デジタルこどもBASEのロゴ特定非営利活動法人デジタルこどもBASE
中学生の学習ノート教科書をもう一段くわしく

14章 労働者の権利と働き方 ── 51問問題集

労働者の権利と働き方の重要事項を、基本20・標準20・応用11の3段階で総点検。答えはタップで開けます。

📄 この章の印刷プリント(PDF・解答つき)を無料配布中 ── PDFをダウンロード プリント一覧へ

基本(20問)

問題1
労働者に憲法で保障される3つの基本権をまとめて何というか。
答えを見る
労働三権
団結権・団体交渉権・団体行動権をあわせて労働三権という。
問題2
労働組合を結成する権利を何というか。
答えを見る
団結権
団結権は労働者が労働組合をつくる権利である。
問題3
使用者と賃金や労働条件を交渉する権利を何というか。
答えを見る
団体交渉権
団体交渉権により労働者は集団で使用者と交渉できる。
問題4
ストライキなどを行う権利を何というか。
答えを見る
団体行動権(争議権)
団体行動権は争議権ともよばれ、ストライキなどを行う権利である。
問題5
労働条件の最低基準を定めた法律を何というか。
答えを見る
労働基準法
労働基準法は労働時間・賃金・休日などの最低基準を定める。
問題6
労働組合の活動を保障する法律を何というか。
答えを見る
労働組合法
労働組合法は労働組合の結成や活動を保障する。
問題7
労使間の紛争の解決手続きを定めた法律を何というか。
答えを見る
労働関係調整法
労働関係調整法は労使紛争を調整・解決するための手続きを定める。
問題8
労働基準法・労働組合法・労働関係調整法をまとめて何というか。
答えを見る
労働三法
この3つの法律をあわせて労働三法とよぶ。
問題9
法定労働時間は1日何時間が原則か。
答えを見る
8時間
労働基準法では原則1日8時間が上限とされる。
問題10
法定労働時間は1週間で何時間が原則か。
答えを見る
40時間
労働基準法では原則週40時間が上限とされる。
問題11
労働基準法では休日は週に最低何日以上与えなければならないか。
答えを見る
週1日以上
労働基準法は週1日以上の休日を義務づけている。
問題12
原則として何歳未満は雇用できないか。
答えを見る
15歳未満
児童労働を禁止するため15歳未満の使用は原則できない。
問題13
労働組合を組織する目的は何か。
答えを見る
労働条件の改善を使用者と交渉すること
個人では弱い交渉力を集団で補い労働条件を改善するためである。
問題14
正社員のように雇用期間の定めがない雇用形態を何というか。
答えを見る
正規雇用
正規雇用は雇用期間の定めがなく待遇が比較的良い。
問題15
パート・アルバイト・契約社員・派遣社員などの雇用形態を何というか。
答えを見る
非正規雇用
非正規雇用は雇用が不安定で待遇が劣りやすい。
問題16
長時間労働の是正や多様な働き方を進める一連の改革を何というか。
答えを見る
働き方改革
働き方改革は長時間労働是正や同一労働同一賃金などを進める。
問題17
地域別に都道府県ごとに定められる、賃金の最低額を何というか。
答えを見る
最低賃金
最低賃金は地域別に定められ生活保障に関わる。
問題18
労働者の権利と義務を定めた憲法第27条が定めているのは何の権利・義務か。
答えを見る
勤労の権利と義務
勤労は憲法27条で権利であり義務でもあるとされる。
問題19
アルバイトやパートも法律上どのような立場として保護されるか。
答えを見る
労働者
アルバイトでも労働者として労働基準法などの保護を受ける。
問題20
日本の労働者のうち非正規雇用の割合はおよそ何割か。
答えを見る
約4割(約40%)
日本では労働者の約4割が非正規雇用である。

標準(20問)

