特定非営利活動法人デジタルこどもBASE(東京都大田区、理事長:漆谷智行、以下「同団体」)は、2026年8月1日より、子ども向けの認定検定「デジタルこどもBASE認定検定」を正式に開始します。AIを賢く安全に使う「活用力」と、パソコン・ネットワークを動かし・つなぎ・守る「基盤力」を、4つの検定トラック×5級から1級までの積み上げ式の級構成ではかる民間検定です。学校・教室・子ども支援団体などでまとまって受ける団体受験を基本とし、個人向けのオンライン受験にも対応します。採点は自動で、受験料は5級1,500円から(予定)。PC配布(PCバンク)受給家庭・就学援助世帯には、無料または半額の減免制度を設けます。
背景
経済産業省「2040年の就業構造推計(改訂版)」は、AI・ロボットを活用できる人材が2040年に340万人不足すると推計しています。一方で子どもの日常には、生成AI・SNS・オンラインゲームがすでに深く入り込み、「使える」ことと「賢く安全に使える」ことの差が、学習面でも安全面でも広がりつつあります。
子ども向けの既存検定の多くは、プログラミング知識やタイピングなど「操作の習得」を測るものが中心です。AIの答えの限界を見極める、個人情報を守る、ゆずり受けた中古パソコンを安全にネットへつなぐ──そうした生活に直結する力を第三者基準で証明する仕組みは、まだ多くありません。同団体は、無償のIT教育とPC配布を続ける中で「教えたあと・配ったあとの力を証明する仕組み」の不足に着目し、本検定を開発しました。
2026年7月4日には、大森第三中学校で開催された地域連携イベント「デジタルジュニア学びDAY 2026 夏」にて体験版を先行実施しました。小学生から大人まで50名弱が参加し、挑戦した子どもたちのうち12名に中古ノートパソコンを配布しました(開催レポート)。
検定概要
「デジタルこどもBASE認定検定」(https://exam.digitalkodomo.jp/)は、「AIを使う・判断する力」(柱A)と「デジタル基盤を動かし・つなぎ・守る力」(柱B)の2本柱・4トラックで構成しています。
| トラック | 主な出題範囲 |
|---|---|
| A-1 AI活用検定 | AIの基礎理解、答えの限界の見極め、安全な活用法 |
| A-2 情報リテラシー検定 | 個人情報保護、情報の真偽判定、ネットのマナーとルール |
| B-1 デジタル基盤検定(PC・Linux) | ハードウェア、OSの仕組み、中古PC活用 |
| B-2 ネットワーク検定 | インターネットの仕組み、LAN・Wi-Fi、セキュリティ |
級は5級(入門・小学校低〜中学年目安)から1級(実務・大人)までの5段階です。正式開始時は5級〜3級を提供し、2級・1級は順次提供します。年齢・学年の制限はなく、5級から順に受験する積み上げ式で、飛び級はありません。合格者には「CN-」形式の認定番号と認定証を発行します。認定番号は、進学時の願書・活動報告書や履歴書に記載できます。
受験は、学校・教室・子ども支援団体などの単位で受ける団体受験を基本とし、個人向けのオンライン受験にも対応します。出題は選択式で、採点・成績通知は自動化しています。受験料は以下を予定しています。
| 級 | 個人 | 団体(10名〜) |
|---|---|---|
| 5級(入門) | 1,500円 | 1,200円 |
| 4級(基礎) | 2,000円 | 1,600円 |
| 3級(標準) | 2,500円 | 2,000円 |
| 2級(応用・準備中) | 3,500円 | 2,800円 |
| 1級(実務・準備中) | 7,000円〜 | 個別見積 |
※ 本検定は国家資格・公的資格ではなく、同団体が「認定検定規程 第1版」(2026年制定)に基づき実施する民間検定です。合格が進学・就職の合否を保証するものではありません。
特徴
