デジタルこどもBASEのロゴ特定非営利活動法人デジタルこどもBASE
中学生の学習ノート教科書をもう一段くわしく

単語帳 9 ── 仮定法・意見と未来の語

仮定法では、現実とは違うことを想像して、助言、願い、提案を表します。I wish、If I were、would like to と一緒に使える語句をまとめます。

仮定・願い

  • if:もし〜なら
  • wish:願う
  • would:〜だろう、〜したい
  • could:できるだろう
  • were:be動詞の仮定法
  • imagine:想像する
  • hope:望む
  • dream:夢見る
  • possible:可能な
  • impossible:不可能な

意見・助言

  • opinion:意見
  • advice:助言
  • idea:考え
  • choice:選択
  • chance:機会
  • decision:決定
  • important:重要な
  • necessary:必要な
  • better:よりよい
  • different:違った

未来・目標

  • future:未来
  • goal:目標
  • skill:技能
  • job:仕事
  • career:職業人生
  • challenge:挑戦
  • change:変化
  • problem:問題
  • solution:解決策
  • action:行動

教科書の中心語と関連語をセットで増やす

中3英語では、単語を「意味だけ」で覚えると長文で止まりやすくなります。中心語を、文法の型と一緒に覚えることで、読解・英作文・面接練習まで使える語彙になります。

覚え方
この単元の見方
仮定法は「今の現実とは違う」ときに、If + 過去形, would + 動詞原形で表します。I wish I could ... は「できたらいいのに」という願いを表します。

単語を文で使う練習

本文で使えるチャンクとして、次の英文を音読し、太字の語句を別の単語に入れ替えてください。中3では、1文が長くなるので、まずは短いチャンクで型を作るのが近道です。

文で覚えるチャンク

If I were you, I would talk to my teacher.
もし私があなたなら、先生に相談するでしょう。

I wish I could speak English better.
もっと上手に英語を話せたらよいのに。

If I had more time, I would read many books.
もしもっと時間があれば、私はたくさん本を読むでしょう。

What would you do if you were a leader?
もしあなたがリーダーなら何をしますか。

We need ideas for a better future.
私たちはよりよい未来のための考えが必要です。

Taking action is more important than waiting.
行動することは待つことより大切です。

  • 1回目:英文だけを見て読む。
  • 2回目:日本語を確認して、主語・動詞・修飾語に分ける。
  • 3回目:主語、場所、目的語を入れ替えて自分の文にする。

読解で出る語形・言い換え

長文では、単語がそのまま出るだけでなく、語形変化や言い換えで出ます。次の形まで見ておくと、本文中で止まりにくくなります。

  • If I were you, ...:助言の定番表現。
  • I wish I could ...:できないことへの願い。
  • would + 動詞原形:現実と違う仮定の結果。
  • take action:行動する。
  • for a better future:よりよい未来のために。

ミニ読解で確認

単語を覚えたら、短い本文の中で意味を取ります。知らない語が1つあっても、主語・動詞・説明部分を分ければ読み進められます。

読解用ミニ本文

If I were a city leader, I would make more places for young people to learn.

I wish everyone could use computers after school.

Some students have good ideas but do not have a place to try them.

Taking action for a better future starts with noticing small problems.

読解チェック
  1. 筆者が市のリーダーなら何を作りますか。
  2. 筆者はみんなが何を使えたらよいと思っていますか。
  3. よりよい未来のための行動は何から始まりますか。
答えを見る

(1) more places for young people to learn

(2) computers after school

(3) noticing small problems

この章でつまずきやすいところ

仮定法は「現実と違うこと」を想像して言う型です。中3の本文を読んでいる途中、Ifやwishが出てきた瞬間に動詞の形で迷いがちです。読みながら止まりやすい4つの場面を整理します。

If I were you の were を文法ミスと思い込んでしまう

  • つまずく場面:本文中で If I were you, I would ... を見つけた瞬間、「主語は I なのに were ? was の打ち間違い?」と止まってしまう場面です。読み進めてよいか判断できず、本文の流れを見失います。
  • 克服のコツ:見分け方として、If 節の中の動詞が過去形になっていたら仮定法を疑うと整理します。文の後ろに would + 動詞の原形がセットで出ていれば、その were は「現実と違う想定」のための形なので、I were のままで正しいと判断できます。
  • ミニ例:本文に If I were a city leader, I would make more places ... が出てきたら、「もし私が市のリーダーなら」という現実と違う想定を表していると読みます。

