種子をつくらない植物 を解く・整理する5ステップ
各ステップをクリックすると詳しい説明と例が開きます。
ステップ 1:ステップ1: まず「種子か胞子か」を確認する
問題に出てきた植物が種子でふえるか胞子でふえるかを最初に判定します。種子でふえるなら種子植物(被子植物・裸子植物)、胞子でふえるならシダ植物かコケ植物のどちらかです。ここではシダ・コケのどちらかまでは決めず、次のステップで維管束を確かめて見分けると覚えておきましょう。
ステップ 2:ステップ2: 胞子でふえる植物は「維管束のあるなし」で分ける
胞子植物だと分かったら、次は維管束(水や栄養分を運ぶ管)があるかないかを確かめます。維管束ありならシダ植物、維管束なしならコケ植物です。これがシダとコケを分ける最大の決め手で、テストでも必ず問われます。
ステップ 3:ステップ3: 葉・茎・根の区別と仮根を見分ける
シダ植物は葉・茎・根の区別がはっきりあるので、根から水を吸い上げます。コケ植物は区別がなく、根のように見える部分は仮根(かこん)といい、体を地面に固定するだけで水を吸いません。コケは体の表面全体から水を吸収します。
ステップ 4:ステップ4: 胞子のうの場所を答える
胞子をつくる場所は胞子のうです。シダ植物では葉の裏に胞子のうがならびます。ゼニゴケでは雌株(雌器托:傘のような形)の裏側(下面)に胞子のうができます(多くは雌株と雄株に分かれている)。「どこに胞子のうがあるか」を聞かれたら、シダかコケかで答え分けます。
ステップ 5:ステップ5: 種子なしの中をさらに「維管束あり/なし」で仕上げる
本単元の分類フローは「種子をつくる?」→ つくらない → 「維管束あり?」の順に進めます。維管束あり=シダ植物、維管束なし=コケ植物です。さらに細かく見るなら、シダは葉・茎・根の区別あり、コケは区別なしで仮根を持つ、という点まで書ければ完ぺきです。(種子をつくる側の枝=子房・子葉のフローは単元1で学んだ別ルートなので、ここでは混ぜないこと。)
これだけは覚える
シダとコケのちがいは「維管束の有無」と「葉・茎・根の区別の有無」。両方とも胞子でふえる。シダは葉の裏に胞子のう、ゼニゴケは雌株(傘の形の雌器托)の裏側に胞子のう。コケの根のように見える部分は仮根で、水は吸わず体を固定するだけ。
よくあるつまずき
「スギナ」「スギゴケ」「スギ」を名前で混同しがち。スギナはシダ植物、スギゴケはコケ植物、スギは裸子植物。また、コケの仮根を「根」と書くのは誤り。胞子は種子とちがい胚や胚乳(栄養を蓄える部分)を持たず殻も薄いので、種子と同じ扱いにしないこと。
関連
出典・最終更新
- 出典基盤:教科書(理科)の核となる手順と概念データに基づく整理。
- 編集方針:教科書頻出の解き方・コツを、段階的なステップに分け、つまずきポイントと核となるルールを併記しています。
- 最終更新:2026-06-27
