この章で間違えやすい 3 パターン
誤答パターン 1
- ❌ よくある誤答:『枕草子』は季節の説明文と答える
- 💡 ここがちがう:季節の移り変わりを客観的に説明した文章だと考えると、作者の視点を見落とす。清少納言が「よい」と感じたものを主観的に選んで書き並べた、感性を表す随筆である。
- ✅ 正しい理解:『枕草子』は清少納言の随筆で、「春はあけぼの」に代表される季節感と観察の鋭さが特徴である。
誤答パターン 2
- ❌ よくある誤答:古語の「をかし」は、現代語の「おかしい」と同じで「変だ・へんてこだ」という意味だと考える
- 💡 ここがちがう:古語の「をかし」は、現代語の「おかしい(変だ・滑稽だ)」とは意味がちがう。形が似ているために誤って訳してしまいやすいが、平安時代の「をかし」は「趣がある・心ひかれる」という肯定的な意味を表す。
- ✅ 正しい理解:現代語と同じ形の古語でも、意味が異なる場合がある。季節ごとの時間帯・自然・人の様子を列挙し、作者が美しいと感じるものを示す。
誤答パターン 3
- ❌ よくある誤答:「春はあけぼの…」のような列挙は、思いついたものをただ順番に並べているだけで、特に意味はないと考える
- 💡 ここがちがう:列挙を単なる羅列と見ると、作者がどんな美意識でものを選び並べたのかという組み立てを説明できない。列挙することで季節の情景を重ねて見せ、作者の美意識をリズムよく示している。
- ✅ 正しい理解:短い段落でも、語順や列挙が印象を作る大切な表現である。古文の語句と現代語訳を対応させながら、随筆の感性と表現効果を読む。
なぜ間違えやすいのか
「をかし」を現代語の「変だ」と訳す答えは、古語の意味を誤っている。
自分でチェック ── 診断問い
この章の核を1問で確認
Q. 枕草子で、その答えの根拠になる本文表現や文法規則はどこにある?
やってみよう:枕草子について、答えの根拠になる語句を本文または文法規則から1つ示そう。
つまずいたらここに戻ろう
この章で詰まったら、次の前提知識に戻ると整理しやすくなります。
もっとくわしく
出典・最終更新
- 出典基盤:教科書準拠の誤答診断データ(中2国語)
- 編集方針:教科書の核となる事実を起こりやすい誤答から逆引きで整理し、戻り先と診断問いをセットで提示しています。
- 最終更新:2026-08-14
