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小説・詩の読み方の解き方/コツ

小説・詩の読解は、気持ちを表す言葉を探すだけでは行き詰まりやすい単元です。「場面→行動・情景描写→比喩の判定→詩の形式」の順に手がかりを固定するのがコツ。ここでは答案で差がつく整理のしかたを順番に紹介します。

小説・詩の読み方 を解く・整理する5ステップ

各ステップをクリックすると詳しい説明と例が開きます。

ステップ 1:場面を4要素で確認する

本文の一文または一段落から、「いつ・どこで・だれが・何をしているか」の4要素を書き出します。場面が変わるところ(時間・場所の移動)に注目すると、物語の展開をつかみやすくなります。

例題:「夏休みの最後の日、ゆうたは誰もいない教室の窓から、校庭のセミの声を聞いていた。」→いつ=夏休みの最後の日、どこで=誰もいない教室、だれが=ゆうた、何をしているか=窓からセミの声を聞いている。
ステップ 2:気持ちを表す言葉がなくても行動描写から心情を推測する

「うれしい」「悲しい」のような言葉を本文中に探して見つからなくても、あきらめずに登場人物の動作に注目します。何気ない動作に気持ちが表れていないか確認します。

例題:「ゆうたはノートの表紙を何度も指でなぞった。」には気持ちを表す言葉がないが、「何度も指でなぞる」という動作から名残惜しさや落ち着かない気持ちが読み取れる。
ステップ 3:情景描写を心情表現として読む

天気や風景を説明する一文が出てきたら、その直前・直後にいる登場人物の状況と結びつけます。情景描写は単なる背景説明ではなく、心情表現の一種として使われることが多いためです。

例題:「誰もいない教室の窓から、セミの声を聞いていた。」は天気の説明ではなく、夏休みが終わる寂しさがゆうたの様子に重ねられている。
ステップ 4:比喩表現を判定順序で見分ける

比喩の種類を答えるときは、①まず人でないものが人間の動作で表されていないかを確認します(あれば擬人法)。②なければ「ようだ・みたいだ」の有無で直喩か隠喩かを判断します。

例題:「風が窓をたたいた。」は「ようだ」がないが、人間の動作で表されているので擬人法。「彼女の声は氷だった。」は「ようだ」がなく人間の動作でもないので隠喩。
ステップ 5:詩は形式を分類し、ことばを整える技法を探す

詩は「文語/口語」と「定型/自由」の2つの軸で形式を分類します。そのうえで、倒置(文の後半に注目)・体言止め(文末の品詞を確認)・反復(同じ語句が2回以上出てこないか)・対句(対応する語句の並びがないか)を、チェックする場所を決めて探します。

例題:「さようなら、さようなら」は同じ言葉の繰り返しなので反復。「消しゴム一つ」は文末が名詞(体言)で止まっているので体言止め。

これだけは覚える

「場面(いつ・どこで・だれが・何を)→行動・情景描写→比喩の判定順序→詩の形式」の一本道で整理。比喩は①擬人法の確認→②ようだの有無の順に判定します。

よくあるつまずき

気持ちを表す言葉がないと心情は書かれていないと思い込む、情景描写をただの背景説明だと思う、「ようだ」の有無だけで比喩を判断して擬人法を見落とすの3つが頻出ミス。判定は必ず決まった順序で行いましょう。

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出典・最終更新

  • 出典基盤:教科書(国語)の核となる手順と概念データに基づく整理。
  • 編集方針:教科書頻出の解き方・コツを、段階的なステップに分け、つまずきポイントと核となるルールを併記しています。
  • 最終更新:2026-08-15