クラウドエンジニアの仕事
クラウドエンジニアは、AWS(Amazon Web Services)・Azure(Microsoft)・Google Cloudなどのクラウドサービスを使って、企業のITシステムを構築する仕事です。サーバーを買って自社で持つ「オンプレミス」から、必要な分だけ使うクラウドへの移行が進み、ここ10年で需要が爆発的に増えました。コロナ以降のリモートワーク普及で、さらに加速しています。
実際の仕事は、サーバーを作るだけではありません。ネットワークを設計し、データベースを用意し、権限を分け、障害に備えてバックアップを取り、費用が増えすぎないように監視します。クラウドエンジニアは「クラウド上で安全に、止まりにくく、無駄なくシステムを動かす人」と考えるとわかりやすいです。
3大クラウドの位置づけ
3つとも基本機能は似ていますが、それぞれ得意分野があります。AWSは機能の豊富さと求人数で世界トップ。Azureは大企業・官公庁の導入が多く、日本では特にAzure案件が増えています。Google CloudはAI・ビッグデータ分析で評価が高い。最初に学ぶならAWSがおすすめで、無料利用枠(1年)も用意されています。
ただし、最初の学習で3つを同時に深く追う必要はありません。まず1つのクラウドで、仮想サーバー、ストレージ、データベース、ネットワーク、権限管理の基本を学ぶと、他のクラウドにも考え方を移せます。サービス名は違っても、必要な部品はかなり似ています。
必要なスキル
クラウドエンジニアは「ネットワーク・サーバー・セキュリティ・自動化を横断して理解する人」とも言えます。最近は「IaC(Infrastructure as Code)」と呼ばれる、サーバー構成をコードで管理する技術が重要になっています。Terraformというツールがその代表格です。
おすすめの取り組み方
AWSなどのクラウドには、学習用に試しやすい無料枠やクレジットが用意されることがあります。自分だけのサーバーを立て、Webサイトを公開したり、Discordボットを動かしたりすると、画面だけの勉強より理解が深まります。資格としては「AWS Certified Cloud Practitioner」が入門レベルですが、受験料や出題範囲は変わるため、挑戦前に公式情報を確認しましょう。
無料利用枠や学習クレジットは内容や条件が変わるため、公式情報を確認し、請求アラートを設定してから使いましょう。資格は後からでもよいので、まずは小さく作って消す経験を積むのがおすすめです。使わないサーバーを停止・削除するところまでがクラウド学習です。
気をつけたい落とし穴
- 無料枠を超えて高額請求を受ける。料金アラートを必ず設定し、使ったらすぐ停止
- 本番環境で実験する。学習用のアカウントを分けて、本番と切り離す
- AWS一本に絞りすぎる。AzureやGoogle Cloudの基本も触れて、業界の景色を広く見る
将来どう役立つ?
クラウドエンジニアの収入や働き方は、会社の規模、担当範囲、経験年数、英語力で大きく変わります。上位資格や大規模システムの経験が評価されることはありますが、資格だけで決まるわけではありません。まずは小さな構成を安全に作り、壊し、直せる力を積み上げることが大切です。
年収や働き方は会社や経験で大きく変わりますが、クラウドはWeb開発、インフラ、セキュリティ、AI、データ分析とつながる職種です。ネットワーク、Linux、セキュリティ、自動化を横断して学べる人は強みを作りやすくなります。英語の公式ドキュメントを読めるようになると、学習速度も上がります。
今日からできること
- AWS公式サイトで保護者と相談しながら無料アカウントを作る(クレジットカードが必要)
- AWSの無料学習サイト「AWS Skill Builder」で「Cloud Practitioner Essentials」を1章受講
- 料金アラートを必ず1ドル単位で設定して、使ったサービスは停止する習慣をつける
まとめ
確認 クラウド職の入口は?