デジタルこどもBASEのロゴ特定非営利活動法人デジタルこどもBASE
中学生の学習ノート教科書をもう一段くわしく

化学反応式のテスト頻出パターン

化学反応式の単元では、係数を入れて式を完成させる問題が定番です。代表的な反応(水素の燃焼・水の電気分解・酸化銅の還元・炭酸水素ナトリウムの熱分解など)の暗記、係数と添え字のちがい、原子の数を数える問題までセットで出されます。「左右で原子の数を等しくする」というルールを軸に整理しておきましょう。

化学反応式 のテスト頻出 5 パターン

定期テスト・入試で実際によく出る型を、答え方のコツとセットで整理しました。

パターン1:係数を入れて式を完成させる
📝 典型的な出題例:次の化学反応式の( )に入る係数を答えなさい。( )H₂ +( )O₂ →( )H₂O また、( )Cu + O₂ →( )CuO の係数も答えなさい。
✅ 答え方のコツ:①まず左右の各原子の数を数える。②合わない原子を見つけて、化学式の前の係数でそろえる。③最後にもう一度、左右すべての原子数が等しいか確認する。④係数は最も簡単な整数比にする。係数1は書かないことに注意。
🔑 押さえる用語:係数, 反応物, 生成物, 整数比
⚠️ ありがちなミス:原子の数を合わせるために、H₂OをH₃OやHOのように添え字を勝手に書きかえてしまうミス。添え字を変えると別の物質になる。
パターン2:代表的な反応の化学反応式を書く
📝 典型的な出題例:次の反応を化学反応式で書きなさい。(1)炭素を燃やすと二酸化炭素ができる。(2)鉄と硫黄が反応して硫化鉄ができる。(3)水を電気分解すると水素と酸素になる。
✅ 答え方のコツ:①反応物と生成物を正しい化学式で書く(C, O₂, CO₂, Fe, S, FeS, H₂O, H₂など)。②「→」で結ぶ。③左右の原子数を数えて、合わなければ係数で調整。④最終形が最も簡単な整数比になっているかチェック。代表反応は暗記しておくと早い。
🔑 押さえる用語:化学式, 矢印, 電気分解, 燃焼
⚠️ ありがちなミス:硫化鉄を FeS₂ や Fe₂S と書いてしまうミス、または酸素を O と書いてしまうミス。硫化鉄は FeS、気体の酸素や水素は分子の形(O₂, H₂)で書く。
パターン3:係数と添え字のちがいを問う
📝 典型的な出題例:3H₂O について、(1)水分子は何個ありますか。(2)水素原子と酸素原子はそれぞれ何個ですか。また、係数と添え字のちがいを説明しなさい。
✅ 答え方のコツ:①係数は化学式の前の数で、分子の個数を表す。②添え字は化学式の中の小さな数で、分子内の原子の数を表す。添え字が書かれていない原子は 1 とみなす(例:H₂O の O は 1 個)。③3H₂Oなら、水分子は3個、Hは3×2=6個、Oは3×1=3個。係数×添え字でかけ算するのがポイント。
🔑 押さえる用語:係数, 添え字, 分子, 原子
⚠️ ありがちなミス:3H₂Oの水素原子を「2個」や「3個」と答えてしまうミス。係数×添え字でかけ算して6個と数える。
パターン4:質量保存の法則との関係を説明する
📝 典型的な出題例:化学反応式で、なぜ左右の原子の数を等しくしなければならないのか、その理由を「原子」「質量保存の法則」という語を使って説明しなさい。
✅ 答え方のコツ:①化学変化では原子は消えたり生まれたりしないこと、組み合わせが変わるだけだ、と書く。②そのため反応前と反応後で各原子の数は同じになる。③その結果、反応前後の質量も変わらない(質量保存の法則)とつなげて答えると満点が取りやすい。
🔑 押さえる用語:原子, 質量保存の法則, 化学変化, 組み合わせ
⚠️ ありがちなミス:「分子の数が同じだから」と答えてしまうミス。同じになるのは原子の数であって、分子の数は左右で違ってよい。
パターン5:式の意味を読み取る(粒子・体積の関係)
📝 典型的な出題例:化学反応式「2H₂ + O₂ → 2H₂O」が表していることを、粒子の個数の関係から説明しなさい。気体どうしであれば、体積比はどうなるか答えなさい。
✅ 答え方のコツ:①水素分子2個+酸素分子1個→水分子2個と読む。②左右でH原子は4個、O原子は2個でそろっていることを示す。③気体どうしなら、同じ温度・圧力で反応する体積比は 水素:酸素 = 2:1 になる、と答える(生成物の水も気体(水蒸気)であれば 2:1:2 になる)。係数は反応する物質の量の関係を表す、と意識する。
🔑 押さえる用語:分子, 体積比, 係数, 量の関係
⚠️ ありがちなミス:係数を「質量比」だと思いこむミス。係数が表すのは分子の個数の比で、気体なら、その気体どうしの体積比に対応する(生成物が液体の水の場合は反応する気体の体積比に注目する)。

テスト前の総仕上げ

テスト直前は、水素の燃焼・水の電気分解・酸化銅の還元・炭酸水素ナトリウムの熱分解などの代表反応をノートに書き出し、左右の原子数を自分で数えて確認しよう。「係数で合わせる、添え字は変えない」を呪文のように唱えれば、ほとんどのミスは防げる。

関連

出典・最終更新

  • 出典基盤:教科書(理科)の核となる出題ポイントと、定期テスト・入試の頻出傾向を踏まえた整理。
  • 編集方針:中学定期テスト・入試の頻出パターンを、出題の型ごとに整理し、答え方のコツとよくあるミスをセットで提示しています。
  • 最終更新:2026-07-07