この章の比較ペア(まとめ表)
| 比較ペア | A | B |
|---|---|---|
| There is と There are の違い | There is | There are |
| There is/are と 特定の主語+be動詞の違い | There is/are 〜 | My book is 〜 |
| There is/are と It is の違い | There is/are | It is |
1. There is と There are の違い
| 比べる軸 | There is | There are |
|---|---|---|
| 後ろに来る名詞 | 単数名詞(a cat, a park) | 複数名詞(two books, many students) |
| 数えられない名詞 | water・money・timeもここ(量が多くてもis) | 数えられない名詞では使わない |
| 否定文 | There isn't 〜 | There aren't 〜 |
| 疑問文 | Is there 〜? | Are there 〜? |
| 過去形 | There was 〜 | There were 〜 |
| 例文 | There is a cat under the desk. | There are two books on the desk. |
なぜこの違いが生まれたのか
There is/There are は、be動詞(is/are)の前に there を置いて存在を伝える構文です。Thereは主語ではなく、本当の主語はis/areの後ろの名詞。だから、is/areの選び方はいつも後ろの名詞の数で決まります。単数・数えられない名詞ならis、複数ならareという、be動詞そのもののルールがそのまま生きています。
混同しやすいポイント
Thereを主語だと思い込んで「単数だからis」と判断してしまいやすいですが、Thereの数は関係ありません。water・moneyのような数えられない名詞は、量が多くてもisのままです。
テストでの聞かれ方
「There ( ) some water in the glass.」のような空所補充問題で、名詞の数・数えられるかどうかを見て is/are を選ぶ問題が頻出。
2. There is/are と 特定の主語+be動詞の違い
| 比べる軸 | There is/are 〜 | My book is 〜 |
|---|---|---|
| 伝える情報 | 初めて話題にする、新しい情報の存在 | すでに何を指すかわかっているもの |
| 名詞につく語 | a/an、数字、some、anyなど | my・your・the など特定を示す語 |
| 文の主語 | There(形式的な主語) | My book(本当の主語) |
| 例文 | There is a book on the desk. | My book is on the desk. |
なぜこの違いが生まれたのか
There is/There are は「〜がある・いる」という新しい情報の存在を伝える構文です。my・your・theがつく名詞は、聞き手もすでに何を指すかわかっているため、newしい情報として存在を紹介する必要がありません。そのため、ふつうの主語+be動詞の形(My book is 〜)で表します。
混同しやすいポイント
日本語の「私の本が机の上にある」の語順につられて There is my book on the desk. と書いてしまいやすいですが、my/your/theがつく名詞にはThere is/areを使いません。
テストでの聞かれ方
「There is my book on the desk. を正しい英文に直せ」のような誤文訂正問題が頻出。答えはMy book is on the desk.
3. There is/are と It is の違い
| 比べる軸 | There is/are | It is |
|---|---|---|
| 働き | もの・人の存在を伝える | 天気・時間・距離などを表す形式的な主語 |
| 後ろに名詞が続くか | 続く(a cold wind など) | 存在を表す名詞は続かない(形容詞が中心。ただしIt is Monday.のような時刻・曜日の名詞は続く) |
| 指すもの | Thereは何も指さない、単なる合図の語 | Itも何も指さない、形式的な主語 |
| 例文 | There is a cold wind today. | It is cold today. |
なぜこの違いが生まれたのか
There is/are は「〜というもの・人がある・いる」と名詞の存在を言うための構文で、後ろに名詞(wind、cat など)が続きます。一方Itは天気・時間・距離を表す形式的な主語で、後ろには形容詞(cold、sunnyなど)が続きます。ただしItは「〜がある」という存在を紹介する語ではないので、wind のような存在物を表す名詞を直接続けることはできません(It is Monday. や It is three o'clock. のように、時刻・曜日を表す決まった言い方の名詞は続けられます)。両方とも「それ」と訳せる言葉ではない点は同じですが、存在を紹介するかどうかが違います。
混同しやすいポイント
「今日は冷たい風がある」を言いたいときに It is a cold wind today. と書いてしまいやすいですが、名詞(wind)の存在を言うのはThereの役割です。Itのあとに、風のような存在を表す名詞は続けません。
テストでの聞かれ方
「日本語に合う英文を選べ:今日は寒い/今日は冷たい風がある」のような選択問題で、It is cold today. と There is a cold wind today. を見分ける問題が出ます。
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出典・最終更新
- 出典基盤:教科書(英語)の核となる文法事実と概念データに基づく整理。
- 編集方針:教科書頻出の混同ペアを、比較表と背景説明、混同ポイント、テストでの問われ方までセットで提示しています。
- 最終更新:2026-08-14
