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子ども向けのAI・情報モラル教材 1万点を無料公開 ── 4コマまんが340本から生まれたイラスト・ワークシート・ポスター

〜非営利のこども活動なら、申請なしで自由に。素材4,080種/ダウンロードできるファイルは10,765件〜

報道関係者各位

2026年9月27日

特定非営利活動法人デジタルこどもBASE

特定非営利活動法人デジタルこどもBASE(東京都大田区、理事長:漆谷智行、以下「同団体」)は、子ども向けのAI・情報モラル教材 10,765点を、本日より公式サイトで無料公開します。イラスト、ワークシート、ポスター、カード教材までを一式そろえ、学校・学童・放課後施設・子ども会・NPO・図書館・地域活動・ご家庭など、非営利のこども活動であれば、申請なしでご利用いただけます。

公開ページ: https://digitalkodomo.jp/kyozai-sozai/

10,765点
ダウンロードできるファイル
4,080種
素材の種類
1,064枚
ワークシート
無料
非営利なら申請不要

つくったものを、しまっておかない

子どもがスマートフォンや生成AIに出会う年齢は、年々下がっています。一方で、「AIの答えをどう受け取るか」「SNSで何を書かないか」を子どもと一緒に考えるための材料は、必要な人の手元にあるとは限りません。

同団体は2026年、子ども向けの情報モラル4コマまんが340本と、読みもの「こども未来ノート」355本を制作し、無料公開してきました。今回公開するのは、その制作過程で生まれた原画とイラストです。団体の中だけで使って終わりにせず、こどもの学びや活動にかかわる方が自由に使える形にして開放します。

これまでは、教育関係者の方に個別にご案内する形をとっていました。その中で教材として使いたいというご連絡を複数いただくようになり、限られた方にお渡しするより、必要な方が自由に使える形にしたほうがよいと判断しました。今回の一般公開は、そうしたお声を受けてのものです。

公開する内容

区分ファイル数内容
イラスト素材4,4231,624種。キャラクター、人物、背景、小物、ピクトグラム、吹き出し、スタンプ、ぬりえ、よい例・わるい例 ほか
場面イラスト4,1101,370種。パスワード、SNS、課金、AI、夜のスマホなど、情報モラルの「場面」をセリフなしで描いた原画
ワークシート2,1281,064枚。「セリフを考えよう」340/「4コマ目を考えよう」340/「ならべかえよう」340/「どっちがいい?」44。印刷用PDF・こたえの例つき
掲示用ポスター9015種。A4・A3/ふりがなあり・なし
カード教材・すごろく147種。仕分けカード、ITことばカード、情報モラルすごろく(小学生版/中高生版)
合計10,765白黒印刷用・背景透過・左右反転・16:9などの版ちがいを含む

同じ絵でも、白黒印刷用・背景透過・左右反転・スライド用16:9など複数の版を用意しているため、ファイル数は10,765件になります。版ちがいをまとめた素材の種類は4,080種です。

※ 点数は2026年9月28日時点のものです。最新の点数は素材集のページをご覧ください。

あわせて、すでに公開中の4コマまんが340本(すべて読み上げ動画つき)、こども未来ノート355本(日本語・英語)も、引き続き無料でご利用いただけます。

どんな素材があるか

一部をご紹介します。すべて同じ画風でそろえているので、組み合わせて使えます。

車いすの女の子がタブレットを使っているイラスト
いろいろな子ども
子どもがタブレットでAIに話しかけている場面のイラスト
場面イラスト
AIアプリの使い方のよい例を描いたイラスト
よい例・わるい例
遠足でバスに乗る子どもたちのイラスト
学校行事
英語の授業を受ける子どもたちのイラスト
教科の場面
AIが答えを作るしくみを示した図解
しくみの図解
教室の背景イラスト
背景
子どもが手をふっている線画のぬりえ
ぬりえ
桜の花で囲んだプリント用のかざり枠
季節のかざり枠
スマートフォンのピクトグラム
ピクトグラム
「ありがとう」のスタンプ
スタンプ
セリフを考えるワークシートの見本
ワークシート

このほかの素材は素材集のページでご覧いただけます。

3つの特徴

1. 「使う側が加工する」前提でそろえている

背景透過、白黒印刷用、左右反転、16:9など、同じ絵をいくつもの版で用意しています。切り抜く、色を変える、文字を入れる — どれも自由です。

2. AIリテラシーを伝える団体が、教材をAIでつくった

素材はAIを活用して同団体が制作しています。そのことをサイト上に明記しています。AIとの付き合い方を子どもに伝える立場として、自分たちの制作過程も隠さずに示す方針です。

