データの活用と確からしさ のテスト頻出 5 パターン
定期テスト・入試で実際によく出る型を、答え方のコツとセットで整理しました。
パターン1:相対度数で確からしさを予測する問題
📝 典型的な出題例:あるくじを100回引いたところ、当たりが15回出た。次に1回引いて当たる確率はおよそいくつと考えられるか、小数で答えなさい。
✅ 答え方のコツ:相対度数=起こった回数÷全体の回数で計算し、試行回数が多いときは相対度数を確率とみなすことができます。手順は、(1)全体の回数を確認、(2)あてはまる事象の回数を確認、(3)割り算して小数(または割合)で答える、の3ステップ。試行回数が多いほど信頼できる予測値になることも押さえます。
🔑 押さえる用語:相対度数, 確率, 試行回数
⚠️ ありがちなミス:少ない試行回数の結果を絶対視してしまうミス。偶然のばらつきを考えずに「必ずそうなる」と断定するのはNG。
パターン2:2つのグループを平均と範囲で比較する問題
📝 典型的な出題例:クラスAとクラスBの数学テストの平均点はどちらも70点で同じだったが、範囲はA=20点、B=50点だった。どちらの成績が安定しているか答えなさい。
✅ 答え方のコツ:平均が同じときは範囲(最大値-最小値)やばらつきに注目します。手順は、(1)平均を比べる、(2)範囲を比べる、(3)範囲が小さいほうが安定していると判断する。「安定」と「ベストを狙う」では選び方が違うことも意識しましょう。記述では「範囲が小さいので平均の近くにデータが集まっており、安定している」のように理由を添えると得点につながります。
🔑 押さえる用語:平均値, 範囲, ばらつき
⚠️ ありがちなミス:平均だけを見て「同じだから差がない」と答えてしまうミス。分布の散らばりを見落としている。
パターン3:ヒストグラム・グラフを読み取る問題
📝 典型的な出題例:次のヒストグラムを見て、最も度数の多い階級と、データ全体の分布の特徴を答えなさい。
✅ 答え方のコツ:グラフを見るときは、(1)軸の単位(cm・個・点など)を最初に確認、(2)最も度数の多い階級(=最頻値の階級)を確認、(3)山型・偏り・双峰など形を読む、(4)総数を確認、の順で進めます。2つのグラフを比べるときは重ねて違いを見ます。
🔑 押さえる用語:ヒストグラム, 階級, 最頻値
⚠️ ありがちなミス:縦軸の目盛りの取り方を確認せずに、棒の高さだけで「差が大きい」と判断してしまうミス。
パターン4:平均値だけで判断してはいけない理由を記述する問題
📝 典型的な出題例:あるWebサイトが「平均年収800万円!」と宣伝していた。これだけで「ここで働くと年収800万円もらえる」と判断してよいか、自分の考えを述べなさい。
✅ 答え方のコツ:結論+理由の形で書きます。手順は、(1)「判断してはいけない」と結論、(2)平均値は一部の極端に大きい(小さい)値に引っ張られやすいことを指摘、(3)中央値・最頻値・分布も見る必要があると補足。記述では「根拠を添える」ことが採点ポイントです。
🔑 押さえる用語:平均値, 中央値, 極端な値, 分布
⚠️ ありがちなミス:「もらえる」「もらえない」とだけ書いて理由を書かないこと。記述問題では根拠が必須。
パターン5:相対度数で割合を比べて選ぶ問題
📝 典型的な出題例:1年生30人のうちバスケットボールが好きな人は12人、3年生50人のうちバスケットボールが好きな人は15人だった。どちらの学年のほうがバスケットボールが人気といえるか、相対度数を使って答えなさい。
✅ 答え方のコツ:人数が違う集団は人数のままでは比べられないので、相対度数(割合)で比べます。手順は、(1)各学年の人数を確認、(2)好きな人数÷学年人数で相対度数を求める(1年=12÷30=0.4、3年=15÷50=0.3)、(3)割合が大きいほうが人気と判断、(4)「1年生は0.4、3年生は0.3なので1年生のほうが人気」のように根拠を添える、の順で答えます。
🔑 押さえる用語:相対度数, 割合, 比較
⚠️ ありがちなミス:好きな人数だけを見て「3年生のほうが15人で多いから人気」と答えること。全体に占める割合で比べることが大切。
テスト前の総仕上げ
テスト前は、相対度数の計算式と平均・中央値・最頻値・範囲の使い分けを必ず確認しましょう。記述問題では「結論+根拠」の形で書く練習を。軸・単位・総数のチェックも忘れずに!
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出典・最終更新
- 出典基盤:教科書(数学)の核となる出題ポイントと、定期テスト・入試の頻出傾向を踏まえた整理。
- 編集方針:中学定期テスト・入試の頻出パターンを、出題の型ごとに整理し、答え方のコツとよくあるミスをセットで提示しています。
- 最終更新:2026-07-07
