この章で間違えやすい 3 パターン
誤答パターン 1
- ❌ よくある誤答:「うれしい」「悲しい」のような気持ちを表す言葉が本文になければ、この場面には心情が書かれていないと判断してしまう
- 💡 ここがちがう:心情語がなくても、気持ちは書かれていないとは限らない。行動・会話・情景描写の3つの手がかりから心情を推測できる。
- ✅ 正しい理解:「ノートの表紙を何度も指でなぞった。」には気持ちを表す言葉が1つもないが、行動描写から名残惜しさが読み取れる。
誤答パターン 2
- ❌ よくある誤答:天気や風景を説明する一文を、ただの背景説明だと思い、気持ちが重ねられている可能性を確認しない
- 💡 ここがちがう:情景描写をただの背景説明だと思ってしまうのはちがう。情景描写は心情表現の一種として読む。
- ✅ 正しい理解:「誰もいない教室の窓から、セミの声を聞いていた。」は天気の説明ではなく、夏休みが終わる寂しさをゆうたの様子に重ねた情景描写。
誤答パターン 3
- ❌ よくある誤答:「ようだ」という言葉があるかどうかだけで、比喩の種類を直喩か隠喩のどちらかに無理に決めてしまう
- 💡 ここがちがう:「ようだ」の有無だけで判断するのはちがう。まず人でないものが人間の動作で表されていないか(擬人法)を確認してから、直喩・隠喩を判断する。
- ✅ 正しい理解:「風が窓をたたいた。」は「ようだ」がないが、隠喩ではなく擬人法。「声は氷だった。」は「ようだ」がなく人間の動作でもないので隠喩。
なぜ間違えやすいのか
気持ちを表す言葉や「ようだ」のような目印だけを探し、行動・情景・語順といった間接的な手がかりを判定の手順に組み込めていないため。
自分でチェック ── 診断問い
この章の核を1問で確認
Q. 気持ちを表す言葉が1つもない一文からでも、登場人物の心情を読み取るには、どの3つの手がかりを使う?
やってみよう:本文中の行動描写・会話・情景描写をそれぞれ1つずつ探し、そこにどんな気持ちが重なっているか考えてみよう。
つまずいたらここに戻ろう
この章で詰まったら、次の前提知識に戻ると整理しやすくなります。
- 説明文と文学的文章の読み方の違い
- 接続語・指示語の基礎
- 語彙の体系(比喩を支える言葉の知識)
- 説明文の読み方
もっとくわしく
出典・最終更新
- 出典基盤:教科書準拠の誤答診断データ(中1国語)
- 編集方針:教科書の核となる事実を起こりやすい誤答から逆引きで整理し、戻り先と診断問いをセットで提示しています。
- 最終更新:2026-08-15