3. いろいろな子どもが描かれている

めがね、車いす、補聴器を使う子、さまざまなルーツの子を描いた素材を含みます。使われた先で、そこにいる子が自分を見つけられることを意図しています。

1枚つくるのと、配れる1万点をそろえるのは別の仕事です

AIで絵を1枚つくるのは、いまや誰にでもできます。楽しいですし、そこから始めるのがいいと思います。

けれど、人に配って使ってもらうものとなると、話が変わります。画風がそろっていること、手や体が破綻していないこと、文字が化けていないこと、背景がきれいに抜けること、印刷しても荒れないこと。「遊びで1枚」と「配れる1万点」のあいだには、技術の差があります。今回の制作で実際にやっていたのは、こういうことでした。

  • 伝え方を考える ── 「教室の絵」では足りません。誰が、どこで、何をしていて、背景に何があるのか。言葉にする力が、そのまま絵の質になります
  • 同じ見た目を保つ ── 1万点がばらばらでは素材集になりません。指示の型を作り、崩れたら整えます
  • できたものを疑う ── 手の指の数、車いすのフットレストの位置、白杖の持ち方。AIはもっともらしく間違えます。出てきたものをそのまま信じないことが要ります
  • 直す・作り直す ── 思ったものが出なければ、捨てて指示を書き直します。今回も、白いシャツが背景と判定されて透明に抜けてしまった絵を見つけ、作り直しました
  • 使える形に整える ── 背景を抜く、白黒にする、印刷やスライドの大きさに合わせる

つまり、AIを使う力とは「頼む力」「疑う力」「直す力」です。特別な才能ではなく、練習で身につきます。

同じ品質で作り続けるために、道具から作りました

素材1万点も、4コマまんが340本も、1枚ずつAIに頼んで集めたものではありません。作るための仕組みを自分たちで作っています。

  • 設計図をテキストで持つ ── どの話に誰が出て、何コマで、どんな場面かを1つのファイルにまとめ、そこから生成と組み立てまでを自動で流します
  • キャラクターの見た目を保つ ── 毎回おなじ参照画像を渡し、話が変わっても同じ子に見えるようにします
  • セリフは絵に描き込まない ── 吹き出しはあとからWebページ側で重ねます。文字が崩れませんし、言い回しを直すのも一瞬です
  • 失敗したコマだけ描き直す ── 4コマまるごとではなく、おかしかった1コマだけを作り直せるようにしています
  • 点検を機械にやらせる ── 画像の抜け、リンク切れ、説明文の有無などは自動で確認します。人は絵そのものを見ることに時間を使います
  • 読み上げ動画も自動で ── 音声合成と動画作成をつなぎ、340本すべてに動画を用意しました

こうした「作り方を作る」部分は、地味に見えていちばん力がつくところです。同じ考え方は、プログラミングでも、調べものでも、作文でも使えます。

この力を、子どもたちに

デジタルこどもBASEが日ごろ子どもたちに伝えているのは、まさにこの部分です。AIを「答えを出してくれる便利な道具」で終わらせず、自分が作りたいものに近づけていく道具として使えるようになってほしいと考えています。

家庭にパソコンがなくても始められるよう、パソコンの配付・貸与も行っています。家庭の事情で「触ったことがない」まま大きくなる子を減らしたい、というのが当団体の出発点です。

見学・参加のご相談や、活動の詳細もお気軽にご覧ください。

この「作り続けるための仕組み」については、コラム「偶然でAIを使うか、必然でAIを使うか」でくわしく書いています。

ご利用条件

  • 非営利の教育・こども活動であれば、申請不要・無料でお使いいただけます(学校、学童、放課後施設、子ども会、NPO、図書館、地域活動、ご家庭など)
  • 切り抜き・色の変更・文字入れなどの加工は自由です
  • 営利目的の利用(塾・習い事教室などの有償のサービス、有料の教材・出版物、広告、商品などへの使用)はご遠慮ください。判断に迷う場合はご相談ください
  • 素材そのものの再配布・販売(素材集としてまとめて配る、ダウンロードできる形で公開する等)はご遠慮ください
  • クレジット表記は任意です(「イラスト:特定非営利活動法人デジタルこどもBASE」と添えていただけますと幸いです)

今後

英語版の公開と、素材の拡充を予定しています。「こういう素材がほしい」というご要望も受け付けます。

団体概要

団体名特定非営利活動法人デジタルこどもBASE
法人番号5010805003266
所在地〒143-0024 東京都大田区中央3-3-3
理事長漆谷 智行
公式サイトhttps://digitalkodomo.jp/

デジタルこどもBASEは、家庭環境に左右されず、子どもたちがパソコン・AI・プログラミングに触れ、自分で調べ、つくり、発表できる機会を広げるために活動しています。

本件に関するお問い合わせ

特定非営利活動法人デジタルこどもBASE
メール: admin@digitalkodomo.jp

取材、素材の提供、ご利用のご相談はメールにて承ります。