図でつかむ
月そのものの形が変わるのではなく、太陽に照らされた面の見え方が変わります。
月は太陽の光を反射しているだけ
月の満ち欠けのサイクル
地球から見た月の形は 約 29.5 日(約1か月)で1周。
- 新月:太陽と同じ側 → 暗い面が地球を向く → 見えない
- 三日月:新月から3日目くらい、細い月
- 上弦の月:右半分が明るい半月
- 満月:太陽と反対側 → 明るい面が地球を向く → 全部見える
- 下弦の月:左半分が明るい半月
位置関係で形が決まる
太陽 → 地球 → 月の順なら、地球から見る月の面はすべて太陽光 → 満月
太陽 → 月 → 地球の順なら、月の暗い面が地球を向く → 新月
太陽が直角の位置にあると → 半月(上弦/下弦)
月の見える時刻・方角
| 月の形 | 夕方の方角 | 南中時刻 |
|---|---|---|
| 新月 | 見えない | 正午(昼間) |
| 上弦 | 南の空 | 18時頃 |
| 満月 | 東の地平線 | 24時(深夜) |
| 下弦 | 見えない(深夜から朝) | 明け方 |
日食 ── 月が太陽を隠す
太陽 → 月 → 地球(新月の位置)に並ぶ
月が太陽の前を通り、太陽を隠す
皆既日食:全部隠す / 部分日食:一部隠す
月食 ── 地球の影に月が入る
太陽 → 地球 → 月(満月の位置)に並ぶ
月が地球の影に入って暗くなる
皆既月食:全部影に / 部分月食:一部影に
皆既月食では、月が 赤銅色に見える(地球大気を通った赤い光だけ届く)
月の表面の特徴
クレーター:隕石の衝突跡
海(うみ):黒く見える平らな部分(実際には水はない)
高地:白く見える山がちな部分
月には大気がほとんどない
月の自転周期と公転周期は同じ → 同じ面しか見えない
1969年:アポロ11号が人類初の月面着陸
月と地球の関係
- 月は地球の 唯一の自然衛星
- 地球から約 38万km 離れている
- 直径は地球の約 1/4(約3500km)
- 質量は地球の約 1/80
- 月の引力で地球の 潮の満ち引きが起こる
- 月は地球を 約27.3日で公転(自転周期も同じ)
- 月の公転面は地球の公転面に少し傾いているため、毎月の新月で日食、毎月の満月で月食、にはならない
- 日食は新月のとき限定、月食は満月のとき限定
- 3天体(太陽・地球・月)の位置が一直線になる必要がある
- 日食:月が太陽を隠す(新月、太陽→月→地球)
- 月食:地球の影に月が入る(満月、太陽→地球→月)
- 「日が食べられる」「月が食べられる」と覚える
- 上弦の月:新月から満月へ向かう途中。夕方ごろ南の空に見え、右半分が明るい
- 下弦の月:満月から新月へ向かう途中。明け方ごろ南の空に見え、左半分が明るい
- 「弦の向き」だけで覚えると、見る時刻や方角で混乱しやすい。まずは 満ち欠けの途中段階・南中時刻・明るい側で整理する
練習問題
太陽・地球・月の位置で、満月になる並びと新月になる並びを答えよ。
答えを見る
満月:太陽→地球→月の順 / 新月:太陽→月→地球の順
満月が南の空に来るのは何時頃か。
答えを見る
真夜中(深夜0時頃)
(1) 日食が起こるのは、新月か満月か。(2) 月食が起こるのは。
答えを見る
(1) 新月のとき (2) 満月のとき
月齢と月の名前
| 月齢 | 形 | 名前 |
|---|---|---|
| 0 | 見えない | 新月(朔) |
| 3 | 細い右下がりの弧 | 三日月 |
| 7 | 右半分 | 上弦の月 |
| 13 | ほぼ満月 | 十三夜 |
| 14 | 満月の前夜 | 小望月 |
| 15 | 満月 | 望月(十五夜) |
| 22 | 左半分 | 下弦の月 |
| 28 | 細い右上がりの弧 | 有明の月 |
月の出と月の入りの時刻
新月:太陽と一緒(昼間、見えない)
上弦の月:昼12時頃に出る → 夕方に南の空で見られる → 真夜中に西へ沈む
満月:日没頃 → 真夜中に南中 → 明け方に沈む
下弦の月:真夜中 → 明け方の南の空 → 昼12時頃に沈む
→ 1日あたり 約50分遅くなる
まとめ
- 月は 太陽の光を反射するだけ。自ら光らない。
- サイクル:新月 → 上弦 → 満月 → 下弦 → 新月(約29.5日)。
- 形は 太陽・地球・月の位置関係で決まる。
- 日食:太陽 → 月 → 地球(新月のとき)。
- 月食:太陽 → 地球 → 月(満月のとき)。
- 毎日 約50分遅れで月の出が遅くなる。