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密度 ── 教科書頻出の違い 3 ペア

中1理科(理科)の「密度」で混同しやすい比較ペアを 3 組、比較表と「なぜ違うか」「混同しやすいポイント」「テスト頻出」までセットで整理しました。

この章の比較ペア(まとめ表)

比較ペアAB
質量と密度の違い質量密度
水に浮く物質と沈む物質の違い水に浮く物質水に沈む物質
規則的な形と不規則な形での体積の測り方の違い規則的な形不規則な形

1. 質量と密度の違い

比べる軸質量密度
意味物質そのものの量1cm³あたりの質量(つまり具合)
単位g(グラム)g/cm³(グラム毎立方センチメートル)
求め方上皿てんびんなどで直接はかる質量 ÷ 体積 で計算する
大きさを変えたとき大きくすれば質量も増える同じ物質ならほぼ変わらない
物質を見分けられるか見分けられない(同じ1kgでも別物がある)見分けられる(表と照らし合わせて推測できる)
代表例鉄1kg、綿1kg はどちらも1kg鉄 7.87 g/cm³、水 1.00 g/cm³

なぜこの違いが生まれたのか

質量は物質の量そのものを表すので、大きさが変われば値も変わる。一方密度は「1cm³あたり何g詰まっているか」というつまり具合を表すので、大きさや形を変えても同じ物質なら値はほぼ一定になる。だから密度は物質を見分ける手がかりに使える。

混同しやすいポイント

「重い物質ほど密度が大きい」と思い込みがち。鉄1kgと綿1kgは質量は同じでも、体積をそろえれば鉄のほうが密度は大きい。g と g/cm³ の単位も混同しやすい。

テストでの聞かれ方

「質量〇gで体積△cm³の金属の密度を求めなさい」「同じ質量の鉄とアルミでは体積はどちらが大きいか」など、質量と密度を区別して式を変形させる出題が定番。

2. 水に浮く物質と沈む物質の違い

比べる軸水に浮く物質水に沈む物質
密度(水 1.00 g/cm³ と比較)1.00 g/cm³ より小さい1.00 g/cm³ より大きい
判定の式物質の密度 < 液体の密度物質の密度 > 液体の密度
同じ体積で比べたときの質量水より軽い水より重い
代表例氷 0.92、エタノール 0.79、木 0.4〜0.8アルミニウム 2.70、鉄 7.87、銅 8.96、金 19.3
身近な現象コップの氷が水に浮く、木が川に浮かぶ鉄のくぎが水に沈む、十円玉が沈む
水面との関係水面より上に一部が出て止まる底に達するまで沈み続ける
食塩水(約1.20 g/cm³)に変えたとき食塩水ではさらに浮きやすい(卵が食塩水で浮く)食塩水でも密度が大きい金属は沈む

なぜこの違いが生まれたのか

浮き沈みは「重い・軽い」ではなく物質の密度と液体の密度の大小で決まる。同じ体積で比べたとき、物質のほうが液体より軽ければ浮き、重ければ沈む。だから氷(0.92)は水(1.00)より密度が小さいので浮き、鉄(7.87)は密度が大きいので沈む。

混同しやすいポイント

「大きいから沈む」「小さいから浮く」と大きさで判断しがち。本当は密度の比較で決まる。船が浮くのは中に空気をふくんで全体の平均密度が水より小さくなるため。

テストでの聞かれ方

密度の表と水の密度1.00 g/cm³ を見せて「水に浮くものをすべて選べ」、または「氷が水に浮く理由を密度の語を使って説明せよ」といった記述問題でよく出る。

3. 規則的な形と不規則な形での体積の測り方の違い

比べる軸規則的な形不規則な形
代表例サイコロ、立方体、直方体の金属石ころ、ふぞろいの金属のかたまり
体積の求め方たて × よこ × 高さ で計算メスシリンダーの水位の増加から測る
使う道具ものさし・定規メスシリンダー
単位の関係cm × cm × cm = cm³1 mL = 1 cm³ として読みかえる
手順のポイント辺の長さを正確に測る水に静かに沈めて目盛りの差を読む(例:65−50=15 mL)
密度を求めるときの使い方計算した体積で 質量÷体積増えた水位(cm³)で 質量÷体積

なぜこの違いが生まれたのか

密度=質量÷体積を使うには体積が必要だが、形がふぞろいだと長さから計算できない。そこで水に沈めてあふれた分(水面の上がった分)が物体の体積になる、という性質を使う。1 mL = 1 cm³ なので、メスシリンダーの読みをそのまま密度の計算に使える。

混同しやすいポイント

メスシリンダーで「最初の水位」と「沈めた後の水位」のどちらをそのまま体積に使うか混同しがち。正しくは2つの差が体積。また mL と cm³ を別物と思いがちだが、同じ大きさ。

テストでの聞かれ方

「水 50 mL に金属を沈めたら 65 mL になった。質量が□gのとき密度を求めよ」「この金属は表のうちどれか」のように、体積の測定→密度計算→物質の判別までつなげる問題が頻出。

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出典・最終更新

  • 出典基盤:教科書(理科)の核となる事実と概念データに基づく整理。
  • 編集方針:教科書頻出の混同ペアを、比較表と背景説明、混同ポイント、テストでの問われ方までセットで提示しています。
  • 最終更新:2026-06-27