5つの設定を効果順に
① ルーターの位置を変える
置き場所を変えるだけで体感が改善することがあります。家の中央・床から少し高い場所・周りに大きな金属(冷蔵庫・大型テレビ)がない場所が理想です。テレビの裏や床に置いているなら、まずはこれを直します。
② 5GHz帯に切り替える
家のWi-Fiが「家のネット-A」「家のネット-A_5G」と2つ見えていませんか。後者が5GHz帯で、こちらの方が高速です。スマホ・PCを近距離で使うなら5GHz、家中の家電や離れた部屋なら2.4GHzと使い分けるとよいです。
③ チャンネルを変える
マンションでは、隣の部屋のWi-Fiと同じチャンネルを使っていると干渉します。ルーターの設定画面で「チャンネル:自動→手動」にし、「Wi-Fiアナライザー」アプリで空いているチャンネルを選びます。
④ ルーターを新しい規格に買い替える
古いルーターを使い続けているなら、Wi-Fi 6/7対応の製品に変えると改善する場合があります。価格は時期や性能で変わるため、家族と相談し、今の回線速度や家の広さに合うものを選びましょう。
⑤ 月1回再起動する
ルーターは長時間動かすと処理が重くなります。月1回、家族が寝ている時間に電源を抜いて30秒待って入れ直すと、調子が安定します。
家の中で電波が届きにくい場所
中高生におすすめの活用法
勉強机の近くにWi-Fi中継機を置くと、自分の部屋の電波が安定する場合があります。ただし、中継機は置く場所が悪いと逆に遅くなることもあります。ルーターと自分の部屋の中間あたりに置き、設置前と設置後で速度を測り比べましょう。家族で「ゲーム部屋だけ遅い」と困っているなら、買う前にまず位置変更と5GHz/2.4GHzの使い分けを試します。
測ってから変える
Wi-Fi改善では、感覚だけで判断しないことが大切です。変更前に速度、ping、測った場所、時間帯をメモしておきます。その後、ルーター位置を変える、5GHzに切り替える、チャンネルを変える、というように一つずつ試します。まとめて変えると、何が効いたのか分からなくなります。オンライン授業やゲームで困っているなら、昼、夕方、夜のように混みやすい時間帯も分けて測ると原因を切り分けやすくなります。
気をつけたい落とし穴
- ルーターのSSID(電波の名前)を変えると、家中の機器を再接続する手間がかかる。家族と相談してから変える
- 「Wi-Fi速くするアプリ」のほとんどは効果なし、または広告目的。設定を変えてくれる正規アプリは少ない
- 5GHzに変えると速いことが多いが、壁に弱いので家の端で電波が届かなくなることがある。両方を使い分ける
将来どう役立つ?
家のWi-Fi環境を調整する力は、いずれ自分の家・職場・店舗を持ったときに役立ちます。SE職やサポート職では「Wi-Fiが遅い」という相談がよくあり、設置場所、周波数、混雑、端末側の問題を順番に切り分ける力が求められます。
今日からできること
- fast.com で現在の速度を測り、メモしておく
- ルーターの位置を1か所変えて(家の中央・床から1m以上)、再度速度を測る
- 5GHz帯に切り替えて速度比較。安定して使える組み合わせを採用する