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敬語の解き方/コツ

敬語の問題は、まず主語が誰かを見るのが第一歩。相手・目上の人なら尊敬語、自分・身内なら謙譲語、聞き手への丁寧さなら丁寧語と整理します。敬語は大きく分けると5種類(尊敬語・謙譲語・丁重語・丁寧語・美化語)ありますが、まずは尊敬・謙譲・丁寧の3つを軸に学び、慣れたら丁重語・美化語も区別できるようにしましょう。二重敬語に気をつけて、1つの敬語で言い切る練習も大切です。

敬語 を解く・整理する5ステップ

各ステップをクリックすると詳しい説明と例が開きます。

ステップ 1:ステップ1: 動作の主語を確認する

問題文を読んで、その動作をしているのが相手・目上の人(先生・お客様など)なのか、自分・身内(私・父・社内の人)なのかをまず確認します。主語があいまいなときは、「誰が」を補って読み直すと判断しやすくなります。敬語の選び方の第一歩は、この主語チェックです。

例題:「先生が来る」→主語は先生(目上)。「私が行く」→主語は自分。誰の動作かを見るだけで、尊敬語か謙譲語かの方向が決まります。
ステップ 2:ステップ2: 尊敬語・謙譲語・丁寧語のどれかを選ぶ

主語が相手側なら尊敬語(相手の動作を高める)、自分側なら謙譲語(へりくだって、行為の向かう先を高める)を選びます。聞き手に丁寧に話したいときは丁寧語(です・ます)。丁寧語は主語に関係なく、聞き手に対して使えます。

例題:「言う」→先生なら「おっしゃる」(尊敬)、自分なら「申す/申し上げる」(謙譲)。文末を「言います」にすると丁寧語。
ステップ 3:ステップ3: 作り方の型に当てはめる

尊敬語は(a)特別な尊敬動詞(いらっしゃる・召し上がる・なさる・くださる・ご覧になる など) (b)「お・ご+動詞+になる」 (c)「動詞+れる/られる」の3つ。ただし(c)は受け身・可能・自発と同形で敬意が軽い補助的な形なので、(a)(b)を基本にしましょう。謙譲語は(a)「お・ご+動詞+する」 (b)特別な謙譲動詞(伺う・申し上げる・拝見する・いただく・参る など)の2つ。特別動詞は尊敬語と謙譲語で別物なので、表で分けて覚えると速いです。

例題:「読む」→尊敬「お読みになる/読まれる」、謙譲「お読みする」。「見る」→尊敬「ご覧になる」、謙譲「拝見する」。
ステップ 4:ステップ4: 身内・敬語の重ね使いをチェックする

外部の人に話すとき、自分の家族や社内の人は身内扱いで謙譲語を使います。「父がおっしゃいました」は誤り。また、敬語を重ねすぎる二重敬語にも注意。本来の二重敬語は「おっしゃられる」「お話しになられる」「お召し上がりになる」のように同じ種類の敬語を二重に使う形です。「拝見させていただく」は厳密には二重敬語ではなく、謙譲表現の重ね使い(敬語の重ね使い)にあたります。いずれも敬語は1つで十分です。

例題:× 父がいらっしゃいました → ○ 父が参りました。× 先生がおっしゃられました → ○ 先生がおっしゃいました。× 拝見させていただきます → ○ 拝見します。
ステップ 5:ステップ5: 美化語と組み合わせを確認する

美化語は「お茶・ご飯」のように言葉を上品にする働きの敬語です。また、「参る」「申す」「いたす」などは聞き手への敬意を表す丁重語(謙譲語II)とされることもありますが、中学では「参る」「申す」も謙譲語としてまとめて覚えてかまいません。聞き手への敬意というニュアンスがあることだけ押さえておきましょう。場面に応じて尊敬+丁寧、謙譲+丁寧の組み合わせも使えます。

例題:「私は明日、旅行に参ります」は自分の動作をへりくだり、聞き手にも丁寧に述べる形。「先生がおっしゃいました」は尊敬+丁寧の組み合わせ。

これだけは覚える

主語が誰かで尊敬語・謙譲語を使い分ける。相手側→尊敬、自分・身内→謙譲、聞き手への丁寧さ→丁寧語(です・ます)。丁重語は聞き手への敬意、美化語は言葉を上品にする働き。敬語は1つで十分、重ねない。

よくあるつまずき

①主語を見ずに敬語を選んで、自分の動作に尊敬語を使ってしまう。②外部の人に話すとき、身内(父・社内の人)に尊敬語を使ってしまう。③「おっしゃられる」「拝見させていただく」などの敬語の重ね使い。④「お・ご」を付ければ正しい敬語になると思い込む(×お行く/×ご食べる)。「お+動詞+になる」「お+動詞+する」の型に当てはめて初めて敬語になります。

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出典・最終更新

  • 出典基盤:教科書(国語)の核となる手順と概念データに基づく整理。
  • 編集方針:教科書頻出の解き方・コツを、段階的なステップに分け、つまずきポイントと核となるルールを併記しています。
  • 最終更新:2026-06-27