エラーメッセージを読んでみよう
エラーは直す場所を教えてくれる手がかりです。
👉 「No such file」のエラーから、原因がスペルかパスかを切り分けるのが今回のゴールです。
📖 エラーは「直す場所のヒント」
赤い文字を見ると焦りますが、エラーメッセージは 「どこを直せばいいかの手紙」。3つの典型を覚えれば、ほとんどのエラーは自分で解決できます。
| エラー | 原因と直し方 |
|---|---|
command not found | コマンド名のスペル違い。ls を sl と打っていないか確認。 |
No such file or directory | ファイル名/パスのスペル違いか、そもそも存在しない。ls で名前を見直す。 |
Permission denied | そのファイル/場所を触る権限がない。練習用 linux-tanken の外を触ろうとしていないか確認。 |
🏁 LV3 修了チェック
第56〜75回でこんなことができるようになりました。LV4(シェルスクリプト)に進む前に確認しよう。
- ☐
>>>でファイルへ書き出せる - ☐
|でコマンドをつなげられる - ☐
headtailcutで必要な部分だけ取り出せる - ☐
Ctrl + Cで動いているコマンドを止められる - ☐
historyで過去のコマンドを呼び出せる - ☐ 3つの典型エラーから、原因を読み取れる
LV4ではいよいよシェルスクリプトに入ります。「コマンドの集まりを1つの作品にする」段階です。
🧠 できるようになること
- 「No such file」「Permission denied」「command not found」の3つの典型エラーを区別できる
lsの役割を、結果の例から確かめられる- 練習用ディレクトリの中で安全に試せる
🧰 用意するもの
- このページの「🖥 れんしゅうターミナル」(練習用ディレクトリ
linux-tanken入り) - キーボードで英数字と記号を入力できること
🖼 ターミナルの見本
このコマンドを実行すると、こんな結果になります(環境によって少し違うことがあります)。
📺 実行例
$ ls missing-file.txt ls: cannot access 'missing-file.txt': No such file or directory (意味:「missing-file.txt という名前のファイルやディレクトリはないよ」→ 名前かパスの見直しの合図)
⌨️ 今日のコマンド
Terminalれんしゅうターミナル
ls missing-file.txt🚀 やってみよう
cd ~/linux-tankenで練習場所に入ります。ls missing-file.txtと入力してEnterキーを押します。- わざと
ls missing-file.txtを打つとNo such file or directoryが出ることを観察します。
💡 探検ポイント
エラーは「直す場所のヒント」。command not found / No such file / Permission denied の3つを覚えれば9割解決。
🎮 チャレンジ
- わざと
lssと打って、command not foundを自分の目で見ておこう。 - わざと
cat nai.txtと打って、No such file or directoryも見ておこう。「見たことがあるエラー」は怖くない。
📝 ふりかえり
- 3つの典型エラーのうち、自分で出してみたのはどれ?
- エラーが出たとき、最初にどこを見る?
- LV3 修了チェックのうち、まだ自信がないのはどれ?
❓ うまくいかないとき
- command not found → コマンド名のスペル確認。Tab補完で打ち間違いを防げる
- No such file or directory →
lsでファイル名・パスを見直す - 画面が固まった →
Ctrl + Cでコマンドを止める - 画面が乱れた →
clearまたはCtrl + Lで整理する
👨👩👧 おうちの人・先生へ
この回はLinux初級の安全な操作範囲です。困ったときの対処として「直前のコマンド」「画面に出たメッセージ」をメモしておくと、次回の質問がスムーズになります。
