この章で間違えやすい 3 パターン
誤答パターン 1
- ❌ よくある誤答:どちらの軍が勝ったか、という戦の勝敗が中心に描かれていると考える
- 💡 ここがちがう:この場面は戦闘の結果よりも、討つ側(直実)の心の揺れが中心である。勝敗だけで読むと、無常観と人間的な葛藤を見落としてしまう。
- ✅ 正しい理解:この場面は戦闘の結果より、敵を討つ側の心の葛藤が中心である。「敦盛の最期」は『平家物語』の一節で、若い平家の武将と熊谷直実の対面を描く。
誤答パターン 2
- ❌ よくある誤答:哀れみは弱さと答える
- 💡 ここがちがう:敵に情けをかけるのは武士らしくない弱さだと考えると、この場面の深さを見落とす。若い敦盛への哀れみは、勝敗を超えた人間としての情や無常観を映す重要な感情として描かれている。
- ✅ 正しい理解:武士の名誉、敵への哀れみ、戦の非情さが重なり、無常観が強く表れる場面である。
誤答パターン 3
- ❌ よくある誤答:「あはれ、助け奉らばや」という言葉は、敦盛が直実に助けを求めて言った言葉だと考える
- 💡 ここがちがう:古文は敬語や省略によって発言者や相手が示される。「奉る」は動作の相手を高める謙譲語で、この場面では直実が敦盛の身を思って発した心の中の言葉であり、敦盛の発言ではない。敬語や省略を無視すると、発言者や相手を取り違えやすい。
- ✅ 正しい理解:古文の敬語や省略を無視すると、発言者や相手を取り違えやすい。人物の言動、年齢差、親子への連想を根拠に、直実の心の揺れを読む。
なぜ間違えやすいのか
直実を冷酷な勝者としてだけ見る答えは、ためらいや哀れみの叙述を無視している。
自分でチェック ── 診断問い
この章の核を1問で確認
Q. 敦盛の最期で、その答えの根拠になる本文表現や文法規則はどこにある?
やってみよう:敦盛の最期について、答えの根拠になる語句を本文または文法規則から1つ示そう。
つまずいたらここに戻ろう
この章で詰まったら、次の前提知識に戻ると整理しやすくなります。
もっとくわしく
出典・最終更新
- 出典基盤:教科書準拠の誤答診断データ(中2国語)
- 編集方針:教科書の核となる事実を起こりやすい誤答から逆引きで整理し、戻り先と診断問いをセットで提示しています。
- 最終更新:2026-06-26
