デジタルこどもBASEのロゴ特定非営利活動法人デジタルこどもBASE AI探究ラボ
第20回 LV5 ⏱ 15〜25分 検証

AIの間違いを探そう

🎯 きょうのミッション

答えの中から、数字・日付・固有名詞などの「事実部分」を見つけ出します。

👉 AIの答えから「確認が必要な3点」を抜き出し、調べ方を書くのがゴールです。

⚠️ 入れない情報:名前・住所・学校名・顔写真・友達のこと・パスワード・秘密の相談はAIに入れません。

📖 AIは「自信ありげに間違える」

AIには「ハルシネーション」という現象があります。本当はないことを、本当のように堂々と書きます。だからこそ、「事実かどうかは別で確認」の習慣が大切です。

🔬 まず「確認が必要な部分」に印をつける

AIの答えの中で、数字・日付・固有名詞・引用はだいたい確認が必要です。一方、「考え方」「たとえ」「アイデア」は確認しなくても問題が起きにくい部分です。

🧠 できるようになること

  • 「確認しなくていい部分」と「確認が必要な部分」を分けられる
  • 事実と意見を分けられる
  • ハルシネーション(自信ありげな間違い)に名前をつけて警戒できる

🧰 用意するもの

  • 使えるAIサービス(例:ChatGPT、Gemini、Claudeなど)— 大人と確認のうえ
  • 個人情報を入れないというルール
  • ノートかメモ(プロンプト・気づきを残すため)

💬 AIとのやりとり例

このプロンプトを送ると、こんな答えが返ってきます(例です。AIや日付で表現は変わります)。

📤 きみのプロンプト
次の説明の中で、事実確認が必要な部分をリストアップしてください。正しいかどうかは決めつけず、確認方法も出してください。
(ここにAIの説明を貼る)
📥 AIの答え(例)
【事実確認が必要】
1. 「1981年に発明された」(日付)
   → 公式サイト・百科事典で要確認
2. 「世界で1億人が使っている」(数字)
   → 公式の統計・公式発表で要確認
3. 「日本で最初に導入したのは◯◯小学校」(固有名詞)
   → 教科書・新聞記事・自治体サイトで要確認

【確認しなくていい部分】
・「考え方の流れ」「たとえ話」「使い方の提案」など意見や説明の部分。

⌨️ 今日のプロンプト

PROMPTそのまま使える型
次の説明の中で、事実確認が必要な部分をリストアップしてください。正しいかどうかは決めつけず、確認方法も出してください。
(ここにAIの説明を貼る)

🚀 やってみよう

  1. 前の回(第10回など)で出してもらったAIの答えを取り出す
  2. 答えの中で「数字・日付・固有名詞・引用」に下線を引く
  3. AIに「確認が必要な部分のリスト」を作ってもらう
  4. 実際に1つ、本や公式サイトで確認してみる

💡 探究ポイント

AIは自信ありげに間違えることがあります。疑うことは、失礼ではありません。

🎮 チャレンジ

  • AIに「わざと間違えた説明」を1つ作ってもらい、家族に「どこが嘘か当てる」クイズをしよう。
  • 同じ質問を別の日にもう一度AIに聞いて、数字や日付が変わるか観察しよう。

📝 ふりかえり

  • 「確認が必要な3点」は何だった?
  • 実際に確認してみて、AIは合っていた?間違っていた?
  • 次に答えを受け取ったら、最初にどこを見る?

❓ うまくいかないとき

  • AIが個人情報を聞いてくる → 答えない。「友達」「学校」など一般語に言いかえる
  • 答えが長すぎる/短すぎる → 「3行で」「200字以内で」と長さ条件を足す
  • 答えがあやしい → 数字・日付・固有名詞を本や公式サイトで確認する
  • 同じ答えしか出ない → 質問の角度を変える。「反対の意見も」「3つの例で」と頼む

👨‍👩‍👧 おうちの人・先生へ

ハルシネーションを子どもが知っていることは、AI時代のリテラシーの土台です。具体例を一度家庭でも体験すると、警戒心が定着します。