I wish のあとを現在形で読み取ろうとしてしまう

  • つまずく場面:本文に I wish I could speak English better. と出てきたとき、「wish は『願う』だから今のことかな」と思い、could を「今できる」と読んでしまう迷いです。意味の取り違えが起き、本文の論点が曇ります。
  • 克服のコツ:時制で整理します。wish の後ろは過去形・couldがくると、それは「今できないことへの願い」のサインです。現実は「できていない/そうではない」と読み、「〜できたらいいのに」と訳す型で固定すると、本文の話者の気持ちが正しく取れます。
  • ミニ例:本文の I wish everyone could use computers after school. は「みんなが放課後にパソコンを使えたらいいのに(今は使えていない)」という現実と違う願いを表します。

would の後ろを現在形・過去形で受けようとしてしまう

  • つまずく場面:本文の I would talk to my teacher や I would read many books を読みながら、「would の次は talked ? to talk ?」と動詞の形で手が止まる場面です。読解中に文の骨組みが見えなくなります。
  • 克服のコツ:位置関係で覚えます。助動詞 would の直後は必ず動詞の原形です。「If 節(過去形)→ コンマ → would + 原形」というブロックの並びを意識すると、本文中で would を見た瞬間に次に来るのが原形だと予測でき、読みが止まりません。
  • ミニ例:If I had more time, I would read many books. では、had(過去形)の後ろは would read(原形)と並びます。reads でも read(過去形)でもありません。

take action や for a better future を一語ずつ訳そうとしてしまう

  • つまずく場面:読解用本文に Taking action for a better future starts with noticing small problems. と出てきたとき、take・action・for・better・future を一語ずつ訳そうとして、文全体の意味がつながらなくなる場面です。
  • 克服のコツ:本文を読むときは、教科書で出るチャンク(語のまとまり)で切ります。take action =「行動する」、for a better future =「よりよい未来のために」と、意味のかたまりごと覚えておくと、文の主語・動詞の位置関係が見えやすくなります。
  • ミニ例:Taking action / for a better future / starts with / noticing small problems. と区切ると、「行動することは/よりよい未来のために/始まる/小さな問題に気づくことから」と意味が通ります。

練習問題

問題1:語句の確認
次の語句の意味を答えなさい。
  1. if
  2. wish
  3. opinion
  4. future
答えを見る

(1) もし〜なら

(2) 願う

(3) 意見

(4) 未来

問題2:英作文
このページの語句を使って、次の日本語を英語にしなさい。
  1. もし私があなたなら、先生に相談するでしょう。
  2. もっと上手に英語を話せたらよいのに。
  3. もしもっと時間があれば、私はたくさん本を読むでしょう。
  4. もしあなたがリーダーなら何をしますか。
答えを見る

(1) If I were you, I would talk to my teacher.

(2) I wish I could speak English better.

(3) If I had more time, I would read many books.

(4) What would you do if you were a leader?

問題3:入れ替え練習
チャンク例文から1つ選び、主語・場所・目的語のどれかを変えて、自分の英文を2文作りなさい。
答え方の例を見る

例:I have never tried this food. → I have never tried this sport.

例:This is a tool which helps us study. → This is an app which helps us practice English.

もっと知る ── 発展・実生活(出典つき)

※ 教科書の内容に、信頼できる出典をもとにした発展・実生活・時事の話題を補足しています(教科書そのものではありません)。

If I were ... は文法的に「過去の特別な形」発展

be動詞は主語がIなら本来wasですが、現実とちがう仮定を表すときはI were ... のように特別な過去の形を使います。これは「仮定法(past subjunctive)」と呼ばれ、I wish ... の後ろも同じように過去形にして「今そうではない」ことを示します。

出典:British Council LearnEnglish(Wishes and hypotheses)

英語は世界で約4人に1人が使う「共通語」実生活

英語を話す人は世界で約17億5千万人いて、地球上のおよそ4人に1人にあたります。その多くは英語を母語としない人で、英語は国どうしをつなぐ国際的な共通語(lingua franca)として使われています。

出典:British Council(The English Effect)

国連の公用語のひとつが英語実生活

国際連合(UN)の公用語は、アラビア語・中国語・英語・フランス語・ロシア語・スペイン語の6つで、英語はその1つです(United Nations「Official Languages」 https://www.un.org/en/our-work/official-languages )。毎年4月23日は、英語に多くの言葉を生み出した劇作家シェイクスピアにちなんだ「英語デー」とされています。

出典:United Nations(Official Languages / English Language Day)

未来の仕事で最も求められる力は「考えて解決する力」発展

世界経済フォーラムの報告では、企業の約7割が「分析的思考(analytical thinking)」を最も重要なskillに挙げ、創造的思考や柔軟さも伸びるとされています。2030年までに働く人のcore skillの約39%が変化すると予測され、暗記よりproblem solving(問題解決)が大切になります。

出典:World Economic Forum(Future of Jobs Report 2025 プレスリリース)

「より良い未来」を目標にしたSDGs発展

SDGs(持続可能な開発目標)は、2015年に国連で採択され、2030年までに達成をめざす17の目標です。貧困や環境などの世界の問題(problem)を解決(solution)し、「我々の世界を変革する」ことをかかげていて、for a better future という単元のテーマと深くつながっています。

出典:外務省(JAPAN SDGs Action Platform:SDGsとは?)