自作PCに必要なパーツ一覧

自作PCに挑戦したいと思っても、「何を何個買えばいいのか」がわからずに止まってしまう人が多いです。実は必要なパーツは8種類だけ。買い忘れがあると組み立て当日に動かないため、最初に全体像を把握しておくのが賢い進め方です。この記事では、各パーツの役割と予算目安をまとめて紹介します。

必要なパーツは8種類

自作PCに必要になる主な部品は、CPU・マザーボード・メモリ・SSD・電源ユニット・ケース・CPUクーラー・OSの8つです。GPUは内蔵グラフィック付きCPUを選べば省略できますが、ゲーム用途なら9つ目として追加します。総予算は時期とパーツ価格で変わるため、用途を決めてから複数の構成例を比べましょう。

標準ゲーミング自作PCの費用内訳(約16.5万円・2026年5月時点) 出典:価格.com主要モデルの相場。Ryzen 5 9600X + RTX 5060構成での実例 ①GPU(RTX 5060) 3Dゲーム描画・画像生成AI担当 45,000円(26%) ②CPU(Ryzen 5 9600X) Zen 5・6コア12スレッドの定番 32,000円(19%) ③マザーボード(B650) CPU・メモリ・GPUを連携させる土台 20,000円(13%) ④メモリ(DDR5 16GB×2) 作業中のデータ用・32GB構成 15,000円(10%) ⑤NVMe SSD(1TB) OS・ゲーム・作業ファイル保存 12,500円(8%) ⑥電源ユニット(650W Gold) 変換効率89%・10年保証モデル 11,000円(7%) ⑦ケース・⑧クーラー・⑨OS PCケース+空冷クーラー+Windows 11 26,500円(19%) 0 45,000円
図1:標準ゲーミング自作PCはCPU+GPUで約4割。残りをマザボ・メモリ・SSD・電源・ケースで分担

各パーツの役割をおさらい

CPUは計算を担当する頭脳。マザーボードはすべてのパーツを差して連携させる土台。メモリは作業中のデータを置く机。SSDはOSやアプリを保存する本棚。電源ユニットは電気を変換して各パーツに配ります。ケースは外側の箱で、ファンの取り付け位置や見た目に直結。CPUクーラーは熱を逃がす装置で、空冷と水冷の2種類があります。OSは大半の人がWindows 11を選びますが、無料のLinuxを選ぶ選択もあります。

用途別の構成例

「学習・事務メイン」なら、内蔵グラフィック付きCPU・16GBメモリ・512GB SSD・余裕のある電源から考えます。「ゲーミング」なら、遊びたいゲームの推奨環境を見て、GPUと電源容量を決めます。「動画編集・AI画像生成」なら、メモリ容量とGPUの性能が効きます。金額は変わりやすいので、購入直前に最新の価格を確認します。

用途別の自作PC予算(実構成例・2026年5月) 出典:価格.comの主要モデル相場。同じ「自作PC」でも目的で4倍近い差 学習・事務(Office中心) Ryzen 5 + 内蔵GPU + 16GB + 512GB SSD G0 CPU 2万 M/B 1.5 M 1 S 1 他 2.5万 合計:80,000円 → Chrome・Office・Zoom・学習 ゲーミング(推奨・子ども標準) Ryzen 5 9600X + RTX 5060 + 32GB + 1TB NVMe GPU 4.5万 CPU 3.2万 M/B 2万 メモリ SSD 他 2.7万 合計:165,000円 → Apex・FF14・配信 動画編集・AI画像生成 Ryzen 9 9950X + RTX 5070級 + 64GB + 2TB NVMe GPU 9万 CPU 5万 M/B 3万 メモリ SSD 他 4万 300,000円 → Premiere・Stable Diffusion・3DCG 市販BTOゲーミングPCと比べると同性能で2〜3万円ほど安く組める。ただし保証は各パーツ単位
図2:学習用8万→ゲーミング16.5万→クリエイター30万。GPUの占める割合が用途で大きく変わる

おすすめの選び方

最初の1台は、用途を一つに絞ると選びやすくなります。ゲームをしないなら学習構成で足りる場合が多く、ゲームをするなら遊びたいタイトルの推奨環境から逆算します。AI画像生成や動画編集に興味があるなら、メモリとGPUに余裕を持たせます。買い物は同じ時期にまとめ、すべてのパーツが揃ってから組み立てに入るのがコツです。

互換性チェックの順番

パーツ選びで大事なのは、性能より先に「組み合わせて動くか」です。まずCPUとマザーボードのソケット、次にメモリ規格(DDR4/DDR5)、ケースとマザーボードサイズ(ATX/MicroATXなど)、電源容量、CPUクーラーの高さを確認します。SSDもM.2かSATAかで取り付け場所が変わります。不安なときは、購入前にパーツリストを家族、店員、詳しい友人に見てもらうと失敗を減らせます。

気をつけたい落とし穴

パーツ買い物でよくある失敗
  • OSを買い忘れて、組み立てた当日に動かせない
  • CPUに付属のクーラーで足りるか確認せず、別売クーラーを買い忘れる
  • ケースの大きさとマザーボードの規格が合わずに、固定できない

将来どう役立つ?

パーツを自分で選ぶ経験は、ITに関わる仕事すべての基礎体力になります。会社のサーバー管理、データセンター業務、ゲーム会社のテストPC選定など、現場では「予算とスペックの最適化」が常に求められます。学生のうちに自分のお金で構成を組んだ経験は、就職活動でも具体的な語れるエピソードになります。

今日からできること

3ステップで始めよう
  1. 用途(学習・ゲーム・クリエイター)を決めて、予算上限を決める
  2. 価格.comやBTOショップで「自作PC 構成例」を3つ比較する
  3. パーツリストをスプレッドシートにまとめて、合計金額を出してみる

まとめ

自作PCに必要なのは主に8パーツで、用途によって重視する性能が変わります。学習、ゲーム、動画編集で必要な構成は違うため、先に用途と予算上限を決めましょう。買い忘れや互換性ミスがあると組み立て当日に止まるので、リストを作ってから発注します。最初の構成を決めるところから、自作の楽しさは始まっています。

確認 自作の買い物リストで先に決めるのは?