この章の比較ペア(まとめ表)
| 比較ペア | A | B |
|---|---|---|
| 内角と外角の違い | 内角 | 外角 |
| 正多角形と一般の多角形の違い | 正多角形 | 一般の多角形 |
| 内角の和と外角の和の違い | 内角の和 | 外角の和 |
1. 内角と外角の違い
| 比べる軸 | 内角 | 外角 |
|---|---|---|
| どこにできる角か | 多角形の内側にできる角 | 辺をのばして外側にできる角 |
| となり合う2つの関係 | 外角と合わせて180° | 内角と合わせて180° |
| n角形での和 | (n−2)×180°(nで変わる) | 常に360°(nに関係なく一定) |
| 正n角形での1つの大きさ | (n−2)×180°÷n | 360°÷n |
| 正六角形での値 | 120° | 60° |
| もう一方からの求め方 | 180°−外角 | 180°−内角 |
| nを求めるときの使いやすさ | 式が複雑で時間がかかる | n=360°÷外角ですぐ出る |
なぜこの違いが生まれたのか
内角は多角形の内側にできる角で、辺の数が増えるほど和も増えていきます。一方外角は辺をのばしてできる外側の角で、多角形の周りを1周すると向きがちょうど360°回転するため、何角形でも和は360°で一定です。隣り合う内角と外角は直線上にあるので、合わせて180°になります。
混同しやすいポイント
外角の和を「n×何度」と図形ごとに変えてしまうのは典型的なミス。外角の和は常に360°で、nに関係しません。また内角と外角を逆に図示して、外側の角を内角と呼んでしまう混同も多いです。
テストでの聞かれ方
「1つの外角が40°の正多角形は何角形か」のように、外角から n を求める形でよく出題されます。内角から逆算する場合も、まず180°−内角で外角を出し、360°÷外角でnを求めるのが定石です。
2. 正多角形と一般の多角形の違い
| 比べる軸 | 正多角形 | 一般の多角形 |
|---|---|---|
| 辺の長さ | すべて等しい | ばらばらでよい |
| 角の大きさ | すべて等しい | ばらばらでよい |
| 内角の和の公式 | (n−2)×180°で成立 | (n−2)×180°で成立 |
| 外角の和 | 常に360° | 常に360° |
| 1つの内角の求め方 | (n−2)×180°÷nで出せる | 和は出せるが1つは出せない |
| 1つの外角の求め方 | 360°÷nで出せる | 1つだけでは決まらない |
| 代表例 | 正三角形、正方形、正六角形 | 長方形(正方形でないもの)、ひし形(正方形でないもの)、一般の台形、ふつうの五角形 など |
なぜこの違いが生まれたのか
正多角形は辺も角もすべて等しいという強い条件があるので、内角の和をnで割れば1つの角の大きさが分かります。一方一般の多角形は角がばらばらなので、和は求められても1つ1つの角は決まりません。内角の和の公式 (n−2)×180° は、正かどうかに関わらず成り立つ点に注意が必要です。
混同しやすいポイント
正多角形ではないのに「1つの内角=和÷n」と割り算で答えを出してしまう誤りが多いです。問題文に「正」とあるかを必ず確認しましょう。一般の多角形では1つの角は問題の条件から個別に求めます。
テストでの聞かれ方
「正八角形の1つの内角を求めよ」のように正多角形に限った計算問題でよく問われます。逆に一般四角形では「他の3角が分かっているとき残りの角」を360°から引いて求める形が定番です。
3. 内角の和と外角の和の違い
| 比べる軸 | 内角の和 | 外角の和 |
|---|---|---|
| 公式 | (n−2)×180° | 360° |
| nによる変化 | nが増えると大きくなる | nに関係なく一定 |
| 三角形での値 | 180° | 360° |
| 四角形での値 | 360° | 360° |
| 六角形での値 | 720° | 360° |
| 考え方の根拠 | 1頂点から対角線で(n−2)個の三角形に分ける | 各頂点で内角+外角=180°、1周で360°回る |
| nを求める問題での使いやすさ | (n−2)×180°=◯と方程式を解く | n=360°÷1つの外角で直接出せる |
なぜこの違いが生まれたのか
内角の和はn角形を1つの頂点から対角線で (n−2) 個の三角形に分けられるため、三角形の内角の和180°を (n−2) 倍した値になります。外角の和はどの多角形でも周りを1周すれば向きが360°回るため、辺の数nに関係なく常に360°で一定になります。
混同しやすいポイント
内角の和を180°×n と書いてしまうのは典型ミス。三角形の数が n ではなく n−2 個である理由を理解していないと起こります。逆に外角の和を「角の数だけ増える」と考えるのも誤りです。
テストでの聞かれ方
「十二角形の内角の和を求めよ」「外角の和はいくつか」のようにセットで問われることが多いです。応用では「1つの内角が144°の正多角形は何角形か」が頻出で、外角36°から n=10 と求めます。
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出典・最終更新
- 出典基盤:教科書(数学)の核となる事実と概念データに基づく整理。
- 編集方針:教科書頻出の混同ペアを、比較表と背景説明、混同ポイント、テストでの問われ方までセットで提示しています。
- 最終更新:2026-06-27
