この章の比較ペア(まとめ表)
| 比較ペア | A | B |
|---|---|---|
| SVOO形 と SVO+to/for形 の違い | SVOO形 | SVO+to/for形 |
| to を使う動詞 と for を使う動詞 の違い | to を使う動詞 | for を使う動詞 |
| 目的格 と 主格 の違い(SVOOの「人」の形) | 目的格 | 主格 |
1. SVOO形 と SVO+to/for形 の違い
| 比べる軸 | SVOO形 | SVO+to/for形 |
|---|---|---|
| 語順 | 主語+動詞+人+もの | 主語+動詞+もの+to/for+人 |
| 目的語の数 | 2つ(人ともの) | 1つ(もの)+前置詞句 |
| 例文 | I gave him a present. | I gave a present to him. |
| 前置詞 | 使わない | to または for が必要 |
| 「もの」が代名詞のとき | △He gave Tom it.(不自然) | ○He gave it to Tom.(自然) |
| 強調されやすい情報 | もの(最後にくる語) | 人(最後にくる語) |
| 中心となる文型 | 第4文型(SVOO) | 第3文型(SVO)+前置詞句 |
なぜこの違いが生まれたのか
英語には「人」と「もの」を並べて置く形(SVOO)と、「もの」のあとに前置詞でつなぐ形(SVO+to/for)の2通りがあります。意味はほぼ同じですが、語順が変わると最後にくる語が強調されるため、伝えたい情報によって使い分けます。
混同しやすいポイント
SVOOで「もの→人」の順にしてしまう誤りが多発(×I gave a present him.)。また、書き換え時に前置詞を忘れる、もしくはSVO形のまま「人」を先に置くミスも目立ちます。
テストでの聞かれ方
「書き換え問題」が定番で、SVOO ⇔ SVO+to/for の双方向変換が出題されます。語順・前置詞・動詞の形をすべて正しく整えられるかが採点ポイントになります。
2. to を使う動詞 と for を使う動詞 の違い
| 比べる軸 | to を使う動詞 | for を使う動詞 |
|---|---|---|
| 意味のイメージ | 相手に「届ける」動作 | 相手の「ために」する動作 |
| 代表的な動詞 | give, show, tell, teach, send, write, lend | buy, make, cook, find, choose |
| 覚え方の記号 | →(矢印で届く) | ♥(〜のために) |
| 相手がいないと成立するか | 成立しにくい(届け先が必要) | 成立する(相手がいなくても作れる・買える) |
| 例文 | I gave a present to him. | She bought a hat for me. |
| よくある誤答 | ×I sent a letter for my friend. | ×I bought a book to him. |
なぜこの違いが生まれたのか
to は「相手に届く動作」を、for は「相手のためにする動作」を表します。give や send は相手がいなければ成立しない「届ける」動作なので to、buy や make は相手がいなくても自分で実行できる「〜のため」の動作なので for を使うのです。なお、ask は特別で of を使う(ask a favor of him)ことがありますが、これは中学では発展事項として軽く触れる程度で十分です。
混同しやすいポイント
動詞を見ずに前置詞を選ぶと混乱します。特にbuy/make を to で書いてしまう(×bought a book to him)、give/send を for で書いてしまう(×sent a letter for him)が頻出ミスです。
テストでの聞かれ方
「( )に to または for を入れよ」という穴埋め問題が王道です。動詞ごとに to / for を覚えているかを問われ、誤り直し問題でもこの区別が中心になります。
3. 目的格 と 主格 の違い(SVOOの「人」の形)
| 比べる軸 | 目的格 | 主格 |
|---|---|---|
| 文中での位置 | 動詞や前置詞のあと(目的語) | 文の先頭(主語) |
| 代表的な形 | me, him, her, us, them | I, he, she, we, they |
| SVOOでの使い方 | O₁(人)に使う | 使わない(主語専用) |
| 正しい例 | ○I gave him a book. | ○He gave me a book. |
| 誤った例 | ─ | ×I gave he a book.(主格を目的語に置いた) |
| 日本語のヒント | 「彼に・私に」など「に」で訳す | 「彼は・私は」など「は・が」で訳す |
| 前置詞 to/for の後 | 目的格を置く(to him, for me) | 置けない |
なぜこの違いが生まれたのか
英語では主語に使う形(主格)と目的語に使う形(目的格)が別の単語になっています。SVOOの「人」は動詞の目的語なので、必ず目的格(me, him, her, us, them)にする必要があります。
混同しやすいポイント
主格をそのまま目的語に置くミスが定番で、×I gave he a book. / ×She showed I her photo. のような誤りが頻出。日本語で「彼に」と訳せる位置でも英語では he ではなく him を使います。
テストでの聞かれ方
「誤り直し問題」や「適切な代名詞を選べ」の形で出題されます。SVOOの語順と組み合わせて、人の代名詞を目的格にできているかが採点の中心です。
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出典・最終更新
- 出典基盤:教科書(英語)の核となる事実と概念データに基づく整理。
- 編集方針:教科書頻出の混同ペアを、比較表と背景説明、混同ポイント、テストでの問われ方までセットで提示しています。
- 最終更新:2026-06-27
