図でつかむ
電流は回路が閉じているときだけ流れます。直列と並列では流れ方と電圧の分かれ方が変わります。
回路とは
回路図の記号
- 電池:長い線が+、短い線が−
- 豆電球:×印を丸で囲んだ記号
- スイッチ:開いた接点
- 抵抗器:四角またはギザギザ
- 電流計:A の文字
- 電圧計:V の文字
- 導線:直線
直列回路と並列回路
| 直列 | 並列 | |
|---|---|---|
| つなぎ方 | 1本道 | 分かれている |
| 電流 | どこも同じ | 枝分かれで分かれる |
| 電圧 | 各部分の和 | どこも同じ |
| 1つ切れたら | すべて消える | 他は点く |
| 家庭の電気 | — | 並列 |
電流と電圧
電流:電気の流れる量。単位 A(アンペア)
電圧:電流を流す力の差。単位 V(ボルト)
電流のイメージ
電圧:水位の差(高低差)→ 水が流れる力
電流:流れる水の量
抵抗:水路の細さ → 流れにくさ
回路:水が一周する水路
電流の単位と換算
- 1 A = 1000 mA(ミリアンペア)
- 例:豆電球 約 0.3A、LED 約 20 mA
- 家庭の電気:数A〜数十A
- 雷:数万A
電圧の身近な値
- 乾電池:1.5V
- 家庭のコンセント:100V
- 送電線:6600V 〜 数十万V
- 雷:1億V 以上
電流計と電圧計のつなぎ方
電流計:直列につなぐ(測りたい点に串刺し)
電圧計:並列につなぐ(測りたい両端に橋渡し)
+端子:電池の+極側
−端子:3つあるので、最大の電流/電圧から徐々に小さく試す
電流計・電圧計の使い方
- ① まず最大値の端子に接続
- ② 針が動きすぎなければ、より小さい端子に変える
- ③ 針が動きすぎたら、すぐに切る(壊れる)
- ④ 必ず+端子は+極側
直列回路の電流
電池 → 豆電球A → 豆電球B → 電池 の直列回路
どの点でも電流は 同じ
例:A、B、電線のどこを測っても 0.5A
目的:直列回路と並列回路で、各点を流れる電流がどう変わるかを調べる。
手順:測りたい点の導線を一度外し、その場所に電流計を直列につなぐ。
観察事実:直列回路では、豆電球の前後で電流の大きさはほぼ同じになる。
結論:直列回路では、回路のどこを通っても電流は1本道なので同じ大きさで流れる。
並列回路の電流
電池 → 分岐点 → 豆電球A/豆電球B(並列)→ 合流点 → 電池
幹線(電池側)の電流 = 枝の電流の合計
例:電池側 1A → A に 0.6A、B に 0.4A
観察事実:枝分かれする前の電流は、各枝を流れる電流の和とほぼ等しい。
考察:分岐点で電流が分かれ、合流点で再び集まるため、全体の電流は枝の合計になる。
式:I = I₁ + I₂(枝が2本の場合)
- 電流計:道に 串刺しで(直列)
- 電圧計:道の 両側に(並列)
- 逆につなぐと壊れることがある。
- 1 A = 1000 mA
- 例:1.5A = 1500 mA、200 mA = 0.2A
- テストで単位を間違えないように。
- 電池の+極と−極を導線だけで直接つなぐと、大きな電流が流れて発熱する。
- 電流計を並列につなぐのも、抵抗が小さすぎる道を作るため危険である。
- 測定前に、豆電球や抵抗器を通る道筋になっているか確認する。
練習問題
電流計と電圧計はそれぞれ直列・並列のどちらでつなぐか。
答えを見る
電流計:直列 / 電圧計:並列
- 2A = ___mA
- 500 mA = ___A
- 2400 V = ___ kV(キロボルト)
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(1) 2000 (2) 0.5 (3) 2.4
2つの豆電球を直列につないだ回路で、1つの電球が切れるとどうなるか。並列の場合は。
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直列:もう1つも消える(回路が切れる)/並列:もう1つは点いたまま(別の回路だから)
まとめ
- 回路:電流の通り道。直列/並列の2種類。
- 電流:A(アンペア)、電圧:V(ボルト)。
- 電流計:直列、電圧計:並列でつなぐ。
- 直列:電流一定、電圧は和。
- 並列:電圧一定、電流は分かれる。
- 家庭の電気は並列。