この章の比較ペア(まとめ表)
| 比較ペア | A | B |
|---|---|---|
| that を省略する形と省略しない形のちがい | that 省略あり | that 省略なし |
| 否定文の作り方のちがい(主節否定と that節内否定) | 主節を否定する形 | that 節内を否定する形 |
| 時制の一致と不変の真理のちがい | 時制の一致あり | 不変の真理(例外) |
1. that を省略する形と省略しない形のちがい
| 比べる軸 | that 省略あり | that 省略なし |
|---|---|---|
| 形 | 主語+think/know/say+(that を書かずに)主語+動詞 | 主語+think/know/say+that+主語+動詞 |
| 代表例 | I think he is right. | I think that he is right. |
| 使われる場面 | 会話やくだけた文で普通に使う | 書き言葉やテストで安全に使う |
| よく省略される動詞 | think, know, hope, say, believe などのあと | 同じ動詞でも that を入れて書ける |
| 意味のちがい | なし(意味は同じ) | なし(意味は同じ) |
| 使用場面と推奨度 | 会話やカジュアルな文では自然でよく使われる | 書き言葉やテストでは that を入れる方が文の構造が明確で安全 |
| that のあとに来るもの | (書かなくても)主語+動詞のセット | 主語+動詞のセット(完全な文) |
なぜこの違いが生まれたのか
that 節は「〜ということ」という名詞のかたまりを作るしるしです。think や know のように「内容を続ける動詞」のあとでは、that がなくても続く文が目的語だと分かるので、会話では省略されます。意味は同じですが、書き言葉では that を入れた方が文の骨組みが見えて読みやすくなります。
混同しやすいポイント
that を省略したら、後ろの主語+動詞のセットまで消してしまうミスが多いです。「I think he kind.」のように動詞が抜けると不正解。that を省いても、後ろは完全な文が必要です。
テストでの聞かれ方
「次の文に that を補いなさい」「2つの文を1文にしなさい」という出題が多く、I think (that) he is kind. のように書きます。書き換え問題では、that を入れて書くのが減点されにくく安全です。
2. 否定文の作り方のちがい(主節否定と that節内否定)
| 比べる軸 | 主節を否定する形 | that 節内を否定する形 |
|---|---|---|
| 形 | 主語+don't/doesn't/didn't+think+that+肯定文 | 主語+think+that+主語+isn't/don't 〜 |
| 代表例 | I don't think that he is right. | I think that he isn't right. |
| 日本語訳 | 彼が正しいとは思わない | 彼は正しくないと思う |
| 英語での自然さ | 自然でよく使う形 | 不自然で使われにくい形 |
| 特に使う動詞 | think, believe, suppose などで頻出 | ふつうは使わない |
| 日本語との対応関係 | 日本語の「正しくないと思う/正しいとは思わない」の両方を表せる自然な英語 | 日本語の「正しくないと思う」の語順をそのまま訳した形で、英語としては不自然 |
| テストでの正解 | ○ 正解として扱われる | × 不自然な英語として直される |
なぜこの違いが生まれたのか
英語では think / believe / suppose のような「思う系」の動詞は、否定したい内容があるとき主節の動詞そのものを否定するならわしがあります。日本語の「正しくないと思う」をそのまま英訳すると b 型になりますが、英語話者は a 型「正しいとは思わない」で表現するため、a が自然な言い方になります。
混同しやすいポイント
日本語の語順のまま「彼は正しくないと思う」を訳すと I think that he isn't right. としてしまいがちです。正しくは I don't think that he is right.。think を否定すると覚えましょう。
テストでの聞かれ方
「彼が正しいとは思わない」を英訳せよ、という和文英訳でよく出ます。答えは I don't think (that) he is right.。think, believe, suppose の否定文では主節を否定するのがポイントです。
3. 時制の一致と不変の真理のちがい
| 比べる軸 | 時制の一致あり | 不変の真理(例外) |
|---|---|---|
| 形 | 主節が過去 → that 節の動詞も過去寄りに変える | 主節が過去でも that 節は現在形のまま |
| 代表例 | He said that he was busy. | We learned that the earth is round. |
| もとの文 | He says that he is busy. → 過去にすると was | 「地球は丸い」はいつでも true なので is のまま |
| that 節の内容 | その時の状態や気持ちなど、時とともに変わること | いつでも変わらない事実(科学的真理など) |
| 助動詞の扱い | will → would、can → could、may → might のように過去寄りに変える | 不変の真理を表す場合は、助動詞も過去形にせず現在のまま残せる(例: The teacher said that water can freeze at 0℃.) |
| 判断のしかた | 「いつの話か」を主節の動詞で確認する | 「今でも本当か?」を確認する |
| よくある出題 | He said that he (be) hungry → was | 太陽は東から昇る、水は H₂O などは現在形 |
なぜこの違いが生まれたのか
英語では、主節の動詞が過去になると、that 節の中の動詞も時の流れに合わせて過去寄りにそろえるルールがあります。これを時制の一致と言います。ただし、「地球は丸い」「水は H₂O」のようにいつの時代でも変わらない真理は、過去にずらすと不自然になるため、現在形のまま残します。
混同しやすいポイント
He said that he is busy. のように、主節を過去にしたのに that 節を現在形のまま残すミスが多いです。逆に、不変の真理まで過去形にしてしまうのも誤り。「いつでも本当か」を確認して使い分けましょう。
テストでの聞かれ方
「( ) の動詞を適切な形にせよ」という空所補充で頻出。He said that he (be) hungry → was、She knows that I (be) a student → am のように、主節の時制を見て判断します。「不変の真理は現在形のまま」も合わせて問われます。
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出典・最終更新
- 出典基盤:教科書(英語)の核となる事実と概念データに基づく整理。
- 編集方針:教科書頻出の混同ペアを、比較表と背景説明、混同ポイント、テストでの問われ方までセットで提示しています。
- 最終更新:2026-06-27
