この章で間違えやすい 3 パターン
誤答パターン 1
- ❌ よくある誤答:東廻り航路は江戸から、西廻り航路は大坂から出発すると答える
- 💡 ここがちがう:どちらも出発点は東北で、江戸・大坂は行き先。名前の「東・西」は行き先の方向を表す。
- ✅ 正しい理解:河村瑞賢が1671〜72年ごろに整備。東廻り航路=東北の太平洋側から江戸へ、西廻り航路=東北の日本海側から下関を回って大坂へ。
誤答パターン 2
- ❌ よくある誤答:大坂を「将軍のおひざもと」、江戸を「天下の台所」と答える
- 💡 ここがちがう:呼び名が入れ替わっている。大坂が「天下の台所」、江戸が「将軍のおひざもと」。
- ✅ 正しい理解:大坂は諸藩の蔵屋敷に年貢米が集まる商業の中心地で「天下の台所」。江戸は将軍の城があり人口約100万人に達した都市で「将軍のおひざもと」。
誤答パターン 3
- ❌ よくある誤答:株仲間を中世の「座」と同じ組合だと答える
- 💡 ここがちがう:時代も税を納める相手も違う。株仲間は江戸幕府・藩、座は中世の寺社・貴族に税を納めた組合。
- ✅ 正しい理解:株仲間は同業者の組合で、幕府・藩に税(運上金・冥加金)を納めて営業の独占を認められた。田沼意次が公認し、天保の改革で解散させられた。
なぜ間違えやすいのか
用語も地名も多く、似た響きの言葉(東廻り/西廻り、天下の台所/将軍のおひざもと)が近い場所で紹介されるため、それぞれの役割・出発点・相手を因果関係で整理できていない。
自分でチェック ── 診断問い
この章の核を1問で確認
Q. 東北で集められた年貢米は、どの航路でどの都市に運ばれ、そこでどう扱われる?
やってみよう:「東北→西廻り航路→大坂の蔵屋敷」「東北→東廻り航路→江戸」のどちらかを選び、運ばれた先で年貢米がどう扱われるかを一文で説明しよう。
つまずいたらここに戻ろう
この章で詰まったら、次の前提知識に戻ると整理しやすくなります。
- 幕藩体制と大名の参勤交代
- 身分制度と村・町のしくみ
- 鎖国と身分制度 ── 江戸時代の社会
もっとくわしく
出典・最終更新
- 出典基盤:教科書準拠の誤答診断データ(中2社会・歴史)
- 編集方針:教科書の核となる事実を起こりやすい誤答から逆引きで整理し、戻り先と診断問いをセットで提示しています。
- 最終更新:2026-08-14
