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反比例のグラフ ── 教科書頻出の違い 3 ペア

中1数学(数学)の「反比例のグラフ」で混同しやすい比較ペアを 3 組、比較表と「なぜ違うか」「混同しやすいポイント」「テスト頻出」までセットで整理しました。

この章の比較ペア(まとめ表)

比較ペアAB
比例のグラフと反比例のグラフの違い比例のグラフ反比例のグラフ
a>0の双曲線とa<0の双曲線の違いa>0の双曲線a<0の双曲線
対応表からのプロットと曲線の結び方の違い点をプロットする段階点を結ぶ段階

1. 比例のグラフと反比例のグラフの違い

比べる軸比例のグラフ反比例のグラフ
式の形y = axy = a/x
グラフの形1本の直線2本の曲線(双曲線)
原点を通るか必ず原点を通る原点を通らない
軸との交わり方原点(0,0)で両軸と交わるx軸・y軸に限りなく近づくが交わらない(漸近する)
x=0のときのyy=0で定義できる分母が0になり定義できない
点の結び方定規でまっすぐ結ぶなめらかな曲線で結ぶ
xy=aが成り立つか成り立たない(y=ax の形のため)成り立つ(座標の積が常に a)

なぜこの違いが生まれたのか

比例 y=ax は x が 0 のとき y も 0 になるので、グラフは原点を通る直線になります。一方、反比例 y=a/x はx=0 を代入できないため原点も軸も通れず、x が大きくなるほど y は 0 に近づくという性質から、左右に分かれた双曲線になります。

混同しやすいポイント

反比例なのに直線で結ぶ、または2本の曲線を一筆書きで原点でつなげてしまうのが定番ミスです。x=0 が使えないことを忘れがちです。

テストでの聞かれ方

「比例と反比例のグラフの違いを述べよ」「次のグラフは比例か反比例か」「原点を通らない理由を説明せよ」など、形の違いと x=0 が使えない理由をセットで問う出題が多いです。

2. a>0の双曲線とa<0の双曲線の違い

比べる軸a>0の双曲線a<0の双曲線
比例定数の符号a > 0(正の数)a < 0(負の数)
通る象限第1象限と第3象限第2象限と第4象限
xとyの符号関係x と y は同符号x と y は異符号
x>0のときのyの値y > 0(右上に現れる)y < 0(右下に現れる)
x<0のときのyの値y < 0(左下に現れる)y > 0(左上に現れる)
代表例y = 12/xy = −10/x
判別の手順a の符号を見て正なら第1・第3a の符号を見て負なら第2・第4

なぜこの違いが生まれたのか

反比例では xy = a が成り立つので、a が正なら x と y は同じ符号になり第1・第3象限に、a が負なら異なる符号になり第2・第4象限に曲線が現れます。a の符号だけで位置が決まる仕組みです。

混同しやすいポイント

a>0 なのに第2・第4象限に描いてしまうミスが多いです。象限の番号と符号の対応(第1=++、第2=−+、第3=−−、第4=+−)の暗記不足が原因です。

テストでの聞かれ方

「y = 4/x はどの象限を通るか」「y = −10/x のグラフを描け」など、a の符号から象限を判断させる出題が頻出です。記述では「なぜその象限を通るか」を問われます。

3. 対応表からのプロットと曲線の結び方の違い

比べる軸点をプロットする段階点を結ぶ段階
目的正確な座標を打つ全体の形をなめらかに表す
使う情報対応表の (x, y) の値プロットした点の並び
扱う x の範囲x≠0 の正と負の値x>0 と x<0 の2つに分ける
結び方結ばずに点だけ打つなめらかな曲線で結ぶ(直線禁止)
軸の扱いx=0 の点は対応表に存在しないため打たない軸に漸近させて曲線を伸ばす(触れない)
グループ分けの扱いこの段階ではグループ分けは行わない(点を打つだけ)x>0 と x<0 の2グループに分けて結ぶ(原点をまたがない)
誤りやすい操作x=0 の点を入れてしまう2本の曲線を一筆書きでつなぐ

なぜこの違いが生まれたのか

反比例のグラフは x=0 で定義できないため、x>0 の点と x<0 の点は別グループです。プロット段階では正確な座標を打つことが大切で、結ぶ段階では2つに分けてなめらかな曲線にすることで、双曲線の特徴(軸に近づくが交わらない)が表現できます。

混同しやすいポイント

点を打った後に左右の曲線を原点でつなげる、または折れ線(直線)で結ぶのがよくある誤りです。x が大きいときの点を雑に打つと軸に触れて見えるので注意です。

テストでの聞かれ方

「y = 6/x の対応表を完成させ、グラフを描け」という作図問題が定番です。採点では「2本に分かれているか」「曲線でなめらかか」「軸に触れていないか」を見られます。

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出典・最終更新

  • 出典基盤:教科書(数学)の核となる事実と概念データに基づく整理。
  • 編集方針:教科書頻出の混同ペアを、比較表と背景説明、混同ポイント、テストでの問われ方までセットで提示しています。
  • 最終更新:2026-06-27