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単項式と多項式 ── 式の分類と次数 ── 教科書頻出の違い 3 ペア

中2数学(数学)の「単項式と多項式 ── 式の分類と次数」で混同しやすい比較ペアを 3 組、比較表と「なぜ違うか」「混同しやすいポイント」「テスト頻出」までセットで整理しました。

この章の比較ペア(まとめ表)

比較ペアAB
単項式と多項式の違い単項式(たんこうしき)多項式(たこうしき)
単項式の次数と多項式の次数の違い単項式の次数多項式の次数
項と係数の違い項(こう)係数(けいすう)

1. 単項式と多項式の違い

比べる軸単項式(たんこうしき)多項式(たこうしき)
式の作り方数や文字の「かけ算だけ」でできている単項式の「足し算・引き算」でできている
項(こう)の数項は1つだけ項が2つ以上
項を分ける +,− の有無項を分ける +,− がない(−3x の「−」は係数の符号で、項を分ける記号ではない)項を分ける + や − があり、複数の項に分けられる
代表例3、x、2ab、5x²yx+2、3x²+5x−1
次数の数え方かけている文字の個数を数える項の中で最大の次数を見る
定数だけの式の扱い7 のような定数も単項式(次数は0)定数だけでは多項式にはならない
中2でのねらい1つの式の構造(文字と数のかけ算)を見抜く複数の項に分けて計算する力をつける

なぜこの違いが生まれたのか

単項式と多項式は「式が +,− で分けられるかどうか」で区別します。かけ算だけの式は1つのかたまり(単項式)、足し算・引き算でつながれた式はいくつかのかたまり(多項式)です。中2の式の計算では、まず式を項に分けてから係数や次数を考えるので、この区別がすべての計算の土台になります。

混同しやすいポイント

「2x+3x」は書かれた形では項が2つあるので多項式です。ただし同類項をまとめると 5x(単項式)になります。分類するときは「今その式に項がいくつあるか」で見るのがルールで、まとめた後の形ではなく書かれた形で判断します。また、−5xの「−」を落として「5x」と書くと項の符号がずれるので注意。

テストでの聞かれ方

「次の式は単項式か多項式か答えよ」という分類問題が定番。3xy/x+2y/5/2a²−3a+1 のような式が並び、+,−で区切れるかで判定します。あわせて項の数や次数を聞かれることが多いです。

2. 単項式の次数と多項式の次数の違い

比べる軸単項式の次数多項式の次数
定義かけている文字の個数項の中で最も高い次数
数え方の手順1つの式の中の文字を数えるまず項に分け、各項の次数を出してから最大を選ぶ
例2ab → a1個+b1個=2次3x²+5x−1 → 最大次数2 → 2次式
係数の影響係数の大きさは次数に関係しない係数の大きさは次数に関係しない
定数項の扱い7 のような定数は次数0定数項(例:−1)は次数0として混ぜて考える
呼び方「○次の単項式」と呼ぶ「○次式」と呼ぶ(例:2次式、3次式)
代表的な確認問題5x³ や 2ab の次数を答えるx²+3x+1 や 4x²y+3xy の次数を答える

なぜこの違いが生まれたのか

次数は「文字を何個かけているか」を表します。単項式は1つの式なので文字を直接数えればOK。多項式は項ごとに次数がちがうので、一番高い次数を式全体の次数とします。これは「式の大きさ(くらい)」を表す目安で、加減や乗除の計算でも次数ごとにまとめて扱います。

混同しやすいポイント

次数と項数を混同するミスが多い。3x²+5x−1 は項が3つだが次数は2。また、4x²y を「次数2」と答えるミスもよくある。文字はxが2個+yが1個=3次です。

テストでの聞かれ方

「次の式の次数を答えよ」という直球問題が頻出。5x³(3次)、2ab(2次)、x²+3x+1(2次)、4x²y+3xy(3次)のように、単項式と多項式を混ぜて出題されます。「○次式」という呼び方も問われます。

3. 項と係数の違い

比べる軸項(こう)係数(けいすう)
意味多項式を + で区切った一つ一つの部分単項式の中で文字に掛かっている数の部分
符号の扱い「−」もマイナスごと項に含める符号(+,−)も込めて読む
例:3x²−5x+2 のとき項は 3x²、−5x、+2 の3つ3x²の係数は3、−5xの係数は−5、定数項は2
省略されるもの項そのものは省略されない係数1や−1は省略されるが存在する(x の係数は1)
見つけ方の手順まず +,− で式を切り分ける切り分けた項の中で、文字以外の数の部分を読む
数える対象式に項がいくつあるかを数える各項の数の部分の大きさ・符号を読む
計算でのはたらき同類項どうしをまとめる単位になる同類項をまとめるとき、足し引きするのは係数だけ

なぜこの違いが生まれたのか

項は式を切り分けたパーツ、係数はそのパーツの中の数です。たとえば 3x²−5x+2 では、まず +,− で3つの項に分け、それぞれの項の中に係数(3、−5)と文字(x²、x)と定数(2)が見えてきます。同類項をまとめるときは、係数だけを足し引きするので、この区別が計算の正確さに直結します。

混同しやすいポイント

負の係数の符号を落とすミスが定番。−5x の係数は −5 であって 5 ではない。また、x の係数を「なし」と答えるミスも多く、正しくは1。「−」を項にくっつけ忘れて、3x²−5x+2 の項を「3x²、5x、2」と答えるのも誤りです。

テストでの聞かれ方

「次の式の項を答えよ」「○xの係数を答えよ」が典型。3x²−5x+2 のような式を出し、符号込みで項や係数を答えさせます。x や −x の係数(1、−1)を聞く問題もあり、省略されている数の存在に気づけるかが問われます。

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出典・最終更新

  • 出典基盤:教科書(数学)の核となる事実と概念データに基づく整理。
  • 編集方針:教科書頻出の混同ペアを、比較表と背景説明、混同ポイント、テストでの問われ方までセットで提示しています。
  • 最終更新:2026-06-27