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日本の資源・エネルギーと電力 ── 教科書頻出の違い 3 ペア

中2社会(地理)の「日本の資源・エネルギーと電力」で混同しやすい比較ペアを 3 組、比較表と「なぜ違うか」「混同しやすいポイント」「テスト頻出」までセットで整理しました。

この章の比較ペア(まとめ表)

比較ペアAB
火力発電と原子力発電の違い火力発電原子力発電
水力発電と地熱発電の違い水力発電地熱発電
震災前と現在の発電割合の違い震災前(2010年度ごろ)現在(2024年度確報値)

1. 火力発電と原子力発電の違い

比べる軸火力発電原子力発電
燃料石油・石炭・天然ガス(LNG)ウラン
発電の仕組み燃料を燃やして発電核分裂の熱で発電
2024年度確報値の割合67.5%(現在の主力)9.4%
立地燃料の輸入や港に近い臨海部に多い冷却水を得やすい沿岸部に多い(福井・新潟など)
課題CO₂排出と燃料費の変動安全性をめぐる議論が今も続く

なぜこの違いが生まれたのか

火力は化石燃料を燃やす仕組みのため、燃料の大半を輸入に頼り、輸送に便利な臨海部に立地しやすくなります。原子力はウランの核分裂という全く異なる仕組みで、少量の燃料から大量の電気を生み出せますが、2011年の東日本大震災・福島第一原子力発電所事故を境に、安全性への懸念から停止が広がりました。仕組みの違いが、立地や社会的な扱いの違いにつながっています。

混同しやすいポイント

「発電の主力」という言葉だけで両方を同じくらいの規模だと思い込みやすいですが、現在は火力が約7割、原子力は9.4%と規模が大きく異なります。

テストでの聞かれ方

「2011年の東日本大震災・福島第一原発事故のあと、発電量の割合はどのように変化したか」という設問で、原子力の減少と火力の増加をセットで問われます。

2. 水力発電と地熱発電の違い

比べる軸水力発電地熱発電
利用する自然の力ダムにためた水の落差火山の熱(高温の蒸気)
立地山間部・内陸のダム付近火山が多い地域
歴史的な位置づけかつて日本の発電の主力だった火山国日本に向いた再生可能エネルギー
代表例山間部・内陸のダムに付属する発電所八丁原発電所(大分県九重町・出力11万kW・日本最大)

なぜこの違いが生まれたのか

水力はダムにためた水の落差という重力を利用する仕組みで、山間部の地形を必要とするため内陸のダム付近に立地します。地熱は火山の熱という地下の熱源を利用する仕組みで、火山が多い日本の地形的特徴を生かせます。どちらも自然の地形を利用しますが、利用する自然の力そのものが異なる点がポイントです。

混同しやすいポイント

水力も地熱も「自然の力を利用する再エネ」とまとめて覚えやすいですが、水力は落差(重力)、地熱は火山の熱という別の自然現象を使っています。

テストでの聞かれ方

「大分県九重町にある、日本最大の地熱発電所を何というか」という設問で、八丁原発電所が問われます。

3. 震災前と現在の発電割合の違い

比べる軸震災前(2010年度ごろ)現在(2024年度確報値)
火力約62%67.5%
原子力約29%9.4%
水力・再生可能エネルギー約9%(水力等)23.1%(再エネ・水力含む)

なぜこの違いが生まれたのか

2011年の東日本大震災・福島第一原子力発電所事故を境に、原子力発電所が停止したことが最大の変化点です。その代わりを担ったのが火力発電で、震災前から割合が増加しました。近年はさらに再生可能エネルギーの割合も伸びています。

混同しやすいポイント

「原子力が減った」ことだけに注目し、その分を何が補ったかを考えないと不十分です。発電電力量の合計は必ず100%になることを意識します。

テストでの聞かれ方

「震災前後で発電電力量の割合はどう変化したか、数字を挙げて説明せよ」という設問で、火力・原子力・再エネの3つの数字を答えます。

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出典・最終更新

  • 出典基盤:教科書(社会)の核となる事実と概念データに基づく整理。
  • 編集方針:教科書頻出の混同ペアを、比較表と背景説明、混同ポイント、テストでの問われ方までセットで提示しています。
  • 最終更新:2026-08-14