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多項式の加減(たしざん・ひきざん)の解き方/コツ

多項式の足し算・引き算は、かっこを外す→同類項をまとめるの2ステップで進めれば必ず解けます。とくに引き算はかっこの中の符号がすべて反転することがポイント。中1で習った一次式の計算を、項が増えた多項式に広げたものです。手順を覚えれば必ず解けます。

多項式の加減 を解く・整理する5ステップ

各ステップをクリックすると詳しい説明と例が開きます。

ステップ 1:ステップ1: 式全体の符号をかっこの前で確認する

まず、それぞれのかっこの前の符号を見ます。「+」のかっこならそのまま外せますが、「−」のかっこは「−1×(中身)」と考えて、中の各項の符号をすべて反転させます。最初に符号を確定させてからかっこを外すと、後の計算でのミスがぐっと減ります。

例題:(5x+2y)−(3x−4y) では、後ろのかっこの前が「−」なので、外すと 5x+2y−3x+4y となる(+3x→−3x、−4y→+4y)。
ステップ 2:ステップ2: 同類項(どうるいこう)を見つけて集める

文字の部分がまったく同じ項(それぞれの文字の指数まで一致する項)を同類項といい、これだけがまとめられます。たとえば 3x と 5x は同類項ですが、3x と 5x² は別の項です。x の項、y の項、定数項…と順に並べ替えると見やすくなります。線で結んでグループ化するのもおすすめです。

例題:2x+3y+4x−y を整理すると (2x+4x)+(3y−y)。2a²b と 3a²b は同類項。2a²b と 3ab² は a と b の指数が違うので別の項(どちらも3次式だが同類項ではない)。
ステップ 3:ステップ3: 係数(けいすう)だけを足し引きしてまとめる

同類項は係数だけを計算します。文字部分は変わりません。係数の足し算は正と負を分けて計算するとミスが減ります。x の係数は 1、−x の係数は −1 と覚えておきましょう。結果が 0x になった項は書かずに消します。

例題:(2x+4x)+(3y−y) = 6x+2y。−3a+5a = 2a(係数だけ計算)。
ステップ 4:ステップ4: 多項式に数をかける・割るときは分配法則を使う

多項式に数をかけるときは、すべての項にその数をかけます(分配法則)。数で割るときは各項をその数で割ります(分数の形にしてもよい)。負の数で割ると各項の符号が変わるので注意。前の項だけにかけて終わらないようにしましょう。

例題:3(2x−5y+4)=6x−15y+12。(6a−9b)÷3 = 2a−3b。
ステップ 5:ステップ5: 次数の高い順に並べて答えを整える

計算結果は次数の高い順(a²→a→定数 の順など)に並べると見やすく、答え合わせがしやすくなります。最後に符号と項の数をもう一度チェックしましょう。

例題:(4a²−3a+2)−(a²+5a−1) = 4a²−3a+2−a²−5a+1 = 3a²−8a+3。

これだけは覚える

「かっこを外す→同類項をまとめる」が基本の2ステップ。引き算は−( )の中の符号をすべて反転、同類項は文字の部分が指数まで完全に同じものだけ、計算するのは係数だけ(文字部分は変わらない)。数をかけるときは分配法則で各項に。

よくあるつまずき

(1) マイナスの分配を一部だけ忘れる(例:−(a−b) を −a−b にしてしまう。正しくは −a+b)。(2) 3x と 5x² を同類項と勘違いする。(3) 加減で指数を足してしまう(2x²+5x² は 7x² であり 7x⁴ではない)。(4) 2x+3y を 5xy にまとめてしまう(文字が違う項はまとめられない)。(5) 2(x+3) を 2x+3 にしてしまう(正しくは 2x+6)。

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出典・最終更新

  • 出典基盤:教科書(数学)の核となる手順と概念データに基づく整理。
  • 編集方針:教科書頻出の解き方・コツを、段階的なステップに分け、つまずきポイントと核となるルールを併記しています。
  • 最終更新:2026-06-27