsで表示してから打つ。 - 練習用ディレクトリの中だけ:
~/linux-tankenの外でrmを打たない。 rm *を打たない:*は「ぜんぶ」の意味。練習用ディレクトリ全体が消えます。
⚠️ 絶対に打ってはいけないコマンド
rm -rf /:パソコン全体のファイルを消そうとします。一生で一度も打たないこと。rm -rf ~:自分のホームディレクトリ全部を消します。rm -rf *:今いる場所の全ファイルを消します。
-rf が付いたら 「中身ごと、確認なしで全消し」 という強烈な命令。初級では -rf は使いません。
🧠 できるようになること
- 削除前に
lsで対象を必ず確認するルールを実行できる rmの役割を、結果の例から確かめられる- 練習用ディレクトリの中で安全に試せる
🧰 用意するもの
- このページの「🖥 れんしゅうターミナル」(練習用ディレクトリ
linux-tanken入り) - キーボードで英数字と記号を入力できること
🖼 ターミナルの見本
このコマンドを実行すると、こんな結果になります(環境によって少し違うことがあります)。
📺 実行例
$ rm note.txt (rm では何も表示されません。ls で note.txt が消えていれば成功です)
⌨️ 今日のコマンド
Terminalれんしゅうターミナル
rm note.txt🚀 やってみよう
cd ~/linux-tankenで練習場所に入ります。- (けす練習用のファイルがなければ)
echo "けすれんしゅう" > note.txtで作っておきます。 lsで削除する対象の名前を確認します(指差しチェック)。rm note.txtと入力してEnterキーを押します。- 何も表示されないのが正常。
lsで対象が消えたか確認します。
💡 探検ポイント
rmにゴミ箱なし。打つ前に必ずlsで対象を表示する習慣を。
🎮 チャレンジ
- 削除する前と後の
lsの結果を見比べよう。 - 消してよい名前だけを選べたか、実行前に指差し確認しよう。
📝 ふりかえり
rmで消したファイルは戻せる?戻せない?rm *を打ったら何が起きる?- 消す前の
lsで確認する習慣をつけられそう?
❓ うまくいかないとき
- command not found → コマンド名のスペル確認。Tab補完で打ち間違いを防げる
- No such file or directory →
lsでファイル名・パスを見直す - 画面が固まった →
Ctrl + Cでコマンドを止める - 画面が乱れた →
clearまたはCtrl + Lで整理する
👨👩👧 おうちの人・先生へ
この回は削除・危険コマンドの安全教育です。実演よりも「なぜ危ないのか」「打ってはいけない3つの理由」を一緒に話し合ってください。インターネット上の不審なコマンドをコピペしないルールも合わせて確認できると安心です。
