この章の比較ペア(まとめ表)
| 比較ペア | A | B |
|---|---|---|
| -er 型と more 型の違い | -er 型比較級 | more 型比較級 |
| 規則変化と不規則変化の違い | 規則変化 | 不規則変化 |
| 比較級の than の後ろ:主格と目的格の違い | than + 主格 | than + 目的格 |
1. -er 型と more 型の違い
| 比べる軸 | -er 型比較級 | more 型比較級 |
|---|---|---|
| 対象となる語の長さ | 1音節〜短い2音節の語 | 長い2音節〜3音節以上の語 |
| 作り方 | 語尾に -er を付ける | 原級の前に more を置く |
| 代表例 | tall → taller、fast → faster | beautiful → more beautiful、interesting → more interesting |
| つづりの変化 | big → bigger、easy → easier など綴り変化あり | 原級はそのまま、moreを足すだけ |
| than の使い方 | A is -er than B(同じ) | A is more 〜 than B(同じ) |
| 重複ミス | more taller は誤り(more不要) | more beautifuler は誤り(-er不要) |
| 迷ったときの対処 | 辞書で -er 形が載っているか確認 | 辞書で more 〜 と表記されるか確認 |
なぜこの違いが生まれたのか
短い語は語尾を変えても発音しやすいので -er で済ませますが、長い語に -er を付けると言いにくくなるため、前に more を置いて比較を表します。つまり、形の違いは語の長さと発音のしやすさから生まれた使い分けです。
混同しやすいポイント
more と -er を二重に使うのが最大のミス(× more taller)。また、長い語に無理やり -er を付けて beautifuler とするのも誤りです。迷ったら辞書で確認するのが安全。
テストでの聞かれ方
「次の語を比較級にしなさい」で tall / big / easy / beautiful / interesting を混ぜて出題されます。並べ替えや間違い直しでは more taller の重複NGを直す問題が頻出。
2. 規則変化と不規則変化の違い
| 比べる軸 | 規則変化 | 不規則変化 |
|---|---|---|
| 作り方のルール | -er または more を付ける一定のルールあり | ルールではなく語ごとに形が決まっている |
| 代表例 | tall → taller、easy → easier、beautiful → more beautiful | good → better、bad → worse、many/much → more、little → less |
| 綴りの予測 | 原級から比較級が予測できる | 原級から比較級は予測できず、暗記が必要 |
| good / bad の扱い | gooder / badder は作らない(NG) | good → better、bad → worse が正解 |
| many / much の扱い | manyer / mucher は作らない(NG) | many も much も比較級は more |
| far の扱い | farer とはしない | far → farther / further |
| 学習のコツ | 音節の長さでルールを判断 | セットで丸ごと覚える |
なぜこの違いが生まれたのか
規則変化は語の長さで -er か more かを使い分けますが、good や bad のように日常で非常によく使われる語は古い英語の名残で独自の形が残り、不規則変化になりました。よく使う語ほど形が特別になりやすいのです。
混同しやすいポイント
不規則変化の語に -er を付けて gooder、badder、manyer とするミスが定番。good→better、bad→worse、many/much→more、little→less はセットで丸暗記が必須。
テストでの聞かれ方
「good の比較級は?」のような直接問題のほか、間違い直しで This is gooder than that. を better に直させる問題が頻出します。
3. 比較級の than の後ろ:主格と目的格の違い
| 比べる軸 | than + 主格 | than + 目的格 |
|---|---|---|
| 形 | than I / he / she / we / they | than me / him / her / us / them |
| 使用場面の格式 | 書き言葉・かたい場面で使う | 話し言葉・くだけた場面で使う |
| 中学テストでの正解度 | 標準的な正解として扱われる | 口語では使われるがテストでは避けたい |
| 例文 | She is taller than I (am). | She is taller than me. |
| 後ろに動詞が続くか | than I am のように動詞を補える | than me のあとに動詞は置かない |
| 中学テストでの推奨 | こちらを覚えるのが安心 | 意味は通じるが減点される場合あり |
なぜこの違いが生まれたのか
than はもともと「〜が…するよりも」という意味で、後ろに「主語+動詞」が省略されていると考えます。だから本来は 主格(I, he, she)が正しい形です。会話では短く言うため目的格も使われますが、テストでは主格を選ぶのが安全です。
混同しやすいポイント
than の後ろをすべて目的格にしてしまうと減点対象。また、than の後ろが固有名詞(Tom など)のときは、そのまま than Tom と置き、わざわざ than he などの代名詞に置き換える必要はありません。
テストでの聞かれ方
「She is taller than ( ).」の空所に I / me を選ばせる問題が頻出。テストでは 主格 I を選ぶのが原則と覚えておきます。
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出典・最終更新
- 出典基盤:教科書(英語)の核となる事実と概念データに基づく整理。
- 編集方針:教科書頻出の混同ペアを、比較表と背景説明、混同ポイント、テストでの問われ方までセットで提示しています。
- 最終更新:2026-06-27
