枕草子 を解く・整理する5ステップ
各ステップをクリックすると詳しい説明と例が開きます。
ステップ 1:ステップ1: 作品の基本情報を確認する
まず作者・時代・ジャンルを押さえます。『枕草子』は平安時代中期、清少納言の随筆で、約300段から成り、三大随筆の一つです。清少納言は一条天皇の中宮定子に仕えた女房だったことも記憶しておきましょう。
ステップ 2:ステップ2: 四季ごとに“美しいとされる時間帯”をセットで覚える
序段では季節ごとに美しいと感じる時間帯が示されます。春=あけぼの(明け方)、夏=夜、秋=夕暮(ゆうぐれ)、冬=つとめて(早朝)。丸暗記だけでなく、光・色・動きの描写と結びつけて思い出せるようにします。
ステップ 3:ステップ3: 重要古語を文脈に合わせて訳す
現代語と形が同じでも意味が違う古語(をかし/あはれ など)に注意します。「をかし」は「変だ」ではなく趣がある・美しい・心ひかれる。「あはれ」はしみじみと心に響く。さらに古文特有の語として、「つきづきし」=似つかわしい、「さらなり」=言うまでもなくもあわせて押さえます。文脈で訳語を選びましょう。記述では本文の語句を引用するのがコツです(例:春→「あけぼの」→「やうやう白くなりゆく山ぎは」を引いて光の変化を説明)。
ステップ 4:ステップ4: 列挙表現の効果を根拠とともに説明する
枕草子は列挙で情景や美意識を重ねていきます。「いつ・何が・どのように」描かれるかを整理し、作者の評価語(をかし/あはれ/つきづきし)と結びつけて答えます。記述では本文の語句を根拠として引用するのがコツです。
ステップ 5:ステップ5: 『をかし』と『もののあはれ』を比べる
江戸時代の国学者・本居宣長は「もののあはれ」を『源氏物語』(紫式部)の本質ととらえ、対して『枕草子』の美意識は「をかし」(明るく洗練された趣)と特徴づけられることが多く、対照的とされる二作品です。作者・仕えた中宮(定子/彰子)・ジャンルもあわせて整理します。
これだけは覚える
清少納言の随筆『枕草子』、平安中期・約300段・三大随筆の一つ。序段は春=あけぼの/夏=夜/秋=夕暮/冬=つとめて。重要古語は「をかし」=趣がある/「あはれ」=しみじみ/「つきづきし」=似つかわしい。
よくあるつまずき
「をかし」を「変だ」と訳すのは誤り。季節名だけ答えて時間帯や情景の根拠を書かないのもNG。列挙を単なる羅列と捉えず、作者の美意識の組み立てとして説明しましょう。
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出典・最終更新
- 出典基盤:教科書(国語)の核となる手順と概念データに基づく整理。
- 編集方針:教科書頻出の解き方・コツを、段階的なステップに分け、つまずきポイントと核となるルールを併記しています。
- 最終更新:2026-08-14
