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北海道地方 ── 雪と農業と観光 ── 教科書頻出の違い 3 ペア

中2社会(地理)の「北海道地方 ── 雪と農業と観光」で混同しやすい比較ペアを 3 組、比較表と「なぜ違うか」「混同しやすいポイント」「テスト頻出」までセットで整理しました。

この章の比較ペア(まとめ表)

比較ペアAB
石狩平野(いしかりへいや)と十勝平野(とかちへいや)の違い石狩平野十勝平野
十勝平野と根釧台地(こんせんだいち)の違い十勝平野根釧台地
北洋漁業(ほくようぎょぎょう)とつくり育てる漁業の違い北洋漁業つくり育てる漁業

1. 石狩平野(いしかりへいや)と十勝平野(とかちへいや)の違い

比べる軸石狩平野十勝平野
位置北海道の西部(日本海側)北海道の南東部(太平洋側)
中心となる農業稲作(いなさく)畑作(はたさく)
代表的な作物ななつぼし・ゆめぴりかなどの米じゃがいも・小麦・大豆・てんさい・とうもろこし
気候の特徴冬は雪が多いが、夏は稲が育つ程度の気温梅雨がなく晴れが多い、夏は涼しい
農業のやり方寒さに強い品種を改良して稲作を成立させた広い土地を生かした大規模機械化農業
代表的な河川石狩川(北海道最長)十勝川

なぜこの違いが生まれたのか

石狩平野は日本海側で雪解け水が豊富、しかも品種改良で寒さに強い米ができたため稲作地帯に。十勝平野は太平洋側で梅雨がなく晴天が多いうえ、広く平らな土地を生かした大規模な畑作に向く。同じ「平野」でも気候と地形のちがいで育てるものが分かれた。

混同しやすいポイント

「北海道=畑作」と一括(いっかつ)にしがち。実際は石狩=米、十勝=畑作。「米は寒い所では作れない」も誤りで、品種改良で石狩平野は稲作地帯になっている。

テストでの聞かれ方

「次の平野・台地と農業の組み合わせを答えよ」で石狩平野→稲作/十勝平野→畑作を問う。「十勝平野の代表的な農業は?」→じゃがいも・小麦・てんさいなどの畑作が定番。

2. 十勝平野と根釧台地(こんせんだいち)の違い

比べる軸十勝平野根釧台地
位置北海道南東部の太平洋側北海道東部、根室・釧路の内陸
中心となる産業畑作(じゃがいも・小麦・てんさい)酪農(らくのう)
気候の特徴夏は晴天が多く、作物の生育に適する夏でも気温が低く、寒流の親潮(ちしまかいりゅう)による海霧(うみぎり)が多い
作物が育つか畑作が成立する気温・日照がある低温で稲作・畑作は不利
土地の使い方広大な畑で機械化された畑作牧草地を広げて乳牛を飼育
代表的な生産物じゃがいも・小麦・大豆・てんさい牛乳・チーズ・バター

なぜこの違いが生まれたのか

十勝平野は晴天が多く畑作に向くが、根釧台地は寒流の親潮(ちしまかいりゅう)の影響で夏でも気温が低く海霧(うみぎり)が発生しやすいため作物の生育に不利。そこで作物よりも牧草を育てて乳牛を飼う酪農に切り替わった。「同じ寒い土地」でも、気候の不利を逆手に取って酪農の強みに変えたのが根釧台地である。

混同しやすいポイント

「北海道の東=畑作」と覚えてしまうミス。根釧台地は畑作ではなく酪農。十勝平野の畑作と混同しやすいので、地域と産業をセットで覚える。

テストでの聞かれ方

「根釧台地で盛んな産業は?」→酪農。3地域セット問題で石狩→稲作/十勝→畑作/根釧→酪農を答えさせる組み合わせ問題が頻出。

3. 北洋漁業(ほくようぎょぎょう)とつくり育てる漁業の違い

比べる軸北洋漁業つくり育てる漁業
盛んだった時期1970年代まで盛ん1970年代以降、現在に発展
漁場北太平洋・ベーリング海など遠い海北海道の沿岸・養殖場
魚のとり方天然の魚をとる(とる漁業)養殖(ようしょく)・栽培漁業で育ててからとる
代表的な水産物サケ・タラ・カニなどホタテ・サケなど
衰退・発展の理由200海里問題で操業できる海が制限された資源を守りつつ安定した生産ができる
資源との関係天然資源にたよる卵から育てる・放流するなど資源を増やす

なぜこの違いが生まれたのか

かつて北海道は遠い海まで出かける北洋漁業がさかんだったが、1970年代の200海里問題で他国の海で自由に漁ができなくなり衰退。そこで沿岸で魚や貝を育ててからとる「つくり育てる漁業」に転換し、ホタテやサケの栽培漁業が世界的に発展した。

混同しやすいポイント

「北海道の漁業=今も北洋漁業」と思い込むミス。現在の主役はつくり育てる漁業。また「養殖=つくり育てる漁業」のみと覚えがちだが、栽培漁業(卵から育てて放流)も含まれる点に注意。

テストでの聞かれ方

「北洋漁業の衰退後、北海道で発展している漁業の形態は?」→つくり育てる漁業(養殖漁業・栽培漁業)。衰退の原因として200海里問題を答えさせる出題も定番。

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出典・最終更新

  • 出典基盤:教科書(社会)の核となる事実と概念データに基づく整理。
  • 編集方針:教科書頻出の混同ペアを、比較表と背景説明、混同ポイント、テストでの問われ方までセットで提示しています。
  • 最終更新:2026-06-27