そもそもWeb開発に何が必要?
Web開発で必要なツールは、大きく「①コードを書く道具」「②表示を確認する道具」「③コードを管理する道具」「④デザインを考える道具」の4カテゴリに分けられます。最初は①と②だけあれば動きます。慣れてきたら③と④を足しましょう。
まず覚えたい4カテゴリ
カテゴリ別の定番ツール
① エディタ:VS CodeかCursor
Microsoftが無料配布しているVS Codeは、Web開発で広く使われているエディタです。プラグインで機能を増やせて、HTML・CSS・JavaScript・Pythonなど主要な言語に対応します。AI機能を組み込んだエディタも増えていますが、最初は補完に頼りすぎず、自分でHTMLやCSSの意味を説明できるようにしておくことが大切です。
② ブラウザ:ChromeとFirefoxを両方
普段使いはChromeで始めやすいですが、FirefoxやSafariで見え方が違うこともあります。慣れてきたら複数のブラウザで確認し、F12(開発者ツール)の使い方を覚えましょう。要素の選択・スタイル編集・ネットワーク確認の3機能だけでも、原因を探す力がかなり上がります。
③ Git&GitHub
コードのバージョン管理は早めに慣れたほうがいいスキルです。「ファイルの履歴を残す」「過去の状態を確認できる」「他の人と共同編集しやすい」が主な利点です。最初はGitHub Desktopのようなボタン操作のアプリでも大丈夫。コマンドは、仕組みが分かってから少しずつ覚えれば十分です。
④ デザインツール:Figmaが定番
Figmaは、ブラウザだけで動くデザインツールで、Webデザインの現場でもよく使われています。個人の練習なら無料プランで始めやすく、画面の配置や余白を考える練習に向いています。Canvaはテンプレートが豊富で、発表資料や告知画像を短時間で整える用途に向きます。利用条件や無料枠は変わることがあるので、登録前に公式情報を確認しましょう。
迷ったら、最初の1か月は「エディタ1つ、ブラウザ1つ、作品1つ」に絞ります。ツールを増やすより、HTMLファイルを作って表示し、直して、また表示する流れを何度も回すほうが力になります。GitやFigmaは、作品を残したくなった段階で足すと覚えやすくなります。
気をつけたい落とし穴
- ツールを乗り換えてばかりで何も完成しない。1つを3か月使ってから判断する
- プラグインを入れすぎて重くなる。最初は標準機能を中心に使う
- 有料版を勧める動画に流される。まず無料版で作品を1つ作ってから判断する
将来どう役立つ?
VS Code、Git、ブラウザの開発者ツール、Figmaのような道具は、開発やデザインの現場でよく使われます。中高生のうちから手に馴染ませておけば、進学後の制作課題やインターン先で戸惑いにくくなります。ツールに詳しい人は、現場で小さな困りごとを解決できるため、周りから相談されやすくなります。
今日からできること
- VS Code(無料)をインストールし、index.htmlを開いて編集してみる
- Chromeで自分のページを開き、F12を押して「Elements」タブを触ってみる
- Figmaの無料アカウントを作り、好きなアプリ画面を真似してみる