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1次式の加法・減法 ── 同類項をまとめる ── 教科書頻出の違い 3 ペア

中1数学(数学)の「1次式の加法・減法 ── 同類項をまとめる」で混同しやすい比較ペアを 3 組、比較表と「なぜ違うか」「混同しやすいポイント」「テスト頻出」までセットで整理しました。

この章の比較ペア(まとめ表)

比較ペアAB
同類項とそうでない項の違い同類項同類項でない項
+( ) と −( ) のはずし方の違いプラスのカッコマイナスのカッコ
係数の計算と文字部分の扱いの違い係数(数字)文字部分

1. 同類項とそうでない項の違い

比べる軸同類項同類項でない項
定義文字の部分が同じ項どうし文字の部分が違う、または文字と定数の組み合わせ
代表例3x と 5x、2a と −7a、5 と −3(定数項どうし)3x と 5y、2x と 3(文字と定数)
まとめられるかまとめられる(1つの項にできる)まとめられない(そのまま残す)
計算の仕方係数だけを足し引きし、文字はそのまま残すそのまま並べて書く
例の計算結果3x + 5x = (3+5)x = 8x3x + 5y = 3x + 5y(これ以上まとめられない)
見分けるポイント文字部分が完全に一致しているか確認する文字が違うか、定数と文字が混ざっている
よくある誤答なし(正しく処理すれば1つにまとまる)3x + 5y = 8xy としてしまう(NG)

なぜこの違いが生まれたのか

同類項は文字の部分が同じなので、分配法則を使って (3+5)x のように係数だけを計算できます。文字が違うと共通する部分がないので、係数をまとめることができず、そのまま並べて残すしかありません。これは1章で学んだ正負の数の加減を文字式に拡張したものです。

混同しやすいポイント

3x + 5y を 8xy としたり、2x + 3 を 5x とする誤答が多い。文字が違うものや定数項と文字の項は合わさらないので、そのまま残すのが正解。

テストでの聞かれ方

「次の式を計算しなさい」で3x + 5yのような項を混ぜ、合わさらないことに気づけるかを問う。また3x + 2x² を 5x² とする誤答も、同類項の条件(文字部分が完全一致)を確かめる典型問題。

2. +( ) と −( ) のはずし方の違い

比べる軸プラスのカッコマイナスのカッコ
カッコの前の符号+(または符号なし)−
はずし方のルール中身はそのまま書き写す中身の各項の符号をすべて反対にする
例の形+(3x − 5) = 3x − 5−(3x − 5) = −3x + 5
符号が変わる範囲変わらないカッコ内のすべての項にかかる
計算例(3x + 4) + (2x − 7) = 3x + 4 + 2x − 7 = 5x − 3(5x + 2) − (3x − 4) = 5x + 2 − 3x + 4 = 2x + 6
意味そのまま足し算するイメージ引く式全体を加法に直すイメージ
つまずきやすさミスは少ない後ろの項の符号変更を忘れがち

なぜこの違いが生まれたのか

−( ) は分配法則の −1 をかけることと同じで、カッコの中のすべての項に −1 がかかります。だから3x は −3x に、−5 は +5 に変わります。+( ) は +1 をかけるので何も変わりません。減法は「引く式の符号を全部変えて加法にする」と考えるとミスが減ります。

混同しやすいポイント

−(3x − 4) を −3x − 4 と書いてしまうミスが定番。マイナスは後ろの項まで全部にかかるので、−4 は +4 にしないといけない。

テストでの聞かれ方

「(5x + 2) − (3x − 4) を計算しなさい」のような問題で、−( ) の処理ができるかを問う。誤答パターンとして−(x − 4) を −x − 4(後ろの符号を変え忘れる)と書いてしまうミスが頻出で、正答は −x + 4 である。

3. 係数の計算と文字部分の扱いの違い

比べる軸係数(数字)文字部分
意味項のうちの数字の部分項のうちのアルファベットの部分
同類項をまとめるときの扱い足し算・引き算するそのまま残す(変えない)
3x + 5x の処理3 + 5 = 8 と計算するx はそのまま残す
結果新しい係数 8 になるx のまま
x + x の場合1 + 1 = 2 と数える(係数は1とみなす)x のまま残る
−2y + 9y の場合−2 + 9 = 7 と計算するy はそのまま残す
ミスの原因正負の数の計算ミス勝手に xy などに変えてしまう

なぜこの違いが生まれたのか

同類項をまとめるしくみは、分配法則 3x + 5x = (3+5)x の逆向きの使い方です。文字部分 x が共通なのでくくり出して、係数だけを計算します。文字部分は「変数の名前」のようなものなので、勝手に変えたり消したりしてはいけません。

混同しやすいポイント

x + x を x(係数1を忘れる)としたり、3x + 5x を 8x²(文字までかけてしまう)とするミス。文字部分はあくまでそのまま残すのがルール。

テストでの聞かれ方

「x + 4x − 2x を計算しなさい」のような問題で、係数1の扱いを問う。また−2y + 8yのように負の係数を含む計算で、正負の数の処理が正しくできるかを確認する出題が多い。

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出典・最終更新

  • 出典基盤:教科書(数学)の核となる事実と概念データに基づく整理。
  • 編集方針:教科書頻出の混同ペアを、比較表と背景説明、混同ポイント、テストでの問われ方までセットで提示しています。
  • 最終更新:2026-06-27