そもそもラグとは?
ラグは英語の「lag(遅れ)」。あなたのコントローラー操作がサーバーに届き、結果が画面に返ってくるまでの時間差です。この時間差を数値化したのが「ping値(ms=ミリ秒)」です。必要な目安はゲームによって違いますが、対戦ゲームではpingが低く、変動が少ないほど操作感が安定します。
仕組み:ラグが発生する3か所
① 家の中:Wi-Fiが弱い、ルーターが古い、家族が大きなダウンロードしている等。自分で改善しやすい区間。
② プロバイダ・回線:契約しているプロバイダの混雑状況や、夜間の集中帯による速度低下。プロバイダによって体感が大きく違う。
③ ゲームサーバーまでの距離:日本サーバーなら20〜30ms、米国サーバーなら100ms以上。ゲーム側で「リージョン選択」ができるなら最寄りを選ぶ。
ラグを減らす8つの対策
効果が出やすいのは有線LAN化です。ルーターからLANケーブルを引いてゲーム機やPCに直接つなぐと、Wi-Fiの電波干渉を避けやすくなります。大きく改善するとは限りませんが、家庭内でできる対策としては試す価値があります。詳しくは次回記事で解説します。
速度・ping・ジッターの違い
ゲーム回線では、速度だけ見ても判断できません。速度は「一度にどれだけ運べるか」、pingは「往復に何msかかるか」、ジッターは「pingがどれだけブレるか」です。動画視聴なら速度が大事ですが、対戦ゲームではpingとジッターの方が体感に影響しやすいです。
たとえば速度測定で十分なMbpsが出ていても、pingが大きく上下すると、キャラクターが瞬間移動したように見えることがあります。測るときは1回だけでなく、夕方、夜、休日など時間を変えて比べましょう。
家で試す順番
ゲームの設定画面で「ping」「ms」「遅延」と書かれた表示を出せることがあります。プレイ中に見ながら遊ぶと、自宅のラグが多い時間帯・対戦サーバー・場所が見えてきます。数値を見ずに「なんとなく重い」と感じるだけでは、原因が家の中なのか、回線なのか、ゲーム側なのか分かりません。
気をつけたい落とし穴
- 「ゲーミングVPN」をうたうサービスは、ほとんどの場合むしろpingが悪化する。海外サーバー経由になるため
- 「Wi-Fiブースター」と書かれた怪しい機器は効果なし。改善するのはちゃんとしたメーカー(バッファロー・NEC・TP-Link等)の中継機・メッシュ機
- 速度測定で100Mbps出ているのにラグい場合、原因はpingか帯域共有。速度の数字だけでは判断できない
将来どう役立つ?
「リアルタイム通信」を扱う仕事はゲーム業界だけではありません。動画会議・ライブ配信・株取引・自動運転、いずれも遅延を減らす設計が必要です。ping・ジッター・パケットロスを意識する力は、IT職全般で評価される基礎です。
今日からできること
- 今遊んでいるゲームか、速度測定でping(ms)を書く
- 同じ部屋のWi-Fiと、可能なら有線を比べる
- 差を1行で残す
まとめ
確認 対戦で先に見る数字は?