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磁界と電磁誘導の解き方/コツ

磁界と電磁誘導は「電流→磁界」「磁界の変化→電流」という表裏一体の関係でできています。問題を解くコツは、用語を覚えるだけでなく、条件と結果のつながりを観察事実から説明できるようにすることです。

磁界と電磁誘導 を解く・整理する5ステップ

各ステップをクリックすると詳しい説明と例が開きます。

ステップ 1:ステップ1: 「電流→磁界」か「磁界→電流」かを見分ける

問題文を読んで、電流を流して何かを動かす話なら「電流→磁界」(モーター側)、磁石やコイルを動かして電流が生まれる話なら「磁界の変化→電流」(電磁誘導・発電機側)と判断します。最初にどちらの向きの現象かを必ず確認します。

例題:「コイルに磁石を出し入れすると検流計の針が振れた」→ 磁界の変化が原因なので電磁誘導。「電流を流したらコイルが回った」→ モーター側。
ステップ 2:ステップ2: 磁界の向きは右ねじの法則(右手で握る覚え方)で決める

直線電流の磁界は、電流の向きに右ねじを進めたとき、ねじを回す向きが磁界の向き=右ねじの法則です。覚え方として、右手で電線を握り、親指を電流の向きに合わせると、他の4本の指が磁界の向きを示します(右手の法則)。コイルの場合は、右手の4本指を電流の向きにそって握ると、親指の向きがN極になり、棒磁石のような磁界ができて電磁石として使えます。

例題:電線に上向きの電流 → 右手の親指を上に。残りの指が示す向き(電線のまわりを同心円状に回る向き)が磁界の向き。
ステップ 3:ステップ3: 力の向きはフレミングの左手の法則で求める

磁界の中の電流が受ける力の向きは、左手の3本の指を直角に開いて、人差し指=磁界、中指=電流、親指=力に対応させて求めます。「人・中・親」=「磁・電・力」と覚え、右手の法則と混同しないことが大切です。力の大きさは電流・磁界・導線の長さが大きいほど大きくなります。

例題:磁界が右向き、電流が手前向き → 左手の人差し指を右、中指を手前に向けると、親指は上を指す → 力は上向き。
ステップ 4:ステップ4: 電磁誘導は「磁界が変化したか」で判断する

誘導電流が流れるのは、コイルを通る磁界が変化しているときだけです。磁石を入れたままや止めたままでは電流は流れません。磁石を入れるときと抜くときで誘導電流の向きは逆になり、磁石を速く動かす・磁力が強い・巻き数が多いほど誘導電流は大きくなります。

例題:磁石を入れたら針が右へ振れた → 抜くと左へ振れる。入れたまま静止させると針は振れない(磁界が変化しないから)。
ステップ 5:ステップ5: 観察事実と考察を分けて答える

理由説明の問題では、まず観察できた事実(針が振れた・止まった等)を書き、その上で「磁界が変化したから」「変化の向きが逆だから」のように原因とつなげて結論を述べます。結果だけ書いて理由を抜かしたり、1つの例だけで全体を決めつけたりしないことがポイントです。

例題:問:磁石を静止させると針はどうなるか。答:振れない。理由はコイルの中の磁界が変化しないため、誘導電流が流れないから。

これだけは覚える

電流→磁界=右ねじ/コイル=電磁石、磁界中の電流の力=フレミングの左手、磁界の変化→電流=電磁誘導。モーターは電気→運動、発電機は運動→電気。応用は発電機・モーターが基本で、身近な例としてIH調理器やICカードも電磁誘導の仲間(変圧器は発展)。

よくあるつまずき

用語の暗記だけで原因と結果のつながりを説明できない。右手と左手の法則を取り違える。磁石を入れたままでも電流が流れると勘違いする(変化しないと流れない)。観察事実(針が振れた・止まった など見たままのこと)と、その理由(磁界が変化したから など)を区別せずに書いてしまう。

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出典・最終更新

  • 出典基盤:教科書(理科)の核となる手順と概念データに基づく整理。
  • 編集方針:教科書頻出の解き方・コツを、段階的なステップに分け、つまずきポイントと核となるルールを併記しています。
  • 最終更新:2026-06-27