デジタルこどもBASEのロゴ特定非営利活動法人デジタルこどもBASE
中学生の学習ノート教科書をもう一段くわしく

角錐・円錐の体積と表面積の解き方/コツ

角錐や円錐は先がとがった立体で、体積は同じ底面・同じ高さの柱体の1/3になります。表面積では円錐の側面がおうぎ形になることがポイント。高さと母線(ぼせん)を区別しながら、公式を使い分けるコツを順番に整理しましょう。

角錐・円錐の体積と表面積 を解く・整理する5ステップ

各ステップをクリックすると詳しい説明と例が開きます。

ステップ 1:ステップ1: 求めるものを確認し、条件を整理する

まず体積か表面積かを読み取り、与えられた数値を整理します。底面の形(正方形・円など)、底面の長さや半径、高さ、母線を区別してメモ。単位もそろえます。何を求めるかが決まると、使う公式と必要な値が自動的に決まります。

例題:「底面が一辺6cmの正方形、高さ9cmの四角錐の体積」→ 求めるもの=体積、底面=正方形(6cm)、高さ=9cm と整理。
ステップ 2:ステップ2: 体積は『底面積×高さ』を出してから最後に1/3する

錐体の体積公式は 底面積 × 高さ × (1/3)。先に底面積と高さをかけ、最後に必ず3で割るのがコツです。角錐なら底面の形に合わせて底面積を、円錐なら πr² を使います。1/3を忘れると柱体の体積になってしまうので注意。

例題:底面半径3cm、高さ8cmの円錐:底面積=π×9=9π cm²、体積=9π×8×(1/3)=24π cm³。
ステップ 3:ステップ3: 角錐の表面積は『底面+側面の三角形の合計』にする

角錐の表面積は 底面積 + 側面の三角形の面積の合計。最初に側面の三角形が何枚あるかを数えます(四角錐なら4枚)。三角形1枚の面積は『底辺×高さ÷2』で出し、枚数分かけてから底面積を足します。

例題:一辺6cmの正方形が底面、側面の三角形の高さ5cmの四角錐:側面1枚=6×5÷2=15、4枚で60。底面36+側面60=96 cm²。
ステップ 4:ステップ4: 円錐の表面積は『底面の円+側面のおうぎ形』で求める

円錐の側面は三角形ではなくおうぎ形。おうぎ形の半径=母線ℓ、弧の長さ=底面の円周2πr という対応を覚えます。側面積は π × ℓ × r、底面積は πr²。二つを足して表面積になります。

例題:底面半径3cm、母線5cmの円錐:底面積=9π、側面積=π×5×3=15π、表面積=9π+15π=24π cm²。
ステップ 5:ステップ5: 高さと母線を区別し、図で確認する

高さは底面に垂直に下ろした長さ、母線は側面上の斜めの線。体積では高さ、円錐の側面積では母線を使い分けます。図に垂直マーク(直角)が付いている方が高さ、頂点から底面の縁へ伸びる斜めの線が母線、と図で確認するクセを付けましょう。

例題:円錐の側面のおうぎ形の中心角は 360°×(r/ℓ)。r=3、ℓ=5なら 360×(3/5)=216°。

これだけは覚える

錐体の体積は底面積×高さ×(1/3)(柱体の1/3)。角錐の表面積は底面+側面の三角形の合計、円錐の表面積はπr²+πℓr。高さ(h)と母線(ℓ)は別物で、体積では高さ、円錐の側面では母線を使います。

よくあるつまずき

1/3を忘れて柱体と同じ答えにしてしまう、母線を高さとして体積に使う、円錐の側面を三角形と勘違いする、の3つが頻出ミス。式を立てた段階で「これは高さ?母線?」「最後に÷3した?」と自分に確認しましょう。

関連

出典・最終更新

  • 出典基盤:教科書(数学)の核となる手順と概念データに基づく整理。
  • 編集方針:教科書頻出の解き方・コツを、段階的なステップに分け、つまずきポイントと核となるルールを併記しています。
  • 最終更新:2026-06-27