問題21
団結権により、使用者は労働者が組合員であることを理由に何をしてはならないか。
答えを見る
解雇
団結権の保障により組合員であることを理由とした解雇は禁止される。
問題22
団体交渉権により、使用者は労働者の交渉に対してどのような義務を負うか。
答えを見る
交渉に応じる義務
使用者は正当な理由なく団体交渉を拒否できない。
問題23
ストライキ中、使用者が行ってよいことと、行ってはならないことをそれぞれ1つ答えよ。
答えを見る
賃金カットは可能/解雇はできない
ストライキ中の賃金カットはあり得るが、争議を理由とした解雇は認められない。
問題24
警察・消防・自衛隊の職員は労働三権についてどう扱われるか。
答えを見る
労働三権がすべて禁止される
職務の特殊性から警察・消防・自衛隊は労働三権をすべて認められない。
問題25
一般の公務員に認められていない労働三権の一つは何か。
答えを見る
争議権(団体行動権)
一般公務員は団結権・交渉権はあるが争議権は認められない。
問題26
公務員の争議権が制限される代わりに、給与を決めるために設けられている制度は何か。
答えを見る
人事院勧告制度
争議権の制限の代償として人事院勧告で給与水準が決められる。
問題27
残業をさせるために必要となる、労働基準法36条に基づく労使協定を通称何というか。
答えを見る
36協定(さぶろく協定)
時間外労働には36協定の締結が必要となる。
問題28
6か月間勤務した労働者に与えられる有給休暇は何日か。
答えを見る
10日
労働基準法では6か月継続勤務で10日の年次有給休暇が付与される。
問題29
18歳未満の年少者について、労働基準法で制限されている就業の一つを答えよ。
答えを見る
深夜業(深夜労働)
18歳未満には深夜業の制限がある。
問題30
正規雇用と非正規雇用の不合理な待遇差をなくそうとする働き方改革の原則を何というか。
答えを見る
同一労働同一賃金
同一労働同一賃金は同じ仕事には同じ賃金をという原則である。
問題31
働き方改革で義務化された、年次有給休暇の年間の取得日数は何日か。
答えを見る
年5日
働き方改革により年5日の有給休暇取得が義務化された。
問題32
働き方改革で導入された、残業時間の原則の上限は月何時間か。
答えを見る
月45時間
残業の上限は原則月45時間・年360時間とされた。
問題33
終業から次の始業まで一定の休息時間を確保する制度を何というか。
答えを見る
勤務間インターバル(制度)
勤務間インターバルは終業から始業まで一定の休息を設ける制度である。
問題34
在宅などで会社に出勤せず情報通信技術を使って働く働き方を何というか。
答えを見る
テレワーク
テレワークは柔軟な働き方の一つとして推進されている。
問題35
始業・終業時刻を労働者がある程度自由に決められる制度を何というか。
答えを見る
フレックスタイム(制度)
フレックスタイム制は労働時間の柔軟な配分を可能にする。
問題36
労働組合を結成するときに根拠となる権利は労働三権のうちどれか。
答えを見る
団結権
労働組合の結成は団結権に基づく。
問題37
非正規雇用の賃金は正社員のおよそ何割程度といわれるか。
答えを見る
6〜7割程度
非正規雇用の賃金は正社員の6〜7割ほどとされる。
問題38
長時間労働などが原因で労働者が死亡することを何というか。
答えを見る
過労死
過労死は長時間労働などが原因となる重大な労働問題である。
問題39
性別を理由に賃金に差をつけることは労働基準法で認められているか。
答えを見る
認められていない(禁止)
労働基準法は男女同一賃金を定め性別による賃金差別を禁じている。
問題40
勤労が憲法上「権利であり義務でもある」とされる条文は第何条か。
答えを見る
第27条
憲法27条は勤労の権利と義務を定めている。

応用(11問)

問題41
「労働三権」と「労働三法」を混同しないために、それぞれが指すものを区別して答えよ。
答えを見る
労働三権=団結権・団体交渉権・団体行動権/労働三法=労働基準法・労働組合法・労働関係調整法
三権は権利、三法は法律であり別の概念である。
問題42
一般公務員と警察・消防・自衛隊で労働三権の制限の程度が異なる理由を、職務の性質から説明せよ。
答えを見る
治安・防衛など職務の公共性・特殊性が高く争議が国民生活に重大な影響を与えるため、警察・消防・自衛隊は全面禁止、一般公務員は争議権のみ制限される
職務の公共性の高さに応じて制限の範囲が変わる。
問題43
非正規雇用が企業と労働者の双方に与える、対照的な影響をそれぞれ述べよ。
答えを見る
企業には雇用の柔軟性という利点があり、労働者には雇用の不安定さや待遇格差という不利益がある
非正規雇用は柔軟性と格差という両面の影響をもつ。
問題44
最低賃金を引き上げることが、労働者と企業に対して生む対立する影響を説明せよ。
答えを見る
労働者の生活保障は向上するが、企業の人件費負担が増える
最低賃金は生活保障と企業負担のバランスに関わる。
問題45
団体行動権の行使中であっても使用者が組合員を解雇できないのはなぜか、団結権と関連づけて説明せよ。
答えを見る
争議行為を理由とする解雇を認めると団結権・団体行動権が無意味になり労働者の交渉力が失われるため
正当な争議を理由とした解雇は労働三権の保障を損なうため禁止される。
問題46
「同一労働同一賃金」が目指している、非正規雇用に関する具体的な課題を1つあげて説明せよ。
答えを見る
同じ仕事をしているのに正規より賃金やボーナス・福利厚生が低いという不合理な格差の是正
同一労働同一賃金は雇用形態による不合理な待遇差の解消を目指す。
問題47
残業時間に上限規制を設けることが、過労死問題に対してもつ意義を説明せよ。
答えを見る
長時間労働を法的に制限することで過労死・過労自殺の原因となる過重労働を防ぐ意義がある
残業上限規制は過労死を生む長時間労働の抑制を狙う。
問題48
高度プロフェッショナル制度が一般の労働時間規制と異なる点を説明せよ。
答えを見る
高収入の専門職を労働時間規制(残業や法定労働時間)の対象外とする点
高度プロフェッショナル制度は成果で評価し時間規制を適用しない。
問題49
労働組合が必要とされるのは、個々の労働者と使用者の関係にどのような特徴があるからか説明せよ。
答えを見る
個人では使用者に対して交渉力が弱く対等でないため、団結して交渉力を補う必要があるから
労働組合は弱い個人の交渉力を集団で補うために存在する。
問題50
勤労が「権利」であると同時に「義務」でもあるとはどういうことか、両面から説明せよ。
答えを見る
権利として働きたい人が雇用機会を保障される一方、義務として社会の一員が労働で貢献することが求められる
憲法27条は勤労を権利かつ義務として位置づけている。
問題51
派遣会社が労働者を雇用し、他の企業に派遣して働かせるしくみを定めた法律を何というか。
答えを見る
労働者派遣法
派遣社員は労働者派遣法にもとづき、派遣会社から他企業に派遣されて働く非正規雇用の一形態である。