WordPressを置くには?

WordPressは、多くのWebサイトで使われているCMSです。ブログ・企業サイト・お店のホームページまで、幅広い用途で使われています。中高生にとっては、Webサーバー、データベース、管理画面、記事投稿をまとめて体験できる入り口です。この記事では、WordPressの置き方を3パターン比較します。

そもそもWordPressとは

WordPressは、ブログや企業ホームページを作るための無料のソフトです。HTMLが書けなくても、ブラウザで記事を投稿でき、テーマ(デザイン)やプラグイン(機能拡張)で自由にカスタマイズできます。

2003年にスタートし、20年以上にわたって世界中の開発者が育ててきました。ニュースサイト、企業サイト、個人ブログなど、さまざまな規模のサイトで使われています。テーマを変えれば見た目を変えられ、プラグインを入れれば問い合わせフォームや会員機能などを追加できます。

WordPressを置く3つの方法

WordPress設置方法3種:5項目比較 出典:エックスサーバー/ConoHa VPS/WordPress.com公式料金(2025年) 項目 レンタル VPS WP.com 月額 500〜2,000円 500〜2,000円 無料〜500円 難易度 ★☆☆ ★★★ ★☆☆ 自由度 ×(無料) 独自ドメイン 有料のみ 学べる技術 WP管理画面 Linux+DB+PHP 記事投稿のみ 中高生推奨度 ★ 中高生はレンタルサーバー(簡単インストール)が◎。慣れたらVPSに移行してLinux+DBも学ぶ
図1:3方式の中で「学びと簡単さ」のバランスはレンタルサーバー(◎)。学習目的ならVPSもアリ

レンタルサーバーは「自由度・価格・難易度のバランスが取りやすい」、VPSは「Linuxを学びながら本格運用できる」、WordPress.comは「契約だけでブログを始めやすい」という特徴があります。

WordPressでできること

WordPressの世界シェアと採用例(2025年) 出典:W3Techs CMS Survey 2024/HTTP Archive Web Almanac CMS市場シェア(既存サイトに使われているCMS) WordPress 63% Shopify 7% Wix 5% Squarespace 3% その他CMS 22% ★ 世界のWebサイトの約43%がWordPress(CMS市場の63%+HTML直書きを含む全体比)
図2:WordPressがCMS市場の63%。世界のWebサイトの4割超がWordPressで動いている

中高生におすすめの始め方

「とにかく早く始めたい」ならWordPress.comの無料プランが候補になります。短時間でブログを開始でき、サーバー管理を意識しなくてよいのが利点です。「学校で習ったプログラミングを実機で活かしたい」ならVPS+自前のWordPressも学びになります。LinuxとデータベースとPHPに同時に触れられるからです。

多くのレンタルサーバー(エックスサーバー・ConoHa WING・ロリポップなど)には「WordPress簡単インストール」機能があり、画面の案内に沿って設定できます。月額料金や無料期間は変わるため、申し込み前に公式ページで確認しましょう。中高生が自分名義で契約できない場合もあるので、保護者と一緒に進めるのが安全です。

公開前に確認すること

WordPressを公開すると、世界中の人がアクセスできる状態になります。最初に確認したいのは、ログインID、パスワード、バックアップ、更新通知の4つです。練習用サイトでも、初期ユーザー名のままにせず、推測されにくいIDに変えます。記事に自宅住所、学校名、顔写真を載せると個人情報につながるため、公開範囲を考えてから投稿しましょう。テスト中は検索エンジンに出さない設定にする方法もあります。

気をつけたい落とし穴

WordPress運用の注意点
  • WordPressやプラグインの更新を放置すると、ハッキング被害に遭いやすくなる。月1回は更新を確認する
  • ログインIDをデフォルトの「admin」にすると総当たり攻撃の的になりやすい。独自IDに変更する
  • 無料テーマ・プラグインの中には、ウイルスや広告を勝手に入れる悪質なものがある。公式リポジトリから入れる

将来どう役立つ?

WordPressのスキルは、Web制作会社や地域のサイト更新業務で使われることがあります。学生のうちに自分で1サイト運用しておくと、記事投稿、画像管理、テーマ変更、バックアップ、セキュリティ更新まで一通り説明できるようになります。Web制作に興味がある人にとっては、ポートフォリオにしやすい経験です。

今日からできること

3ステップで始めよう
  1. WordPress.comで無料アカウントを作り、自分の名前でブログを1つ立ち上げる
  2. 記事を3本書いて、テーマを変えてみる
  3. 慣れてきたらレンタルサーバーを契約し、自前のWordPressに引っ越す

まとめ

WordPressは多くのWebサイトで使われる定番ツールで、ソフト自体は無料で使えます。置き方は「レンタルサーバー」「VPS」「WordPress.com」の3パターン。中高生のうちに1つ立ち上げておくと、ブログ運営・SEO・PHP・データベースなど、Webの基礎をまとめて経験できます。公開前には個人情報とセキュリティ設定を確認しましょう。