デジタルこどもBASEのロゴ特定非営利活動法人デジタルこどもBASE
中学生の学習ノート教科書をもう一段くわしく

箱ひげ図のテスト頻出パターン

箱ひげ図は中学2年で学ぶ頻出単元です。テストでは「5数要約を求める」「箱ひげ図から数値を読み取る」「2群を比較する」「四分位範囲で散らばりを判断する」の4タイプが中心。中央値・箱の長さ・ひげの長さを分けて読み取る力が問われます。

箱ひげ図 のテスト頻出 5 パターン

定期テスト・入試で実際によく出る型を、答え方のコツとセットで整理しました。

パターン1:5数要約を求めて箱ひげ図を作る
📝 典型的な出題例:次のデータの5数要約を求めなさい。 2, 4, 5, 7, 9, 11, 13, 15, 18 また、この値をもとに箱ひげ図をかきなさい。
✅ 答え方のコツ:①データを小さい順に並べる ②中央値Q₂を決める(データが奇数個なら真ん中の1つ、偶数個なら真ん中2つの平均)③中央値を除いた下半分からQ₁、上半分からQ₃を同じやり方で求める ④最小値と最大値を確認の手順で進めます。例:9個のデータ 2,4,5,7,9,11,13,15,18 なら、Q₂=9、下半分(2,4,5,7)からQ₁=(4+5)÷2=4.5、上半分(11,13,15,18)からQ₃=(13+15)÷2=14、最小値2・最大値18。箱はQ₁からQ₃まで、中の縦線が中央値、両端からひげを最小値・最大値まで伸ばします。
🔑 押さえる用語:5数要約, 第1四分位数Q₁, 中央値Q₂, 第3四分位数Q₃
⚠️ ありがちなミス:5つの値のうち1つでも抜けると箱ひげ図が描けないのに、最小値や最大値を忘れて箱だけ描いてしまうミスが多い。
パターン2:箱ひげ図から四分位範囲を読み取る
📝 典型的な出題例:あるクラスのテストの箱ひげ図で、Q₁=50、Q₃=80でした。四分位範囲と、中央50%の生徒が取った得点の範囲を答えなさい。
✅ 答え方のコツ:四分位範囲=Q₃-Q₁で計算します。この問題なら80-50=30。中央50%の生徒はQ₁からQ₃の間に入るので「50点~80点」と答えます。箱の長さがそのまま四分位範囲を表すと覚えると速いです。
🔑 押さえる用語:四分位範囲, 箱の長さ, 中央50%
⚠️ ありがちなミス:「中央50%の範囲」を聞かれて、最小値から最大値の範囲を答えてしまうミス。箱の中だけが中央50%。
パターン3:2つの箱ひげ図を比較する
📝 典型的な出題例:A組とB組の数学の点数の箱ひげ図がある。A組の中央値は65、B組の中央値は70だった。どちらのクラスが全体的に高得点といえるか答えなさい。
✅ 答え方のコツ:比較は①中央値の位置 ②箱の長さ(四分位範囲) ③ひげと最大・最小の順で見ます。この問題では中央値の位置を比較するとB組の方が高いので、B組の方が全体的に高得点といえると判断します。理由も「中央値がB組の方が高いから」と根拠つきで書くのがポイント。なお中央値だけでは断定できない場合もあるので、箱やひげの広がりにもふれるとより正確です。
🔑 押さえる用語:中央値の比較, 箱ひげ図の比較, 根拠
⚠️ ありがちなミス:箱の位置や最大値だけで「こっちが高い」と決めてしまうミス。まず中央値を比べるのが鉄則。
パターン4:四分位範囲で散らばりを判断する
📝 典型的な出題例:Aクラスの四分位範囲は10、Bクラスの四分位範囲は20だった。中央50%のデータの散らばりが大きいのはどちらか答えなさい。
✅ 答え方のコツ:四分位範囲が大きい方が散らばりが大きいと判断します。これは中央50%のデータ範囲なので、答えはBクラス。「箱が長い=散らばっている/箱が短い=密集」と図のイメージで覚えると忘れません。ひげの長さは別物なので混同しないこと。
🔑 押さえる用語:四分位範囲, 散らばり, 箱の長さ
⚠️ ありがちなミス:ひげの長さで散らばりを判断してしまうミス。中央50%の散らばりは箱の長さで見る。
パターン5:箱ひげ図とヒストグラムの違いを答える
📝 典型的な出題例:箱ひげ図とヒストグラムの違いを、「比較」「分布の詳細」の2つの観点から説明しなさい。
✅ 答え方のコツ:ヒストグラムは度数の山の形(分布の形)が分かる/箱ひげ図は中央値・四分位範囲が一目で分かり、複数データを並べて比較しやすいと書きます。箱ひげ図は5数要約だけで描けるので並べやすく、外れ値もつかみやすい。ヒストグラムは度数分布で分布の形がよく分かる、と対比で覚えるのがコツです。記述問題で頻出。
🔑 押さえる用語:箱ひげ図, ヒストグラム, 分布の形, データの比較, 外れ値の見やすさ
⚠️ ありがちなミス:「箱ひげ図の方が分布の形まで細かく分かる」と逆に書いてしまうミス。分布の形を細かく見るのはヒストグラムの得意分野で、箱ひげ図は中央値や散らばりを比較するのが得意。

テスト前の総仕上げ

テスト直前は5数要約を求める手順と四分位範囲=Q₃-Q₁を必ず確認。比較問題は「中央値→箱の長さ→ひげ」の順で読み取る癖をつけよう。箱の中は中央50%であって平均ではないことに注意!

関連

出典・最終更新

  • 出典基盤:教科書(数学)の核となる出題ポイントと、定期テスト・入試の頻出傾向を踏まえた整理。
  • 編集方針:中学定期テスト・入試の頻出パターンを、出題の型ごとに整理し、答え方のコツとよくあるミスをセットで提示しています。
  • 最終更新:2026-07-07