この章の比較ペア(まとめ表)
| 比較ペア | A | B |
|---|---|---|
| willの肯定文と否定文の違い | will肯定文 | will否定文 |
| willの肯定文と疑問文の違い | will肯定文 | will疑問文 |
| willの予測用法とその場の決定用法の違い | 予測のwill | その場の決定のwill |
1. willの肯定文と否定文の違い
| 比べる軸 | will肯定文 | will否定文 |
|---|---|---|
| 意味 | 〜だろう/〜するつもりだ | 〜しないだろう/〜するつもりはない |
| 基本の語順 | 主語 + will + 動詞の原形 | 主語 + will not + 動詞の原形 |
| 短縮形 | I'll, You'll, He'll など | won't(ウォウント) |
| 例文 | It will rain tomorrow. | It won't rain tomorrow. |
| willの後ろ | 動詞の原形(goesやisは不可、go・beのように原形) | 動詞の原形(否定文でも同じく原形) |
| 発音注意 | 特になし | won'tは「ウォウント」と発音し、want(ウォント)と母音の長さで聞き分ける |
| 使う場面 | 予測・その場の決定・約束 | 予測の打ち消し・しないという意思 |
なぜこの違いが生まれたのか
willは 助動詞 なので、否定するときは be動詞や一般動詞のように not を後ろに置くだけでよく、do/does/did は使いません。will not がひとまとまりで「〜しないだろう」を表し、会話では won't という短縮形が定着しました。後ろの動詞が原形のままなのは、肯定文でも否定文でも変わりません。
混同しやすいポイント
「I willn't go.」のように willn't と短縮するのは誤り。正しくは won't。また「won't」を「ウィルナット」と読むのも誤りで、発音は「ウォウント」。want(ウォント)との聞き分けにも注意。
テストでの聞かれ方
「次の文を否定文に書きかえなさい」で It will rain tomorrow. → It won't rain tomorrow. のように出る。誤り直し問題では I willn't go. を I won't go. に直す形が定番。
2. willの肯定文と疑問文の違い
| 比べる軸 | will肯定文 | will疑問文 |
|---|---|---|
| 意味 | 〜だろう/〜するつもりだ | 〜だろうか?/〜してくれる? |
| 語順 | 主語 + will + 動詞の原形 | Will + 主語 + 動詞の原形 ? |
| 文末 | ピリオド(.) | クエスチョンマーク(?) |
| 例文 | It will rain. | Will it rain? |
| 応答の形 | 応答は不要 | Yes, 主語 + will. / No, 主語 + won't. |
| 発展用法 | 予測・決定・約束を伝える | Will you 〜? で「〜してくれない?」の依頼にも使える |
| willの位置 | 主語の後ろ | 主語の前(文頭) |
なぜこの違いが生まれたのか
willは 助動詞 なので、疑問文を作るときは do/does を借りる必要がなく、will を主語の前に出すだけ でよいのです。これは can と同じ仲間のルールで、「Can you 〜?」と同じ感覚で「Will you 〜?」が作れます。後ろの動詞は原形のまま変わりません。
混同しやすいポイント
「Do you will come?」のように do を足してしまうのは誤り。willは助動詞なのでdoは不要。応答で「Yes, it does.」と答えてしまうのも誤りで、正しくは Yes, it will. / No, it won't.。
テストでの聞かれ方
「次の文を疑問文に書きかえなさい」で You will help me. → Will you help me? のように出題。応答問題では「Will Mark come?(No)」に No, he won't. と答えさせる形が頻出。
3. willの予測用法とその場の決定用法の違い
| 比べる軸 | 予測のwill | その場の決定のwill |
|---|---|---|
| 日本語訳 | 〜だろう | 〜しよう/〜することにします |
| 話す前の状態 | 前から予想していること | その場で初めて決めたこと |
| 主語 | 天気・第三者など(It, She など)が多い | I(自分)が多い |
| 代表例文 | It will rain tomorrow. | I'm thirsty. I will drink water. |
| 気持ち | 見通し・予報的 | 意思決定・即断 |
| 会話での短縮 | It'll, She'll など | I'll が圧倒的に多い |
| 場面例 | 天気予報、未来の見通し | レストランで注文「I'll have the salad.」 |
なぜこの違いが生まれたのか
willはもともと「意思」を表す助動詞で、そこから「これから起こる見通し」を表す 予測 と、「いま決めた行動」を表す その場の決定 の両方に広がりました。前から計画していたことではなく、話す瞬間に判断したこと を表す点が、次回学ぶ be going to との大きな違いになります。
混同しやすいポイント
「I'll have the salad.」のように 注文する場面 を「予測」と勘違いするのが定番ミス。逆に天気予報の「It will be sunny.」を「晴れることに決めた」と訳すのも誤り。主語と場面 で見分ける。
テストでの聞かれ方
和訳問題で I will help you. を「手伝うよ(約束・意思)」、It will rain tomorrow. を「雨が降るだろう(予測)」と訳し分けさせる形で出る。場面に合うwillの使い方を選ぶ選択問題も頻出。
関連
出典・最終更新
- 出典基盤:教科書(英語)の核となる事実と概念データに基づく整理。
- 編集方針:教科書頻出の混同ペアを、比較表と背景説明、混同ポイント、テストでの問われ方までセットで提示しています。
- 最終更新:2026-06-27
