質量保存の法則 のテスト頻出 5 パターン
定期テスト・入試で実際によく出る型を、答え方のコツとセットで整理しました。
パターン1:法則の意味と発見者を問う知識問題
📝 典型的な出題例:次の文の空らんに当てはまる語句を答えなさい。「化学変化の前後で物質全体の( ア )は変わらない。これを( イ )の法則という。この法則はフランスの化学者( ウ )が発見した。」
✅ 答え方のコツ:用語をセットで暗記するのがコツ。①「質量保存の法則」②発見者は「ラボアジエ」(フランスの化学者)の2点はワンセットで覚える。さらに「なぜ?」と聞かれたら、原子は消えたり生まれたりせず、組み合わせが変わるだけだから、と原子の数で説明できるようにしておく。
🔑 押さえる用語:質量保存の法則, ラボアジエ, フランスの化学者, 原子の組み合わせ
⚠️ ありがちなミス:発見者を「ドルトン」や「アボガドロ」と混同するミスが多い。また、漢字ミス(「保存」の「存」を「在」と書いてしまう)や、「エネルギー保存の法則」と混同するミスにも注意。
パターン2:密閉容器と開放容器での質量変化の比較
📝 典型的な出題例:プラスチック容器に塩酸と炭酸水素ナトリウムを別々に入れ、ふたを閉じて全体の質量を測った後、容器を傾けて反応させた。①ふたを閉じたままの質量はどう変化するか。②ふたを開けるとどうなるか。理由とともに答えなさい。
✅ 答え方のコツ:①は「変わらない」と即答。理由は「発生した二酸化炭素も容器の中に残っているから」。②は「減ったように見える」と答える。理由は「二酸化炭素が容器の外へ逃げたから、物質が消えたのではない」と書くこと。「逃げた」「移動した」という表現を使うと得点しやすい。
🔑 押さえる用語:密閉容器, 二酸化炭素, 気体の発生, 見かけの質量
⚠️ ありがちなミス:ふたを開けたときに「物質が消えた」と答えるのは最大の誤り。気体は目に見えないだけで質量を持っており、外へ移動しただけと書くのが正解。
パターン3:銅と酸素の質量比を使った計算問題
📝 典型的な出題例:銅と酸素は質量比4:1で結びついて酸化銅になる。次を求めなさい。①銅12gと結びつく酸素の質量。②銅8gからできる酸化銅の質量。③酸化銅25gに含まれる銅の質量。
✅ 答え方のコツ:まず「銅:酸素:酸化銅=4:1:5」を必ず書き出す。次に求めたい量を文字(x)でおき、比の式を立てる。①12×(1/4)=3g、②8:x=4:5よりx=10g、③25×(4/5)=20g。単位(g)を忘れず、比を当てはめる順番を間違えないこと。
🔑 押さえる用語:質量比, 4:1:5, 定比例の法則, 酸化銅
⚠️ ありがちなミス:「銅:酸化銅」と「銅:酸素」の比を混同して、酸化銅の量を聞かれているのに酸素の量を出してしまうミスが頻発。比を書いてから当てはめる順を確認しよう。
パターン4:スチールウール燃焼の質量変化
📝 典型的な出題例:スチールウール(鉄)を①空気中で十分に燃やしたとき、②密閉容器(中に空気を入れた状態)で燃やしたとき、それぞれ質量はどう変化するか。理由とともに答えなさい。
✅ 答え方のコツ:①は「増える」と答え、理由は「鉄が酸素と結びついて酸化鉄になり、結びついた酸素の分だけ質量が増えたから」と書く。②は「変わらない」と答え、理由は「容器の中の酸素と鉄が結びついても、全体としては物質の出入りがないから」と書く。化学反応式の係数合わせを練習したい人は、銅の酸化2Cu+O₂→2CuOを書けるようにしておくとよい。
🔑 押さえる用語:酸化, 酸素と結びつく, 酸化鉄, 密閉容器, 質量保存
⚠️ ありがちなミス:「燃えたから軽くなる」と答えるのが典型的な誤り。日常の「燃えた灰は軽い」イメージに引きずられず、酸素が結びつくので増えると覚える。
パターン5:沈殿反応で観察結果と考察を区別する記述問題
📝 典型的な出題例:うすい硫酸とうすい塩化バリウム水溶液を密閉容器の中で混ぜると白い沈殿(硫酸バリウム)ができたが、反応前後で容器全体の質量はほとんど変わらなかった。この実験の「観察事実」と「考察」をそれぞれ書きなさい。
✅ 答え方のコツ:観察事実は「目で見たこと・測ったこと」に限定する。例:「白い沈殿ができたが、反応前後で容器全体の質量はほぼ変わらなかった」。考察は「そこから言える理由」を書く。例:「沈殿ができても原子の組み合わせが変わっただけで、原子の数や種類は変わらないため、物質全体の質量は保存される」。両者を混ぜないことが重要。
🔑 押さえる用語:観察事実, 考察, 硫酸バリウム, 沈殿反応, 原子の組み合わせ
⚠️ ありがちなミス:観察事実の欄に「質量保存の法則が成り立つ」と書いてしまうのは典型ミス。それは考察。見たことと言えることをきちんと分けよう。
テスト前の総仕上げ
テスト直前は、①法則の文章+発見者(ラボアジエ)、②銅:酸素:酸化銅=4:1:5の比、③密閉と開放の違いの3点を声に出して言えるか確認しよう。記述問題では必ず「原子は消えたり生まれたりしない」という原子の言葉で理由を書けば高得点が狙えます。
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出典・最終更新
- 出典基盤:教科書(理科)の核となる出題ポイントと、定期テスト・入試の頻出傾向を踏まえた整理。
- 編集方針:中学定期テスト・入試の頻出パターンを、出題の型ごとに整理し、答え方のコツとよくあるミスをセットで提示しています。
- 最終更新:2026-07-07
