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平成・令和 ── バブル崩壊から現代へ

1989年に始まる 平成時代。バブル経済とその崩壊、阪神大震災、東日本大震災、政権交代、コロナ禍など、激動の時代でした。2019年からは 令和。現代の日本史を整理します。

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平成・令和 ── バブル崩壊から現代への流れ 背景 できごと 変化 影響 歴史は、背景、できごと、社会の変化、後の時代への影響を順 に並べると因果関係が見えます。
平成・令和 ── バブル崩壊から現代への流れ

歴史は、背景、できごと、社会の変化、後の時代への影響を順に並べると因果関係が見えます。

昭和から平成へ

1989年(昭和64年・平成元年)

1月7日:昭和天皇崩御 → 平成へ改元

同年:消費税3%導入

同年:ベルリンの壁崩壊(冷戦終結)

バブル経済(1986〜1991年)

用語
バブル経済
1986〜1991年、株価と地価が異常に高騰した好景気。「バブル」=泡のように一時的に膨らんだ。
  • 日経平均株価が4万円近くに(1989年末)
  • 地価が高騰、「土地神話」
  • 消費・投資が活発化、海外不動産買収
  • 1991年〜:株価・地価が暴落 → バブル崩壊

失われた30年

バブル崩壊後の長期低迷

1991年以降:金融不安、銀行の不良債権問題

1997年:山一證券・北海道拓殖銀行が破綻

1998年:日本長期信用銀行が国有化

2008年:リーマンショック

→ 経済成長率は 低成長(1〜2%以下)が続く

大震災

  • 1995年1月17日:阪神・淡路大震災(兵庫県南部、6434人犠牲)
  • 2011年3月11日:東日本大震災(東北地方、約2万人犠牲)
  • 福島第一原発事故 → エネルギー政策の転換
  • 2016年:熊本地震、2024年:能登半島地震

政治の動き

  • 1993年:55年体制崩壊(自民党分裂、細川連立内閣)
  • 2009年:民主党政権誕生(鳩山由紀夫首相)
  • 2012年:自民党復権(安倍晋三首相、最長政権)
  • 2019年:天皇譲位 → 令和に改元

令和の出来事

主な出来事

2019年4月30日:天皇退位(上皇明仁)を経て、5月1日に令和へ

2020年〜:新型コロナウイルスのパンデミック

2020年→2021年に東京オリンピック延期開催

2022年〜:ロシアのウクライナ侵攻、世界情勢の変化

物価高、円安、デジタル化・AI技術の急速な広がり

少子高齢化と人口減少

  • 2008年:日本の人口がピーク(1億2808万人)
  • その後人口減少へ転換
  • 65歳以上の割合が高く、世界でも高齢化が進んだ国の一つ
  • 少子化対策・働き方改革・外国人材の受け入れ・社会保障の持続が課題
つまずきポイント:現代史は「断定しすぎない」
  • 人口・高齢化率・物価などの数値は毎年変わるため、教科書や資料集では「傾向」を押さえる。
  • 平成以降の経済は、バブル崩壊、不良債権問題、金融危機、世界金融危機などが重なって長期低迷した。
  • 令和の出来事は現在進行中なので、原因と結果がまだ評価途中のものもある。
つまずきポイント:時代区分
  • 昭和:1926〜1989(64年間)
  • 平成:1989〜2019(30年間)
  • 令和:2019〜現在
  • テストで「平成何年」が出題される。元号と西暦を換算できるように。

練習問題

問題1(バブル)

バブル経済が崩壊したのは何年頃か。

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1991年(〜1992年にかけて)

問題2(震災)
  1. 1995年に起きた大震災
  2. 2011年に起きた大震災
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(1) 阪神・淡路大震災 (2) 東日本大震災

問題3(元号)

平成から令和に改元された年と月は。

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2019年5月(4月30日譲位、5月1日改元)

問題4(説明)

バブル崩壊後の日本経済が長期低迷した理由を、金融不安と消費・投資の変化にふれて説明しなさい。

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例:株価や地価が下がって企業や銀行に不良債権が増え、金融不安が広がった。企業は投資を控え、人々も消費に慎重になったため、景気回復が遅れ、低成長が長く続いた。

まとめ

  • 平成:1989〜2019、令和:2019〜。
  • バブル経済(1986〜91)とその崩壊 → 失われた30年。
  • 阪神・淡路大震災(1995)、東日本大震災(2011)。
  • 政権交代:1993年(細川)、2009年(民主党)、2012年(自民党復権)。
  • 少子高齢化・人口減少・社会保障・働き方の変化が大きな課題。