- 「安全」と「モラル」に最低基準を置く合格設計総合点の達成に加えて、安全(AIの安全な使い方・個人情報保護・ネットワークセキュリティ)と、ネットのモラル(思いやり・人として越えてはいけない一線)に関わる出題領域へ最低基準を設定。これらが基準に届かなければ、総合点が足りていても合格にはなりません。医師国家試験の「禁忌肢」(患者を危険にさらす選択を選ぶと総合点が高くても合格にならない仕組み)と同じ考え方で、「使えるけれど、危ない使い方・人として大切な一線を越える使い方をする」状態を合格にしない設計です。とりわけ情報リテラシー検定では、ネットのモラルの領域が基準に満たない場合、合格にはなりません。
- AI活用力と基盤力の2本柱・4トラックAIを安全に使い本物を見抜く力(AI活用・情報リテラシー)と、パソコンやネットワークを動かし・つなぎ・守る力(PC・Linux・ネットワーク)を分けて評価。流行に左右されにくい、長く役立つスキルを対象にします。
- 団体受験を基本に、オンライン受験にも対応学校・教室・イベント・子ども支援団体など、まとまった単位で受ける団体受験を基本とし、会場でみんなと一緒に挑戦できます。個人でのオンライン受験にも対応し、自宅のパソコンから、地方や海外でも受験可能です。採点は自動で、受験後すぐに領域別の成績が表示され、得意分野と課題が具体的にわかります。
- 受験料の減免制度PC配布(PCバンク)受給家庭・就学援助世帯は無料または半額。お金の事情で「学ぶ機会」も「証明する機会」も左右されないよう、料金制度に組み込みました。
- 無償教育・PC配布事業との連動「ゆずり受けた中古PCを安全にネットへつなぐ」など、同団体の活動現場に根ざした実践的な場面を出題に取り入れています。対策学習には、同団体が無料公開する学習サイト群(こども学びラボ・こどもITラボ・まんがで学ぶ AI・デジタルリテラシー等)を利用できます。独学が難しい場合は、講師と学ぶ「トレーニングコース」(下記)も利用できます。
トレーニングコース(講師と学ぶ対策講座)
独学だけでなく、講師と一緒に学べる「トレーニングコース」も開講を予定しています。学校・教室でのグループ受講を基本に、オンラインでのグループ受講や、プロ講師によるマンツーマン指導にも対応します。いずれも公式テキストと受験料を含み、入会金はありません。修了後はそのまま検定を受験できます。PC配布(PCバンク)受給家庭・就学援助世帯には、受験料と同様にコース料金の減免制度を適用します。
| コース | 形式・回数 | 料金(税込・予定) |
|---|---|---|
| グループ講座(教室) | 90分×4回・少人数(PC貸与あり) | 29,800円 |
| グループ講座(オンライン) | 90分×4回・少人数 | 19,800円 |
| 個別指導(オンライン) | 60分×4回・プロ講師とマンツーマン | 44,000円 |
| 公式テキスト(単体購入) | 冊子/PDF | 2,750円 |
今後の展開
同団体は今後、2級(応用・高校生目安)・1級(実務)の提供を順次進めるとともに、学校・教室・子ども支援団体向けの団体受験(10名から団体料金を適用)を受け付けます。また、地域イベントでの体験版の継続実施や、成績上位者への中古パソコン配布との連動など、検定を「学ぶ動機づけ」として活用する取り組みを広げていきます。
団体概要
- 名称
- 特定非営利活動法人デジタルこどもBASE
- 所在地
- 東京都大田区中央3-3-3
- 代表者
- 理事長 漆谷 智行
- 設立
- 2024年活動開始 / 2026年4月 NPO法人化
- 法人番号
- 5010805003266
- 事業内容
- 子どもへのパソコン・AI・プログラミング無償教育、PC配布、放課後ラボ運営、学習サイト群(こども学びラボ/こども未来ノート/こどもITラボ/スキルアップ道場/まんがで学ぶ AI・デジタルリテラシー)の運営、認定検定の実施
- URL
- https://digitalkodomo.jp/
本リリースに関するお問い合わせ
特定非営利活動法人デジタルこどもBASE 広報担当
E-mail: admin@digitalkodomo.jp
検定サイト: https://exam.digitalkodomo.jp/
団体サイト: https://digitalkodomo.jp/
