デジタルこどもBASEのロゴ特定非営利活動法人デジタルこどもBASE
中学生の学習ノート教科書をもう一段くわしく

地層と堆積岩の解き方/コツ

がけのしま模様=地層は、長い時間をかけて下から順に積もった記録です。コツは、まず風化・侵食・運搬・堆積の4ステップでできる流れをつかみ、次に粒の大きさと塩酸の反応で堆積岩を見分け、最後に地層を読む3つのきまりで新旧を判断することです。

地層と堆積岩 を解く・整理する5ステップ

各ステップをクリックすると詳しい説明と例が開きます。

ステップ 1:ステップ1: 4つの作用の順番を確認する

地層は一度にできるのではなく、風化→侵食→運搬→堆積のサイクルが何百年・何千年も繰り返されてできます。まず「山の岩がくずれ(風化)、川にけずられ(侵食)、流され(運搬)、ゆるやかな所で沈む(堆積)」の順番を口に出して確認しましょう。問題文に出てきた現象がどの段階かを言えるようにします。

例題:「川で岩が小さくけずられた」→侵食。「河口で粒が沈んで積もった」→堆積。動作と場所をセットで覚えると判別できます。
ステップ 2:ステップ2: 粒の大きさで沈む場所を決める

運搬された粒は大きいほど早く沈み、小さいほど遠くまで運ばれるのがルールです。れき(2mm以上)=海岸近く、砂(0.06〜2mm)=少し沖、泥(0.06mm以下)=最も沖(深い海)に堆積します。問題で「どこに積もるか」「どれが遠くまで運ばれるか」を聞かれたら、まず粒の大きさを比べます。

例題:「海岸から最も遠い場所に堆積する粒は?」→答えは泥。理由は粒が最小で沈むのが遅く、流れに乗って遠くまで運ばれるから。
ステップ 3:ステップ3: 粒の変化から海進・海退を読む

1つの場所の地層を下から上に見て粒の変化を追います。れき→砂→泥のように小さくなっていけば、海岸が遠ざかった=海進(海面が上がった)。逆に泥→砂→れきと大きくなれば、海岸が近づいた=海退(海面が下がった)。「粒が小さくなる=沖になる」と覚えると迷いません。

例題:下かられき岩→砂岩→泥岩の順に重なっていれば海進。「だんだん深い海になっていった」と答えます。
ステップ 4:ステップ4: 堆積岩6種類を粒と塩酸で見分ける

中学で覚える堆積岩は6つ。れき岩・砂岩・泥岩は粒の大きさで区別(同じ仲間)。石灰岩はうすい塩酸で泡(二酸化炭素)が出てとける、チャートは塩酸で反応せず、とてもかたいのがセットの見分け方。凝灰岩は火山灰が固まったもので、地層中にあれば噴火の証拠になります。

例題:「塩酸で泡が出てとけた岩石は?」→石灰岩。「塩酸で反応せず、とてもかたい岩石は?」→チャート。
ステップ 5:ステップ5: 地層を読む3つのきまりで新旧を判定する

柱状図を読むときは3つのきまりを使います。①下にあるほど古く、上ほど新しい。②離れた地点の地層どうしを比べるときは、凝灰岩(火山灰)の層のように特徴がはっきりしていて広い範囲に短期間で積もった層を目印にする。この目印になる層を鍵層という。③地層と地層の間にすき間がある場合は不整合で、一度陸になってけずられた時間のすき間を示します。

例題:柱状図で下から砂岩→泥岩→凝灰岩→砂岩。一番古いのは下の砂岩、凝灰岩の層はその時期に火山灰を降らせる噴火があった証拠と読みます。

これだけは覚える

覚える核は3つ。①地層は風化・侵食・運搬・堆積の繰り返しでできる。②粒はれき=海岸近く・砂=少し沖・泥=最も沖。③堆積岩は粒の大きさと塩酸の反応(石灰岩は泡・チャートは反応せずかたい)で見分け、凝灰岩は火山灰。

よくあるつまずき

観察結果と考察を混同して、見えた事実から言えることを区別しないのが最大の失点ポイント。粒の大小と沈む場所を逆に覚える、石灰岩とチャートを見た目だけで判断する、下が古い/上が新しいの向きを逆にする、不整合を単なる層の境目と取りちがえるのもよくあるミスです。

関連

出典・最終更新

  • 出典基盤:教科書(理科)の核となる手順と概念データに基づく整理。
  • 編集方針:教科書頻出の解き方・コツを、段階的なステップに分け、つまずきポイントと核となるルールを併記しています。
  • 最終更新:2026-06-27