この章の比較ペア(まとめ表)
| 比較ペア | A | B |
|---|---|---|
| willの肯定文と否定文の違い | will肯定文 | will否定文 |
| willの肯定文と疑問文の違い | will肯定文 | will疑問文 |
| willの予測用法とその場の意志用法の違い | 予測のwill | その場の意志のwill |
1. willの肯定文と否定文の違い
| 比べる軸 | will肯定文 | will否定文 |
|---|---|---|
| 意味 | 〜するつもり/〜だろう/〜します | 〜しないつもり/〜しないだろう |
| 基本の語順 | 主語 + will + 動詞の原形 | 主語 + will not + 動詞の原形 |
| 短縮形 | I'll, you'll, he'll, she'll, we'll, they'll, it'll | won't(will not の短縮) |
| 代表例文 | I will go to Tokyo tomorrow. | I won't go. / She will not come. |
| willの後ろの動詞 | 必ず原形(s/es/edをつけない) | 同じく必ず原形(notの後ろも原形) |
| doの要・不要 | do/does/didは不要 | do/does/didは不要(notを足すだけ) |
| 発音注意 | I'll は「アイル」、she'll は「シール」 | won't は /woʊnt/(ウォウント、オウの長母音)。want /wɑnt/(ワント、アの音)と母音が異なるので注意 |
なぜこの違いが生まれたのか
willは 助動詞 なので、be動詞や can と同じグループに属し、否定するときは 後ろに not を置くだけ でよく、do/does/did を借りてくる必要がありません。will not がひとまとまりで「〜しないだろう」を表し、会話では won't という短縮形が定着しました。後ろの動詞は肯定でも否定でも 必ず原形 です。
混同しやすいポイント
「I willn't go.」のように willn't と短縮するのは誤り。正しくは won't。また won't(〜しないだろう)と want(〜したい)を綴り・発音ともに混同しやすい。アポストロフィを忘れて「wont」と書くのもダメ。
テストでの聞かれ方
「次の文を否定文に書きかえなさい」で She will buy a new bag. → She won't buy a new bag. のように出題される。誤り直しでは I willn't go. → I won't go.、適語選択では They (won't / don't) come から won't を選ばせる形が定番。
2. willの肯定文と疑問文の違い
| 比べる軸 | will肯定文 | will疑問文 |
|---|---|---|
| 意味 | 〜するつもり/〜だろう | 〜しますか?/〜してくれますか? |
| 語順 | 主語 + will + 動詞の原形 . | Will + 主語 + 動詞の原形 ? |
| willの位置 | 主語の後ろ | 主語の前(文頭) |
| 代表例文 | It will rain tomorrow. | Will it rain tomorrow? |
| 応答の形 | 応答は不要(情報を伝える文) | Yes, 主語 + will. / No, 主語 + won't. |
| 疑問詞を使うとき | 肯定文では疑問詞を使わず、情報を平叙文で伝える(例:The train will arrive at six.) | What will you do tomorrow? / When will the train arrive? |
| 依頼用法 | 依頼ではなく、事実・予定・意志を述べるのに使う(例:I will help you.) | Will you 〜? で「〜してくれる?」の依頼に使える |
なぜこの違いが生まれたのか
willは 助動詞 なので、疑問文を作るときは do/does を借りる必要がなく、will を文頭に出すだけ で疑問文ができます。これは can と同じルールです。答えるときも do ではなく will / won't を使うのが基本。Will you 〜? は「〜してくれる?」という依頼の決まり文句としても使えます。
混同しやすいポイント
「Do you will come?」のように do を足してしまうのは典型ミス。応答で「Yes, it does.」「No, I don't.」と答えるのも誤りで、正しくは Yes, it will. / No, it won't.。疑問詞付きでも語順は 疑問詞 + will + 主語 + 動詞の原形 で固定。
テストでの聞かれ方
「次の文を疑問文に書きかえなさい」で She will buy a new bag. → Will she buy a new bag? と書きかえる出題が定番。応答問題では「Will you be free tonight?」に Yes, I will. と答えさせたり、「窓を開けてくれませんか」を Will you open the window? と英訳させる形で出る。
3. willの予測用法とその場の意志用法の違い
| 比べる軸 | 予測のwill | その場の意志のwill |
|---|---|---|
| 日本語訳 | 〜だろう/〜になる | 〜するよ/〜します(今決めた) |
| 話す前の状態 | 前から見通していたこと | 話す瞬間に決めたこと |
| 主語の傾向 | It, She, He など第三者・天気が多い | I(自分)が圧倒的に多い |
| 代表例文 | It will rain tomorrow. | A: The phone is ringing. B: I'll get it. |
| 気持ち | 見通し・予報・客観的判断 | 意思決定・即断・約束 |
| 短縮形の出やすさ | It'll, She'll など | I'll が特に多い(口語) |
| be going to との関係 | be going to でも置きかえ可能なことが多い | その場の決定 は will が自然(be going to は前から計画したこと) |
なぜこの違いが生まれたのか
willはもともと「意思」を表す助動詞で、そこから「これから起こる見通し」を表す 予測 と、「いま決めた行動」を表す その場の意志 の両方に広がりました。中2では be going to との使い分けが重要になり、前から計画していたこと=be going to、話す瞬間に判断したこと=will、と覚えると整理しやすいです。なお「来週土曜にパーティーをする予定だ」のような 前から決めていた計画 は be going to がより自然ですが、will でも通じます。
混同しやすいポイント
電話が鳴って「I'm going to get it.」と答えるのは不自然(前から取ろうとしていた、になる)。正しくは I'll get it.。逆に「来週土曜にパーティーをする予定だ」のような 前から決めていた計画 は、be going to(I'm going to have a party next Saturday.)の方がより自然。will でも通じるが、「今決めた」ニュアンスに寄りやすいので、計画済みのことには be going to を選ぶと安全。
テストでの聞かれ方
和訳問題で I will help you. を「手伝うよ(その場の意志)」、It will rain tomorrow. を「雨が降るだろう(予測)」と訳し分けさせる形で出る。会話文の空所補充で「A: The phone is ringing. B: ( ) get it.」に I'll を入れさせる出題も頻出。
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出典・最終更新
- 出典基盤:教科書(英語)の核となる事実と概念データに基づく整理。
- 編集方針:教科書頻出の混同ペアを、比較表と背景説明、混同ポイント、テストでの問われ方までセットで提示しています。
- 最終更新:2026-06-27
